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アリの採餌行動模型における�経路の存続・消滅転移

森本 早織香取 眞理

2024 年 9 月 11日 (水) 14:20 – 14:40

2024年度 日本数理生物学会年会

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中央大学大学院理工学研究科物理学専攻

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目次

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  • 導入
  • モデルの説明
  • シミュレーション結果
  • 道の消滅
  • 今後の課題・発展

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目次

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  • 導入
  • モデルの説明
  • シミュレーション結果
  • 道の消滅
  • 今後の課題・発展

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帰巣経路選択実験

4

Ogihara, Yamanaka, Akino, Izumi, Awazu, Nishimori : in `Mathematical Approaches to Biological Systems’, Springer (2015), pp.119-137

帰巣経路選択方法

  • 化学情報のみ使用

:クサアリなどの多くのアリ

  • 視覚情報のみ使用

:サバクアリ

  • 化学情報 + 視覚情報 を使用

:トビイロケアリ

フェロモン

元の道      近道

餌場

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帰巣経路選択実験

5

Ogihara, Yamanaka, Akino, Izumi, Awazu, Nishimori : in `Mathematical Approaches to Biological Systems’, Springer (2015), pp.119-137

帰巣経路選択方法

  • 化学情報のみ使用

:クサアリなどの多くのアリ

  • 視覚情報のみ使用

:サバクアリ

  • 化学情報 + 視覚情報 を使用

:トビイロケアリ

フェロモン

元の道      近道

餌場

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目次

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  • 導入
  • モデルの説明
  • シミュレーション結果
  • 道の消滅
  • 今後の課題・発展

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モデル概要

7

フェロモン

化学情報使用

(フェロモン追従)

探索中(行き)

帰巣中(帰り)

化学情報使用

(フェロモン追従)

視覚情報使用

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モデル概要

8

化学情報使用

(フェロモン追従)

探索中(行き)

帰巣中(帰り)

化学情報使用

(フェロモン追従)

視覚情報使用

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モデル概要

9

化学情報使用

(フェロモン追従)

探索中(行き)

帰巣中(帰り)

化学情報使用

(フェロモン追従)

視覚情報使用

 

 

 

 

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経路選択方法(化学情報使用)

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フェロモン上限:100

98

50

0

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経路選択方法(化学情報使用)

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98.02

50.05

0.03

0

50

98

フェロモン上限:100

揺らぎを加える

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経路選択方法(化学情報使用)

12

感知したフェロモンが多い方に動く

98.02

50.05

0.03

0

50

98

フェロモン上限:100

揺らぎを加える

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経路選択方法(視覚情報使用)

13

98

50

0

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経路選択方法(視覚情報使用)

14

98

50

0

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経路選択方法(視覚情報使用)

15

 

 

0

0

98

50

0

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経路選択方法

16

化学情報使用

視覚情報使用

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シミュレーション条件

17

<フェロモンについて>

 

 

 

 

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目次

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  • 導入
  • モデルの説明
  • シミュレーション結果
  • 道の消滅
  • 今後の課題・発展

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シミュレーション結果

19

化学情報使用

(フェロモン追従)

探索中(行き)

帰巣中(帰り)

化学情報使用

(フェロモン追従)

視覚情報使用

 

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シミュレーション結果

20

 

 

 

 

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シミュレーション結果

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元の道“濃く” 残っている

元の道“薄く” 残っている

元の道消えている

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目次

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  • 導入
  • モデルの説明
  • シミュレーション結果
  • 道の消滅
  • 今後の課題・発展

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道の消滅

フェロモンの量が 一定値(100/6)以下

になった場所が1つでもできた場合は

“フェロモンの道” が途切れたとみなす。

消滅

元の ”フェロモンの道” が途切れた状態が

一定時間(5ステップ)以上続いたとき、

元の道は消滅したとみなす。

23

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結果

 

24

 

 

 

 

 

 

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スケーリング極限

 

25

 

 

 

 

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26

 

 

 

 

 

 

 

 

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27

 

 

 

 

 

 

 

 

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28

 

 

 

 

 

 

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29

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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臨界指数の解釈

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吸収状態(absorbing state)への非平衡相転移

例)方向付パーコレーション、伝染病コンタクト・プロセス、森林火災モデル

H.Hinrichsen, Adv. phys. 49 (2000) 815

 

→ 相互作用のrangeが長い(フェロモンを介しているため)

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対応表

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消滅相

生存相

吸収状態への非平衡相転移

一度消滅状態に吸収されると系は 静止

ダイナミクスが 継続

方向付パーコレーション

有向パーコレーション・クラスター 有界

有向パーコレーション・クラスター 無限大

伝染病モデル

(コンタクト・プロセス、格子SIS)

伝染病 撲滅

伝染病 蔓延

アリの経路モデル

経路 消滅

経路 存続

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まとめ

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消滅相(extinction phase)

生存相(survival phase)

 

アリの経路の存続・消滅転移

  • 吸収状態への非平衡相転移の一種
  • この相転移の平均場臨界現象と同じユニバーサリティ・クラスに属する

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目次

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  • 導入
  • モデルの説明
  • シミュレーション結果
  • 道の消滅
  • 今後の課題・発展

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今後の課題・発展

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・ 吸収状態への非平衡相転移

 

 

・ アリモデルの経路消滅相転移

 

 

H.Hinrichsen, Adv. phys. 49 (2000) 815

  1. 平均場方程式の導出
  1. フェロモンに関する条件や道の消滅条件などを変えたとき

臨界指数にどう影響を及ぼすか

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今後の課題・発展

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道が生成されていない。

細い道が生成されている。

短くて太い道が生成されている。

 

 

  1. 新しい道の生成転移に対する高次元異方的パーコレーション理論の構築

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今後の課題・発展

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https://blog.btrax.com/jp/desire-path/

  ・ 適切なパラメータ値の推定

  ・ フェロモン道の消滅過程の直接測定

  1. アリを使った実験との比較・検討
  1. “けもの道” の生成・消滅への応用

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ご清聴ありがとうございました。

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[文献] S.Morimoto, M.Katori, H.Nishimori, in preparation.