シンポジウム「歴史が導く災害科学の新展開Ⅲ―日本の災害文化―」
<主旨>
東日本大震災が「未曾有」や「想定外」と言われる一方、地震・津波に関する古文書や石碑、伝承が大きくクローズアップされた。これらは過去に発生したいくつもの災害を体験した先人達が、後世に残した教訓であり、災害大国日本における独特の政治文化と言ってよい。
 一方で、科学・経済が発達した今日、災害が非日常化するにつれ、研究者を含めた多くの人々の防災意識が希薄化していた現実がある。東日本大震災の経験は、改めて今日に残る災害文化への着目の重要性を知らしめた。こと、研究者においては、災害に対して単一の分野における追求には自ずと限界があり、分野間の連携・融合による災害研究の重要性を認識することとなった。これは、今日の災害科学国際研究所設立の理念でもある。
 本シンポジウムでは、今日の津波工学の第一人者であり、他分野連携による災害文化の研究にいち早く取り組んできた首藤伸夫氏に基調講演をいただく。また、文系・理系の研究者が歴史資料・伝承を基盤として取り組んでいる研究や、東日本大震災の被災地に残され、かつ現在変容しつつある今日の災害文化についての報告をおこなう。さらに登壇者によるパネルディスカッションをおこない、文理融合型の災害文化研究のこれらからについての展望について議論したい。


日時:令和元年7月21日(日)
場所:東北大学災害科学国際研究所 多目的ホール
主催:東北大学災害科学国際研究所、歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業東北大学拠点、指定国立大学災害科学世界トップレベル研究拠点災害人文学研究領域
共催:人間文化研究機構、神戸大学人文学研究科


<プログラム>
13:00-13:10 開会挨拶 平川新氏(宮城学院大学学長)
13:10-14:10 基調講演 首藤伸夫氏(東北大学名誉教授)
      「災害文化は有用か」

14:20-15:55 研究報告
蝦名裕一(東北大学災害科学国際研究所)
「東北地方太平洋沿岸の災害文化―記録と忘却をめぐって―」
今井健太郎(海洋開発研究機構)
「現代の稲むらの火―観測と計算の連携による津波予測技術」
佐藤翔輔(東北大学災害科学国際研究所)
「災害文化はあの日までどれくらい伝わっていたのか―陸前高田市と気仙沼市の場合」
西村慎太郎(国文学研究資料館)
「原子力災害被災地域の歴史継承の実践」
佐藤賢一(電気通信大学)
「宮城県南三陸町の津波被災資料救出の経緯と地域史への還元」

15:45-16:05 コメント
北原糸子氏(立命館大学歴史都市防災研究所客員研究員)
川島秀一氏(元東北大学災害科学国際研究所教授)

16:05-16:50 パネルディスカッション
コーディネーター:今村文彦氏(東北大学災害科学国際研究所所長)

16:50-17:00 閉会挨拶 佐藤信氏(人間文化研究機構理事)

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