都市にみられる居住問題を�どのように克服すべきだろうか
①発展途上国や先進国の都市の居住問題にはどのような課題があるだろうか?
②都市にある居住問題はどのような要因で発生するのだろうか?
途上国の貧困問題の構造を知り、改善する。
グループワークのお題
もくじ
1.都市人口数/都市人口率
2.都市部に人口が集中する要因
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
4.先進国の大都市にみられる居住問題
5.居住問題の解決事例
6.まとめ
7.(参考)途上国の貧困問題の改善(ワーク)
※当教材は都市の居住問題に限定しました
学習目標及び評価の観点
学習目標 ※一例です
居住問題の現状やその要因、解決の方向性などを、持続可能な社会づくりに着目し、他の地球的課題とも併せて多面的・多角的に考察して表現する。
評価の観点 ※一例です
【知識・技能】都市人口や景観などの資料を読み取り、居住問題の現状がどのようになっているか、居住問題の解決策としてどのようなことが行われてきたかを理解する。
【思考・判断・表現】世界の劣悪な居住環境の解決策を考察する。
【主体的態度】世界の居住問題の特徴を考え、その現状や解決策を、貧困問題などとも関連させて探究しようとする。
知
思
主
知識・技能
思考・判断・表現
主体的態度
もくじ
1.都市人口数/都市人口率
2.都市部に人口が集中する要因
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
4.先進国の大都市にみられる居住問題
5.居住問題の解決事例
6.まとめ
7.(参考)途上国の貧困問題の改善(ワーク)
※当教材は都市の居住問題に限定しました
1.都市人口数/都市人口率
40億人
30億人
20億人
10億人
https://ourworldindata.org/urbanization
Q.世界には、都市人口と農村人口、どちらが多い?
都市人口
農村人口
2007年ころを境に都市人口が農村人口を上回っている。
1960年では農村人口は都市人口の2倍だった。
世界の都市人口率
国別の都市人口率や各都市の規模はどうなっている?
→次のスライドへ
〇グラフからわかること
…約6割
1.都市人口数/都市人口率の変化
国別の都市人口率と各都市の規模(2018年)
© 2018 United Nations, DESA, Population Division. Licensed under Creative Commons license CC BY 3.0 IGO.(https://population.un.org/wup/Maps/) 一部修正
〇地図からわかること
都市人口率が高い国
主に先進国(欧米)
いわゆる「新大陸」
1.都市人口数/都市人口率の変化
© 2018 United Nations, DESA, Population Division. Licensed under Creative Commons license CC BY 3.0 IGO.(https://population.un.org/wup/Maps/)一部修正
各都市の人口増加率(1990~2018年)
〇読み取れること
途上国にある都市の多くで増加率が高い傾向にある。
農村部から都市部に人口が流入
特に居住地の近い都市へ流入。
1.都市人口数/都市人口率の変化
最大の都市に住む人口の割合(2021年)
https://ourworldindata.org/urbanization
〇地図からわかること
発展途上国では特定の都市に人口が集中
→プライメートシティの
肥大化がみられている。
※プライメートシティ(首位都市)
人口規模が第2位の都市より圧倒的に
多い都市。
経済・文化・政治などが集中する。
1.都市人口数/都市人口率の変化
プライメートシティ(2019年)
各国の人口数上位5位の都市とその人口数
コンゴ民主共和国
ペルー
タイ
(参考)日本
https://population.un.org/wup/内(https://population.un.org/wup/Download/) エクセルファイルWUP2018-F22-Cities_Over_300K_Annual
(千人)
(千人)
首
都
圏
近畿圏
中京圏
北九州
東海圏
もくじ
1.都市人口数/都市人口率
2.都市部に人口が集中する要因
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
4.先進国の大都市にみられる居住問題
5.居住問題の解決事例
6.まとめ
7.(参考)途上国の貧困問題の改善(ワーク)
※当教材は都市の居住問題に限定しました
2.都市部に人口が集中する要因
各地の都市を見てみよう!
シカゴ(アメリカ合衆国)
●
シカゴ
https://www.wingfield.gr.jp/demos/map-projections/
2.都市部に人口が集中する要因
各地の都市を見てみよう!
副都心(ラ・デファンス)
パリ中心部
●
パリ
https://www.wingfield.gr.jp/demos/map-projections/
2.都市部に人口が集中する要因
各地の都市を見てみよう!
●
モスクワ
モスクワ
クレムリンと赤の広場
https://www.wingfield.gr.jp/demos/map-projections/
2.都市部に人口が集中する要因
ヨハネスバーグ
(南アフリカ共和国)
各地の都市を見てみよう!
●
ヨハネスバーグ
2.都市部に人口が集中する要因
各地の都市を見てみよう!
東京湾から
●
都心
都心
(丸の内)
副都心(渋谷)
副都心(新宿)
副都心(池袋)
●
●
●
池袋
新宿
渋谷
2.都市部に人口が集中する要因
各地の都市を見てみよう! ~東京都心部・副都心部の機能~
https://plateauview.mlit.go.jp/
国土交通省(https://plateauview.mlit.go.jp/)に加筆
都心
副都心(渋谷)
副都心(新宿)
副都心(池袋)
マンション/アパート→
2.都市部に人口が集中する要因
Q.なぜ農村から都市への人口移動がみられるのか
〇発展途上国の場合
〇先進国の場合
※都市に流入した人々は希望の職や住、Dreamを手に入れられる?
都市には就業機会・良好な生活環境(インフラ等)・娯楽があると考えられる。
→都市が農村人口を引っ張る(Pull要因)
農村の人口爆発(余剰労働力増加)・農地不足・農地の肥沃度低下・現金収入の少なさ(=農村の貧困)
→農村が都市へ人口を押し出す(Push要因)
もくじ
1.都市人口数/都市人口率
2.都市部に人口が集中する要因
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
4.先進国の大都市にみられる居住問題
5.居住問題の解決事例
6.まとめ
7.(参考)途上国の貧困問題の改善(ワーク)
※当教材は都市の居住問題に限定しました
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
都市人口のうちスラムに住む人々の国別割合(2018年)
https://ourworldindata.org/urbanization
〇地図からわかること
サハラ以南アフリカ・アジア(東アジア以外)を中心に発展途上国でスラム居住者が多い。
※世界全体では3人に1人
多くはインフォーマルセクター(靴磨き・露天商・運転手など)に従事。
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
発展途上国でのスラム形成と都市問題
大都市に人口が集中
住宅不足・社会資本(インフラ)未整備
スクウォッター・ホームレスなどの増加
※スクウォッター:不法侵入者・不法占拠者。
→
→スラムの形成
※スラム:居住環境の悪い、貧困層が往々にして集住する地区。
→住宅や社会資本の未整備の助長
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
各地のスラムの様子
キベラ(ケニア)
出典:Wikimedia
撮影者:Trocaire
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kibera_Slum_Railway_Tracks_Nairobi_Kenya_July_2012.jpg
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
NDLA
https://ndla.no/subject:1:4ad7fe49-b14a-4caf-8e19-ad402d1e2ce6/topic:1:30b499d3-65af-4341-872c-2b13893ff7ab/topic:1:78c36bd9-d3c9-4d9a-82a4-4c23d87ca22d/resource:1fbf139a-a415-4d3d-a7a6-a0e572bb62b2
各地のスラムの様子
ムンバイ(インド)
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
リオデジャネイロ最大のファヴェーラ、ホシーニャ(Rocinha)
Eric Schockmel (Eschock) - Own Work (http://ericschockmel.net)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A9
各地のスラムの様子
ファベーラ(ブラジル)
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
ストリートチルドレン(場所不明)
出典:Wikidate 撮影者:Md.TanvirulIslam
https://www.wikidata.org/wiki/Q501846#/media/File:Street_Child,_Srimangal_Railway_Station.jpg
ジャカルタのゴミ捨て場
出典:Wikipedia 撮影者:Jonathan McIntosh
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Jakarta_slumlife42.JPG
スラムでみられる光景
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
教材作成者(高橋)撮影
東南アジアの某スラム内部
※現地のNGOの引率により訪問
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
教材作成者(高橋)撮影
東南アジアの某スラム内部
※現地のNGOの引率により訪問
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
・メキシコシティの地形的特徴
標高が高い
盆地のなかにある
出典:Wikimedia 撮影者:Dr.pachichi
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Valley_of_Mexico?uselang=ja
メキシコシティの大気汚染
・メキシコシティは急激に工業化・人口増加
人工排熱(自動車、建物や工場などの排熱)の増加
→燃料の不完全燃焼
→大気汚染物質の滞留
※スラムの形成や拡大以外の居住問題の例
〈余談〉あなたならどうする?
途上国の都市を旅行中、バスから降りたときに、ふと子どもが寄ってきて、お金をせがまれた。
①渡す
②渡さない
→お金を
子どもが少しでも喜ぶなら、助かるなら…と思う一方、親が子どもを使って物乞いさせて麻薬の購入などに使うことや、犯罪組織が子どもを誘拐して物乞いさせて収益を得る「物乞いビジネス」をしている可能性もある。「レンタルチャイルド」もいる。
〈余談〉あなたならどうする?
途上国の都市で観光名所を見学していた。突然、青年が自分の前に来て、そこの案内を始めた。
①続けてもらう
②きっぱりと断る/無視
→案内を
自ら案内を申し出てくる姿勢に親切な印象を抱くかもしれないが、案内終了後に法外な額の謝礼を求められることがある。
同様の事例に、靴磨きを突然強引にしてくる、手品を見せてくる、という手法もある。
もくじ
1.都市人口数/都市人口率
2.都市部に人口が集中する要因
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
4.先進国の大都市にみられる居住問題
5.居住問題の解決事例
6.まとめ
7.(参考)途上国の貧困問題の改善(ワーク)
※当教材は都市の居住問題に限定しました
4.先進国の大都市にみられる居住問題
ニュージャージー州(アメリカ合衆国)
出典:Wikipedia
撮影者:Phillies1fan777 at English Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%BF%83%E3%81%AE%E8%8D%92%E5%BB%83
都市の荒廃(インナーシティ問題)
ニューヨーク(1980年アメリカ合衆国)
出典:Wikipedia
撮影者:John Fekner
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3
4.先進国の大都市にみられる居住問題
先進国のインナーシティ問題の発生要因
建物・施設の老朽化、住民の高齢化、経済基盤の低下など
市街地化した時期が早い
→
人口の郊外への流出
地価・家賃の低下
→貧困層・移民などの流入/残存
→治安や衛生環境の悪化、商店街の衰退など
4.先進国の大都市にみられる居住問題
1
2
3
4
5
漸移地帯
1.中心業務地区 4.優良住宅地帯
2.工場地帯 5.通勤者住宅地帯
3.労働者住宅地帯
Q.インナーシティ問題は都市のどこにみられるか
〇バージェスの同心円地帯モデルより
ゾーン2の外側の「漸移地帯」(右図参照)
※途上国でスラムができる具体的な場所
都市周辺の、山地斜面・河川や海の沿岸・低湿地・交通の要衝や結節点(ターミナル駅や港湾などの近く)・線路や道路の脇・低湿地など
古い住宅地区の退廃でスラム街化
ゾーン1を取り巻く外側
定住者が居住しない/できない場所
職や現金自体を得られやすい場所やその近く
※この理論はアメリカの都市をもとにしている。
途上国には必ずしもあてはまらない。
4.先進国の大都市にみられる居住問題
東京
出典:Wikipedia
撮影者:Wilhelm Joys Andersen
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B0%97%E6%B1%9A%E6%9F%93
大気汚染
水害
津市
出典:Wikipedia
撮影者:Rudolf Ammann
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%9E%8B%E6%B0%B4%E5%AE%B3
4.先進国の大都市にみられる居住問題
メルボルン
出典:Wikipedia
撮影者:Lincolnwong
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%8F%BE%E8%B1%A1
(参考)スプロール現象(居住問題というより都市問題と関連)
第二次世界大戦後、オースト
ラリアでは好景気に。
メルボルンは人口急増。
→広大な住宅地が郊外へ展開。
住宅や工場・施設が無秩序に郊外へ広がっていく現象。
野邊政雄.2013.メルボルン小史(その1).岡山大学大学院教育学研究科研究集録 152:75-84.
※この現象はこのあとに出てくる「大ロンドン計画」と関連。
もくじ
1.都市人口数/都市人口率
2.都市部に人口が集中する要因
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
4.先進国の大都市にみられる居住問題
5.居住問題の解決事例
6.まとめ
7.(参考)途上国の貧困問題の改善(ワーク)
※当教材は都市の居住問題に限定しました
5.居住問題の解決事例
大ロンドン計画
https://www.flickr.com/photos/jrjamesarchive/9567034905
ロンドンの人口過密などの解消のために行われた都市計画。
→グリーンベルトの外側にニュータウン建設
→ロンドン中心部の人口を移住させる
※ロンドン中心部は人口減少・都市機能の衰退
→再開発へ e.g.ドックランズ
都心から20~30km圏にグリーンベルトを設ける(既成市街地を囲ってスプロールを防止)。
グリーンベルト
5.居住問題の解決事例
首都圏外郭放水路
首都圏で水害を軽減することを目的とした治水施設(調整池)。
中小河川が洪水となった時、洪水を江戸川へと流す。
出典:関東地方整備局ホームページ(https://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00402.html)
5.居住問題の解決事例
コンパクトシティ
都市の諸機能を集積させた「コンパクトなまち」。
人口減少・高齢化に対応した、快適な居住空間をつくり、効率よい都市運営につなげる。
e.g.富山市の事例
富山市は市街地人口が低密度
市街地が拡散
=車をもっていない住民は不便
都市管理の行政コストが高い
中心市街地の空洞化
実現させるための方策
・公共交通の活性化
・公共交通沿線地区への
居住推進
・中心市街地の活性化
もくじ
1.都市人口数/都市人口率
2.都市部に人口が集中する要因
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
4.先進国の大都市にみられる居住問題
5.居住問題の解決事例
6.まとめ
7.(参考)途上国の貧困問題の改善(ワーク)
※当教材は都市の居住問題に限定しました
6.居住問題まとめ
・都市人口の誘因
途上国…農村の人口爆発や貧困など
先進国…都市にある就業機会・良好な生活環境(インフラ等)・
娯楽など
・居住問題の発現
途上国…プライメートシティの肥大化、スラムの形成、インフラ
の未整備、大気汚染など
先進国…インナーシティ問題、都市公害・災害など
・居住問題の解決事例として大ロンドン計画(都市の過密対策)、
首都圏外郭放水路設置(都市洪水対策)、コンパクトシティの
創成(居住環境の改善/都市運営の効率化)などがある。
もくじ
1.都市人口数/都市人口率
2.都市部に人口が集中する要因
3.発展途上国の大都市にみられる居住問題
4.先進国の大都市にみられる居住問題
5.居住問題の解決事例
6.まとめ
7.(参考)途上国の貧困問題の改善(ワーク)
※当教材は都市の居住問題に限定しました
7.途上国の貧困問題の改善(参考;ワーク実践)
「貧困を克服する」(途上国のスラムの居住環境改善を念頭に)
※当授業実践は元々スラムの居住問題でなく、主に教育が受けられないなどによる「貧困の悪循環」
に着目した教材(JICA「国際理解教育実践資料集」)によるもの。
それを本報告の参考としてお伝えする(居住問題と貧困問題・教育問題は関連しているので)。
〇ワークテーマ
※スラムの居住問題は農村地域の貧困とも不可分なので、 (少々強引だが)農村の貧困問題の解決
を目指すことをテーマに実施したという体裁で報告する。
次に示すカードを利用し、「原因→結果」の関係になるように考え、カードをつなげて並べてみよう。
収入が少ない
働く技術や能力がない
仕事ができない
食料が買えない
自分の子どもが学校に行けない
収入の安定した仕事に就つけない
病気になりやすい
学校に行く時間がない
読み書きできない
学校に行けない
十分な栄養が摂れない
親の手伝いしなければいけない
7.途上国の貧困問題の改善(参考;ワーク実践)
「貧困を克服する」
〇過去に実施したときの高校生の解答(現勤務校生徒とは限らない)
収入が少ない
働く技術や能力がない
仕事ができない
食料が買えない
自分の子どもが学校に行けない
収入の安定した仕事に就つけない
病気になりやすい
学校に行く時間がない
読み書きできない
学校に行けない
十分な栄養が摂れない
親の手伝いしなければいけない
※都市スラムでは、スラム住民に住民票がそもそもなく、学校にいけないケースが多い。
7.途上国の貧困問題の改善(参考;ワーク実践)
「貧困を克服する」
働く技術や
能力がない
仕事ができない
食料が買えない
病気になりやすい
学校に行く時間がない
読み書きできない
学校に行けない
十分な栄養が摂れない
親の手伝いしなければいけない
収入が少ない
収入の安定した仕事に就つけない
〇過去に実施したときの高校生の解答(現勤務校生徒とは限らない)
7.途上国の貧困問題の改善(参考;ワーク実践)
「貧困を克服する」
収入が少ない
働く技術や能力がない
仕事ができない
食料が買えない
自分の子どもが学校に行けない
収入の安定した仕事に就つけない
病気なりやすい
学校に行く時間がない
読み書きできない
学校に行けない
十分な栄養が
摂れない
親の手伝いしなければいけない
〇過去に実施したときの高校生の解答(現勤務校生徒とは限らない)
7.途上国の貧困問題の改善(参考;ワーク実践)
「貧困を克服する」
〇ワークのつづき(問いかけとグループワーク)
Q.自身がこの状況にあったとき、自身の力でこの状
況から抜け出すために、どうすれば(何をすれば)
良いと思いますか。
Q.社会(国や地域、各種団体)は、この状況の改善
にどのような支援が必要でしょうか。
以下の問いを個人で考えさせたのちにグループで協議。
※今回は時間の都合上、詳細は割愛する。
7.途上国の貧困問題の改善(参考;ワーク実践)
「貧困を克服する」
〇生徒から出てきた感想(現勤務校の生徒とは限らない)
・みんな貧困から抜け出せないという結論が多かった。だが、こんな結果はよ
くない。実際このような状況にいる人がいるということはわかっているが、
どうしても他人行儀になってしまう。
・「貧困は繰り返される」ので今貧困の状態にいる人たちに原因があるという
わけではなく、社会全体で改善するべき課題だと感じました。
・そもそも読み書きができたとして自給自足の農村部等にそれを活かせる働き
口がそんなに沢山あるのか。 ←農村の貧困を特に想定している生徒の意見
・もし置かれている状況があまりにも酷いものだという自覚がないのなら不幸
中の幸いということで、そういった運命のもとで人生を全うするしかない。
7.途上国の貧困問題の改善(参考;ワーク実践)
「貧困を克服する」ワーク補足
地理総合では、地球的課題の相互の関係性、各地で共通する傾向性、さらに地域性を踏まえて捉え、課題の把握と解決を考えることが大切。
→ここで示したワークを、実際の国/地域に当てはめて
現地の状況を調べさせながら中身を深めてもよい。
高橋 裕(豊島岡女子学園)
この教材はクリエイティブコモンズライセンス(CC BY 4.0)に基づいて使用許諾されています。
※当教材は教材作成者の勤務先とは無関係です。
Credits
教材作成者
監修
ライセンス