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マイクロマウスでつかうKiCad入門

アールティ

中川範晃

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KiCad(キキャド)とは

  • フリーソフト(GPL ライセンス)のプリント基板CAD
  • 回路設計、PCBレイアウト、ガーバーファイル作成、ライブラリ編集
  • 有償版にありがちな制限がない(最大32層、オートルータ、等長配線、3D)
  • Windows, Mac, 各Linuxに対応
  • 日本語に対応

その他

  • 書籍もでてきた
  • ブログ等ネットの情報も増えてきた
  • バグが少なくなってきた

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KiCadの資料

参考書籍

書籍の少なさの理由は、本サイトのマニュアルが充実してるため

チュートリアル https://docs.kicad.org/8.0/en/getting_started_in_kicad/getting_started_in_kicad.html

フォーラム https://forum.kicad.info/

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おすすめ

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回路図エディタで便利なショートカットキー

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ズームイン:F1

マウスホイールで縮小

ズームアウト:F2

マウスホイールで拡大

座標のリセット:スペース

アイテムの移動:M

キャンセル:ESC

とりあえずESC

なにかあったらESC

こまったらESC

ふとした瞬間にESC

アイテムの回転:R

シンボルの反転:X

シンボルの反転:Y

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課題:Pi:Coシリーズに増設するIMUを設計・発注

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通称 宴会芸

IMU(慣性センサ)により角速度をセンシングして、モータにフィードバックする。

迷路上で機体の向きを正確に把握できる。

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TDK製ICM-20602

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マイコンとの接続方式はこちらを使用

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Pi:Coシリーズの拡張領域

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Pi:Co Classic3 ユニバーサル領域

Pi:Co V2 ユニバーサル領域

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基板&実装依頼

・JLCPCBを使ってみる

  • JLCPCBサイト
  • アカウント作成
  • 在庫確認
  • 基板パラメータ入力
  • 実装パラメータ入力
  • 発注

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過去資料

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目次

  • KiCadとは
  • 環境構築
  • 起動
  • マニュアル
  • 回路図作成
  • パーツ作成
  • フットプリント作成
  • フットプリント割付
  • デザインルール
  • パターン配線
  • ガーバーファイル作成
  • 部品表作成
  • 基板発注

おまけ

  • ホットプレートリフロー
  • gitによるバージョン管理
  • ショートカットキー

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KiCad(キキャド)とは

  • フリーソフト(GPL ライセンス)のプリント基板CAD
  • 回路設計、PCBレイアウト、ガーバーファイル作成、ライブラリ編集
  • 有償版にありがちな制限がない(最大32層、オートルータ、等長配線、3D)
  • Windows, Mac, 各Linuxに対応
  • 日本語に対応

その他

  • 書籍もでてきた
  • ブログ等ネットの情報も増えてきた
  • バグが少なくなってきた

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KiCadの資料

参考書籍

書籍の少なさの理由は、本サイトのマニュアルが充実してるため

チュートリアル http://www.kicad-pcb.org/help/tutorials/

フォーラム https://forum.kicad.info/

日本コミュニティサイト http://kicad.jp/

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法政大マウサーOB

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環境構築

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環境構築

KiCadのダウンロードサイトにアクセス

http://kicad-pcb.org/download/

自分の開発環境OSに合った

アイコンをクリック�

※ver.5.1.0は突然落ちるバグが...�なので次のページのリンク先へ

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環境構築(Windows)

ver. 5.1.2(2019年4月26日最新)

kicad-5.1.2_1-x86_64.exe�ダウンロード容量1.1GB�5.4GBのストレージ空きが必要

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ver. 5.1.4が出ております。�写真のバージョンは古いですが�適宜置き換えで。

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環境構築

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環境構築

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環境構築

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環境構築

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環境構築(Linux)

$ sudo add-apt-repository ppa:js-reynaud/kicad-5.1

$ sudo apt-get update

$ sudo apt install kicad

$ sudo apt install --install-recommends kicad kicad-demo kicad-local-ja kicad-doc-ja�上コマンドは(日本語対応)

(2019年9月15日最新)

��注意点としてフルインストールは12.1GBのストレージ空きが必要

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起動

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プロジェクト作成

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プロジェクト作成

半角英数字小文字のみで作成�全角はNG��作成場所は任意の場所で良いが�全角が含まれているのはNG

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プロジェクト作成

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全角が含まれてないことを確認

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マニュアル

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マニュアル(ことはじめ)

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マニュアル(KiCadことはじめ)

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http://docs.kicad-pcb.org/5.1.2/ja/getting_started_in_kicad/getting_started_in_kicad.pdf

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マニュアル(KiCadマニュアル)

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マニュアル(KiCadマニュアル)

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http://docs.kicad-pcb.org/5.1.2/ja/kicad/kicad.pdf

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マニュアル一覧

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http://docs.kicad-pcb.org/5.1.2/ja/

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練習課題1

STM32F446RCT6 64ピン ブレッドボード変換基板

USB接続(ブート)機能あり(USB microB) =Resonatorが必要

RESETボタン

BOOTボタン(Run、Write)

ST-Link(SWD接続)

基板サイズ:約66mm×30mm(ピンヘッダ1×25 2本)

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練習課題1 参考資料

STM32テスト基板:https://www.ktechinfowell.net/micromouse/stm32/stm32circuit.html

STbeeF4基板:https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=32405

Nucleo基板:https://www.stmcu.jp/design/hwdevelop/nucleo/51836/

ページ

データシート:https://www.st.com/resource/en/datasheet/stm32f446mc.pdf

ページ番号:15,16,24,26,39,44-56,70,71,72,77,102,103,104,122,124,126,143,144,148,172,173,174,193,194,195

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回路図エディタ

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回路図エディタ起動

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ページ設定の編集

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ページ設定の編集

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ページ設定の編集

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回路図面の拡大縮小移動

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アイコンの拡大縮小等を押すか、

USBマウスのホイールで拡大縮小�ホイール中央ボタンで水平垂直移動ができます。

�キーボード�「F1」:拡大�「F2」:縮小�「F4」:水平垂直移動�

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コンポーネントを追加

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コンポーネントを追加

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コンポーネントを追加

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置きたい場所で左クリック

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コンポーネントを回転

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キーボードの「r」を押すと回転する

(rotationの略?)

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コンポーネントを編集

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マウス右クリック

もしくは、�マウスカーソルを真上にもってきて、キーボードの「v」ボタンを押す

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コンポーネントを編集

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回路記号でわかるので、ΩやFは入れない。

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コンポーネントを削除

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もしくは、�マウスカーソルを真上にもってきて、キーボードの「Del」ボタンを押す

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コンポーネントを複製

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もしくは、�マウスカーソルを真上にもってきて、キーボードの「c」ボタンを押す

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コンポーネントを移動・回転・反転

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もしくは、�マウスカーソルを真上にもってきて、キーボードの「g」ボタンを押す

キーボード

「r」:回転

「x」:左右反転

「y」:上下反転

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コンポーネントを元に戻す

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Undoアイコン、もしくは�キーボードの「Ctrl+z」を押す

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グリッドサイズを変更

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回路図シート上では、全てのコンポーネントが大きなマス目のグリッドに沿っていいます。�グリッドのサイズは 右クック → グリッドの選択で変更することができます。�一般的に、回路図シートでは 50.0 ミルのグリッドをお勧めします。

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コンポーネントを追加

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stm32f446と入力

64pinで容量の�大きいものを選択

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コンポーネントを追加

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ledと入力

とりあえずこれを選択

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ネットからコンポーネントを追加(備考)

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使いたい部品が無かった場合、�探してみる。

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ネットからコンポーネントを追加(備考)

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使いたい部品が無かった場合、�探してみる。

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ネットからコンポーネントを追加(備考)

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使いたい部品が無かった場合、�探してみる。

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コンポーネントをライブラリに追加

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Symbol Editor → File → Add Library → ダウンロードした**.libを開く

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回路図シンボル(旧コンポーネンツ)作成

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ライブラリフォルダ作成

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プロジェクトフォルダに�新規フォルダを作成�名前は適当(半角英数)

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ライブラリフォルダ作成

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ソフトを再起動して�フォルダ追加を確認

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ライブラリファイル作成

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ライブラリファイル作成

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ライブラリファイル作成

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予め作っておいた�フォルダに移動して

名前入力保存

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ライブラリファイル作成

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新規ライブラリのファイルが�できてるのを確認

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新しいシンボルを作成

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検索条件

�水晶振動子12MHz

値段が安い

小さい

在庫がそこそこある�知ってるメーカ 

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新しいシンボルを作成

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新しいシンボルを作成

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水晶振動子のマニュアルから�シリーズ名+12MHzにした

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新しいシンボルを作成

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こんな感じで�作成される

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新しいシンボルを作成

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右クリック

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新しいシンボルを作成

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新しいシンボルを作成

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移動

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新しいシンボルを作成

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移動

先程と同じように移動

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新しいシンボルを作成

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データシートを参照する

回路記号

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新しいシンボルを作成

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適当なところで左クリック

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新しいシンボルを作成

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新しいシンボルを作成

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新しいシンボルを作成

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良さそうな場所に配置し直す

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新しいシンボルを作成

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新しいシンボルを作成

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保存する

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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適当な場所でクリックして、

配置します。

その後、いったん

Escキーを押します。

左クリック

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フットプリント作成

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パット上で右クリック

プロパティを選択

右クリック

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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データシートを参照する

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フットプリント作成

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表面実装(SMD)�四角形を選択

横(Xサイズ) 1.2mm

縦(Yサイズ) 1.0mm

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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データシートを参照する

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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4つのフットプリントができる

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フットプリント作成

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作成された4つの�フットプリントを選択して

右クリック�ミラーを押す

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フットプリント作成

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2回CCWさせる�(CWでもよい)

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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位置を移動して整える

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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フットプリント作成

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配線

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配線 PWR_FLAG

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PWR_FLAGはVCCやGNDシンボルが電源供給ラインに接続されていることを明示します。�電源シンボルまたは配線には,その種別を問わずPWR_FLAGを接続します。

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配線 アノテーション(annotation)

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配線 ERC(Electrical Rule Check)

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フットプリント割付

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フットプリント割付

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フットプリント作成

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練習課題1回路図例

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レイアウト設計

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適当な位置を原点に設定する

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レイアウト設計

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デザインルール

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デザインルール

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デザインルール

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6mil

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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「b」でベタ更新

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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レイアウト設計

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