(例)
演者らのグループでは、微生物由来の酵素を細胞外で組み合わせ、代謝反応を模したカスケードを細胞外で構築・起動し、これらを有用物質生産に応用するための研究に取り組んでいる。この際、好熱菌由来の耐熱性酵素を用いることで、熱精製による簡便な酵素調製と安定性に富んだカスケードの構築を実現している。本発表では、演者らがこれまでにデザイン・構築してきたカスケードの一部を紹介するとともに、それらの応用可能性を高めるために開発を進める種々の要素技術（補酵素再生モジュール、酵素量比最適化法など）について解説する。
[1] Krutsakorn B et al, Metab Eng, 20: 84-91, 2013
[2] Honda K et al, Metab Eng, 35: 114-120 (2016)
[3] Suryatin Alim G et al, ChemBioChem, in press