1 of 9

世界をつなぐ情報通信の現状と課題は?

世界の情報通信の現状はどのようになっているのでしょうか?

② 情報通信をめぐる課題にはどんなことがあるのでしょうか?

世界中の人たちがインターネットにアクセスできる社会の実現のための課題は何でしょうか?

グループワークのお題

2 of 9

国際電話やインターネットでやりとりが可能なのは?

それは・・海底ケーブルが世界中に張り巡らされているからです!

https://business.ntt-east.co.jp/content/nw_system/02.html

  • 海底ケーブルとは?
    • 糸電話の「糸」のようなもの
    • 19世紀後半から欧米諸国によって敷設されてきた
    • 銅線(同軸ケーブル)から光ファイバーケーブルへ・・高速・大容量

3 of 9

世界の海底ケーブル網

Submarine Cable Map(海底ケーブルマップ)で見てみましょう! 

https://www.submarinecablemap.com/

  • 海底ケーブルが集中しているのはどこでしょうか?
    • 北アメリカ-(太平洋)-東アジア
    • 北アメリカ-(大西洋)-ヨーロッパ
    • アジア-(インド洋)-(紅海)-(地中海)-ヨーロッパ
      • どんなことが言えるでしょうか?
      • また,そうなっている理由は何でしょうか?

4 of 9

世界の海底ケーブル網

(直前のスライドの続き)

  • 海底ケーブルはどんな会社が敷設し,所有しているのでしょうか?・・日米をつなぐ「FASTER」に注目して
    • Suppliers(サプライヤー)・・NEC
      • ANS,Subcom,NECの3社でほぼ世界中をカバー
    • Owners(所有者)・・China Mobile, China Telecom, Google, KDDI, Singtel, TIME dotCom
      • Googleなど巨大IT企業も出資・・なぜでしょうか?

5 of 9

インターネット普及率(2019年)

インターネットの利用状況に地域差はあるのでしょうか?‥国別のインターネット普及率(2019年)の状況を地図で見てみましょう!

  • インターネット普及率(2019年)の階級区分図
    • 階級区分図‥データをいくつかの階級に分割して色分けした地図
    • GIS:MANDARA JS WEB試作版」
    • データの出典:ITU(国際電気通信連合)

※ 授業前に次のサイトを開いて,あらかじめMANDARA JS WEB試作版にデータをセットして地図が表示できるように準備しておいてください。

https://seifu.sakura.ne.jp/chiri_mondai/#tsuushin_kyouzai

6 of 9

インターネット普及率(2019年)

(直前のスライドの続き)                                         

  • インターネット普及率の階級区分図を見て,どんなことに気づきますか?
    • 普及率は先進国で高く,発展途上国で低いのではないか?
  • 一人あたりGDP(国内総生産)の階級区分図を重ねると,どんなことに気づきますか?
    • インターネット普及率は一人あたりGDPに比例する‥ということは何を意味しているのでしょうか?
      • インターネットへアクセスできるかどうかは,国の経済力によって大きな格差が存在していることがわかった!

7 of 9

固定電話と携帯電話の回線数の推移(2005~19年)

携帯電話と携帯電話の回線数の推移を,先進国と発展途上国にわけて示した図1(と図2)中のア〜エの折れ線のうち,先進国の携帯電話の回線数の推移を示しているものを選びましょう‥大切なのは解答に至る過程です!

https://seifu.sakura.ne.jp/chiri_mondai/tuushin_katoichiro_20210805.pdf

※ 問1・問2のどちらを解いても答えは同じです。

※ 問1の方が難しいです。

8 of 9

世界の情報通信をめぐる課題を考えよう

世界中の人たちがインターネットにアクセスできる社会の実現のための課題は何でしょうか?‥これまでの学習全体をふまえて考えましょう!

  • 世界の海底ケーブル網の特徴は何でしたか?
  • インターネット普及率の差は何と関係がありましたか?
  • 発展途上国における携帯電話回線数の推移の特徴は何でしたか?

9 of 9

埼玉・加藤一郎

この教材はクリエイティブコモンズライセンス(CC BY 4.0)に基づいて使用許諾されています。

Credits

教材作成者

監修

ライセンス