『桐島、部活やめるってよ』不在の桐島論
〜スクールカーストにおける信仰対象という位置付け〜
桐島
スクールカースト最上位
彼女持ち
バレー部キャプテン
➡︎学校のカリスマ的存在
⇄❓物語内に一度も姿を現さない、
そんな桐島がある日、部活を辞めた。
スクールカースト上位→桐島
求められるキャラクターへの重圧、
熱中できるものがないという不安
➡︎自身の不安定なカーストの立場への安心感
「不在の桐島」
スクールカースト下位→桐島
上位カーストからの支配的態度によるストレス
自身の喪失
➡︎憧れ、嫉妬
Ⅲ部活を辞める前の桐島の存在
(1)スクールカーストという観点から
不安
上位カースト→自身の立場への不安のあまり、他者に合わせ下位カーストを卑下&カーストにとらわれて自身の熱中するものを見つけられない
下位カースト→周りの空気に抑圧され自信を喪失
桐島を必要以上にカリスマ化
(2)信仰という観点から
信仰対象
完全性
矛盾性
スクールカースト最上位
バレー部キャプテン
彼女もち
など、完璧(1)参照)
桐島
物語内に一度も登場しない
登場人物で桐島と関わった事のある人物は1人だけ
→読者は伝聞形式でしか桐島の情報を得られない
➡︎読者には桐島が本当に存在しているかわからない
Ⅲまとめ
部活を辞める前、他の登場人物にとって、桐島は
信仰対象
であった!
Ⅳ桐島が部活を辞めたことによる登場人物の変化
(1)スクールカーストという観点から
カーストごとに固定された「らしさ」→それに伴った行動をしなければならないと考えてしまう→自立を妨げる
登場人物は固定された「らしさ」に窮屈、疑問
桐島が部活をやめる
→最上位としての自らのステータスを捨てた=
脱却行動
感化された他の登場人物もカーストに固定された「らしさ」から逸脱する行動を始める
⇩
自身の手でスクールカーストに囚われた自分から抜け出す
→
成長
(2)信仰という観点から
(1)で述べた状況は を生み出す。➡︎ につながる。
自己否定 信仰心への依存
自己否定
乗り越える
自己認識
信仰からの脱出
自立へ
自己認識には が必要
自己を認定する場
(1)で起こした行動により、それぞれの人物が を得る。
例)・クラス内でのカーストに悩む下位の亜矢→部活内で居場所をみつける
・熱中するものがなく自身の立場に不安を持つ上位カーストの宏樹→野球という
場所に戻ろうとする
自己を認識する場
桐島への信仰から抜け出し、
自分の力で生きれるようになった
Ⅳまとめ
登場人物は、
「らしさ」の変革
をしたことにより、
自己認識
できたため、
桐島への信仰から脱出
できたといえる。
まとめ
登場人物は、桐島が部活を辞めたことで、 に囚われていた自分に気づいた。
スクールカースト
固定された「らしさ」 自己を認識する場
の変革や、 の制定を
する行動を起こした。
その結果、個別性を手に入れたことで
自己認識
できたため、
桐島の信仰から抜け出せた。