尹雄大のトークセッション vol.8 汽水空港オーナー、モリテツヤさんが語る「ペンギン村の経済」
 鳥取県湯梨浜町の大きな池のほとりに「汽水空港」という書店がある。2011年の震災をきっかけに関東から越してきたモリテツヤさんが家屋を自力で作り開店した。界隈は人通りもまばらで駅前の土産物店やいなたい喫茶店は活況にほど遠いと見える。

 だが近年、町には全国的に知られたゲストハウスが生まれ、居心地のいいカフェと古着店もできて、おまけに近いうちに美容室も開業するという。
 かと言って移住者がセンスの良さを持ち込んでいい感じの暮らしが展開されている、というほどわかりやすいのでもないのは、何度かこの町を訪れている私の実感としてある。

 モリさんは湯梨浜町を「ペンギン村」に見立てている。ペンギン村とは鳥山明原作の『Dr.スランプ アラレちゃん』に登場する架空の「ど田舎」のコミュニティだ。村には天才発明家がいれば偏屈な人間もいて、おまけに怪獣も宇宙人もいる。ドタバタのコメディらしく村では日々問題が起きる。何をしているかわからない人も風采の上がらないように見える人もたくさんいるけれど、ともかくみんな生きている。
 すべてがうまくいっているわけではないけれど、ともかく生きているし、生きていける。

 眼差しを未来に向けて飛び立とうにもあまりに向かい風は強くて、自分ひとりが吹き飛ばされないようにするだけで精一杯。かつては指針となった希望という行き先を目にしても、もう意味がよく読み取れない。自分の現在地も目指すべきところもわからない。そうであれば焦る気持ちをなだめて、翼を休めるべく駐機する必要があるだろう。

 今回のイベントではモリさんがチェックインしている「汽水空港」から見たペンギン村の様子と暮らしぶりについて尋ねたい。わかりやすい希望や絶望に行き着かない。汽水域を漂う望みを垣間見る時間にしたい。

【モリテツヤ プロフィール】
汽水空港店主。畑と建築と犬が好き。「世界に幅と揺らぎ在れ」をモットーに活動中。

日時:2019年11月30日(土)19:00-21:00 (受付 18:40)

会場:阿佐ヶ谷地域区民センター 第二和室 (〒166-0004 杉並区阿佐谷南1丁目47番17号)
   ・R中央線「阿佐ケ谷駅」(南口)徒歩2分
   ・東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ケ谷駅」徒歩7分

定員:35名

料金:2000円 (当日受付にて徴収します。)

その他:和室での開催で靴を脱ぐスタイルのイベントとなります。

運営:蔵谷貴輪 (kurakiwa@gmail.com

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