達人塾オンライン版・施工演習コース達成度確認テスト【何度でも挑戦可です！】

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「木造住宅の耐震リフォーム達人塾／オンライン版2022・施工演習コース」を受講された方の達成度を評価するテストです。問題数は25問、回答方法はすべて４択で、100点満点です。回答を送信後、採点結果の画面が開きます。
　なお、採点結果は受講者番号とともに、主催者にお知らせする場合があります。受検は何回でも可能ですので、復習を兼ねてより高い得点を目指して繰返し挑戦してみて下さい（一部、「達人塾／オンライン版2022」の講習内容に含まれていない問題もあります）。
　問題の最後に、NPO法人達人塾ねっとが認定する「達人リスト」への掲載に関わる質問があります。そちらもご一読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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受講者番号（封筒の宛名ラベル右下の記号です）を入力してください。対面式達人塾を受講された方は，対面受講者用オンライン版をお申込時にメールで送られてきた受講者番号を入れて下さい。． *

受講者番号がないと主催者による受講認定がされない場合があります。わからない場合は、office@tatsujinjuku.net まで、申込先主催者名と受講者氏名をお知らせ下さい。

施工演習コースの受講者向けテストです。以下の問１〜問２５にお答え下さい。回答の所要時間は約２５分です。

問１　耐震改修に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

「地震で自宅が倒壊したら死んでも良い」といって耐震改修に全く関心を示さない頑固な人は放っておけば良い。

家主は耐震改修のことはよく知らないので、建築士は自分の知識と経験に自信を持って自分のこだわりを押し通すことが大切である。

阪神淡路大震災では６千余名の命が失われたが、その原因のほとんどは耐震改修されていない古い木造住宅の倒壊である。

行政の耐震改修補助金をもらうには申請書類の作成や役所対応にとても手間がかかるので、家主には補助金なしで工事を実施することを薦めている。

問２　古い木造住宅に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

仕口金物をほとんど使わずに施工されている古い在来軸組木造住宅は、当時の大工が工夫を凝らした技術が使われているので高い耐震性能がある。

古い木造住宅が地震に弱い主要な原因は、長い年月を経て木材が劣化したり腐朽したりしているからである。

建築基準法の変遷と木造住宅の耐震性能にはほとんど関連性はない。

古い木造住宅には太い柱や梁が使われているものも見られるが、柱や梁の太さよりも壁の量の方が耐震性能との関係性は高い。

問３　耐震診断に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

配置バランスを検討するための方法「４分割法」は簡便なだけでなく、偏心率計算よりも高い精度で配置バランスを検討できる優れた方法である。

達人塾で推奨している耐震診断ソフト「達人診断」は建築防災協会の認定を受けていないので、あまり使わないほうが良い。

偏心率やＮ値計算は手間がかかるので、日本建築防災協会の評価を受けた耐震診断プログラムを利用すると良い。

日本建築防災協会の一般診断法プログラム（Wee）は評点が安全側に出るので、精密診断よりも常に安全性の高い改修ができる。

問４　愛知減災協議会発行の「木造住宅低コスト耐震補強の手引き」（手引き）に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

毎年それほど大きな改定や安価な耐震改修工法の追加はされないので、３年前に入手した「手引き」を今も大事に使っている。

現場には必ず「手引き」（図表携帯版）を持参し、建物の状況に応じていつでも設計変更に対応できるようにしている。

「手引き」があれば耐震診断および耐震改修の方法が全て網羅されているので、日本建築防災協会の刊行している教科書等は必要ない。

「手引き」で評価されている「Ａ工法」の中には実験をしていないものもあるため、設計で用いる場合には注意する必要がある。

問５　耐震改修設計に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

既存の土壁はあまり耐力が高くないので、できるだけ撤去して筋かい等を入れて補強するのがよい。

押入れは壁を補強後に仕上げが不要な場合が多いので、優先的に補強対象箇所とすべきである。

補強箇所を減らして安価な工事にするためには、10kN/mを超えるような強い耐力壁を基礎の補強とともに積極的に用いることが重要である。

耐震補強工事では、新築で手慣れている筋かいや構造用合板全面張りを使うのが施工の心配もないのでよい。

問６　耐震改修専用工法に関わる以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

構造用合板に配線や配管等で穴が開いても、裏桟補強をするなど穴あきルールに従った施工をすれば穴があいたまま構造用合板を施工しても問題ない。

釘ピッチ100mmと150mmが同じ現場で混在するのは管理が面倒なので、どの工法でもサービスで釘ピッチは100㎜に統一して管理している。

天井・床を壊さない耐震改修専用工法を用いた場合、柱頭柱脚の接合部金物は工夫次第で天井・床を壊さずに施工できることが多い。

土壁を部分的に欠き落とさないと必要なサイズの金物が納まらなかったので、土壁の隅を切り欠いて金物を所定の位置に取り付けた。

問７　Ａ工法に関わる以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

Ａ工法は木造住宅の耐震改修専用の工法であるが、アルミアングル以外には特殊な材料や工具を用いることはない。

Ａ工法の名称に使われている３桁の数字は、合板の厚さ、合板の張り方、裏桟の有無に対応している。

設計通りでは施工が難しかったので、施工性を考慮して低減係数αが同じである他のＡ工法に現場の判断で変更した。

日本全国でＡ工法を行政の補助対象工法として認定しているのは、まだ愛知県と高知県だけである。

問８　設計と現場の連携に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

現場の職人は手を抜くことばかり考えているので、現場からの変更提案が来ても設計者はその提案を聞くべきではない。

補強設計の段階では建物全体の効率的な補強計画に専念し、柱補強金物の施工性はあまり意識せずに施工者に一任する方が良い。

耐震改修工事を安価にするために現場施工の工夫は必要であるが、改修費用に大きく影響するのは設計の良し悪しである。

改修設計前に施工者の意見が入ると適切な設計計画が乱される恐れがあるので、設計の方針が固まってから施工者との打ち合わせを始める方が良い。

問９　既設の筋かいに関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

既設筋かいの端部はN75釘３本の斜め打ちが両端に施工されていれば、十分に地震時に生じる引張力を伝達することができる。

既設の筋かいが柱接合部金物の取り付けに干渉したが、筋かいは重要な構造要素なのでコストアップ覚悟で手間をかけ、なんとか金物を納めた。

家主は建築構造のことはよく知らないので、既設筋かいを取り外すことについて家主には特に説明をしなくてもよい。

施工工事中に補強箇所を解体したところ、筋かいが邪魔になって設計図書通りの補強が出来なかったため、施工者側から設計者に他の補強方法を提案した。

問10　金物工事に関わる以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

新築で使う金物と耐震改修用の金物は全く別物なので、どんな小さな金物でも耐震改修工事に新築用の金物を用いてはならない。

通し柱の１階柱頭部に柱金物は不要である。

面材で補強した壁の柱脚であるが、Ｎ値計算の結果が「い」の仕口だったので、金物は取り付けなかった。

設計で指定されたものよりも大きなサイズの金物しかなかったので、正しく施工できることを確認した上で大きな金物を使用した。

問11　面材耐力壁に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

耐震改修で使う構造用合板は、日本農林規格（JAS）の「構造用合板」としての規格が満たされていれば、仕上げが施された合板を用いても問題ない。

「手引き」では、合板に打つ釘の端空きは15mmで管理するように指示されているが、実際は10mm程度になっても耐震性能にそれほど大きな影響はない。

構造用合板を用いた耐力壁では、合板の中央部に打たれた釘も隅角部に打たれた釘も地震時に負担する力は同じである。

面材釘を鉄砲で現場打ちするときは、釘の頭が残らないように空気圧を高めにし、釘がやや合板にめり込むくらいで施工するのが良い。

問12　耐震補強の考え方に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

施工を担当した建物がブロック基礎だったので補強効果が心配であったが、建築士から基礎が弱いことも考慮した上で設計しているので大丈夫との説明を受けた。

たとえ目立った劣化が見られなくても古い木材はそれなりに劣化しているので、新しい耐震補強専用の金物やビスを取り付けてもあまり十分な強度は得られない。

１部屋だけを強くする部分補強は、それ以外の部分が壊れるのでいくら強くしても意味がない。

耐震改修技術のほとんどは新築で使われているものと同じなので、改修設計のときも新築の考え方をしっかりと踏襲すればよい。

問13　改修設計の方針に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

強い壁を用いて補強箇所数を減らすよりも、弱い壁をできるだけ多く分散配置するほうが安価になることが多い。

柱頭柱脚金物を施工するのは手間なので、金物は使わずに倍率の高い壁補強工法を選択するのがよい。

出隅の壁はなるべく２階まで連層の耐力壁にするのが耐震改修では合理的な改修設計である。

改修設計案はまず屋根の葺き替えや２階の減築など、できるだけ大規模な改修案から提案すべきである。

問14　設計変更に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

施工中に設計変更の必要が生じた場合、工事を中断してでも設計士に現場を確認してもらい、適切な判断を仰ぐことが大切である。

行政の補助金を利用した耐震改修工事では、当初の設計内容を一切変更してはならない。

当初の設計通りに施工することが難しい場合、ある程度コストが上昇しても設計通り施工すべきである。

耐震改修は工事開始後に現場の状況に応じて設計変更が必要な場合も多いため、当初の設計案にこだわらず柔軟に設計変更してスムーズに工事が進むような配慮が大切である。

問15　仕上げに関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

耐震診断は軸組についてしっかり調査する必要があるので、すべての仕上げを撤去して詳細に調べるとともに、仕上げの撤去復旧費用は家主に請求している。

補強に用いた構造用合板で壁面のコンセントがふさがってしまったが、強度が落ちるので構造用合板にコンセントの穴を開けてはならない。

安価な耐震改修工法は新築とは異なった仕上りになることがあるので、事前に家主に十分説明をすることが大切である。

耐震改修といえども改修後の仕上がりはとても重要であり、改修前と変わらぬ仕上げを実現するためにはコストを惜しむべきではない。

問16　家主への説明に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

評点1.0は現在の建築基準法のレベルに対応しているので、耐震改修後の評点が1.0を超えれば、どんな地震に対しても倒壊しないと家主に説明して良い。

耐震改修は安全にすることが目的なので地震に対する強さの確保を最優先し、なるべく安くして欲しいという家主の意向は考慮する必要はない。

工事を短期間で終わらせるために職人を同時に複数雇い、各部屋一斉に工事を始めたので家主には工事期間中近くの賃貸アパートに仮住まいをしてもらった。

補強する壁位置を検討するときには、補強箇所をひとつの部屋に集中させるなど工事期間中の家主の居場所についても配慮する。

問17　現場管理に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

現場の養生シートはなるべく安価なものを使い回すのがコストを抑える上で重要である。

丁寧に工事をしている印象を家主に与えるため、施工期間はなるべく長くした方が良い。

工事終了時に家具固定や手すりの取り付けをサービスで実施すると、口コミで良い評判が近隣に広がり、次の新たな仕事につながりやすい。

行政の中間検査があるときには、納まりを工夫した場所はなるべく見せずに無難な工事箇所だけを見てもらうようにするのが良い。

問18　行政の対策に関わる以下の記述のうち、最も適当なものを選びなさい。 *

4 points

耐震改修補助金の行政窓口はあくまで設計・施工の内容を審査する窓口なので、書類の書き方や技術的なことを相談しても答えてもらえることを期待してはいけない。

古い木造住宅の耐震診断費用を補助する行政が多いが、これは耐震改修を促すだけでなく、新築への建替えや除却の動機付けにつなげてもらうことも期待している。

高知県で木造住宅の耐震改修が劇的に進んでいるのは、他県と比較して圧倒的に行政の補助額が高いことが最大の理由である。

耐震改修は人助けというボランティア的な性格を持つ仕事なので、行政から補助を受けた耐震改修工事では商売に繋がることを期待してはいけない。

問19　安価な耐震改修技術に関する以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

耐震改修後の目標評点がたとえ1.0以下であっても、安価な工事で現状の評点から少しでも耐震性を向上させることは地震被害を減らす上でとても重要である。

評点の低い住宅を優先的に耐震改修することは、地域全体の地震被害を効率的に減らす上でとても重要なことである。

耐震改修後の評点をとにかく高く設定し、それでも改修したいという住宅所有者だけを対象として改修を勧めることが地震被害を減らす上で大切である。

安価で合理的な耐震改修プランを提案する技術は、耐震改修工事をあきらめさせないために必須の技術である。

問20　耐震改修専用工法に関する以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

耐震診断と改修設計は、『（一社）日本建築防災協会』発行の『木造住宅の耐震診断と補強方法』に沿って行うのが原則である。

強度の高い耐震改修専用工法の採用を検討したところ、必要な柱金物のサイズが大きくなり既存の土壁と金物が干渉するため、土壁を全面的に撤去した。

天井の懐が深く、天井を撤去せずに柱頭金物を施工することが難しかったので、天井に点検口を新設して対応した。

耐震改修専用の工法を知りたかったので、『愛知建築地震災害軽減システム研究協議会』発行の『木造住宅低コスト耐震補強の手引き』を手に入れた。

問21　家主への説明に関する以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

「もう歳だから、地震が来たら死んでも良い」という家主さんだったので、住宅の倒壊は自分だけの問題ではなく、多くの人や近隣社会に迷惑をかけることだと説明した。

足が不自由な家主さんだったので補強箇所を集中させ、工事期間中１階に常に手を付けない居室があるような改修プランを考えた。

かなり高い安全性の余裕を希望する家主さんであったが、建築基準法レベルの評点1.0を目標性能とすれば十分な安全性の余裕があることを説明した。

南海トラフ地震で想定される震度が６弱であったが、可能性は低いものの直下型地震でもっと大きな揺れが発生することも考え、震度６強に対して備えることにした。

問22　設計・施工・行政の連携に関する以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

耐震改修工事では設計時に想定していなかったことが多発するため、想定外に対応するための工法変更を提案できるスキルを持った現場の担当者を採用した。

家主との信頼関係構築のため、行政や町内会が主催する防災訓練や相談会に積極的に参加し、建築士・行政・住宅所有者のネットワークづくりに貢献した。

行政の窓口担当者は、最新の耐震改修専用工法や耐震改修ならではの設計者・施工者の工夫に対応できるよう、新しい耐震改修技術の習得と理解に努めなければならない。

独自に工夫した耐震改修専用工法の施工手順を他の施工業者に盗まれないよう、なるべく同業者間での情報共有はしないほうが良い。

問23　Ａ-435（真壁「上下あき」アルミ材下地）に関する以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

アルミアングルの下穴は、コーナー部に設け、柱に留めつけるビスは柱面に対して45°方向に斜めに打ち込んだ。

構造用合板をアルミアングルに止め付けるときのビスは、タッピングビス、コースレッド、セルフドリルねじ、のいずれかでなくてはならない。

アルミアングルの端材を有効活用するため、長さ600mmのアングルを片側３本並べて使用した。

鉄はアルミよりも十分強度が高いので、指定されたアルミアングルと同形状の山形鋼であればアルミアングルの代用品として用いても良い。

問24　Ａ工法の施工に関する以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

日本農林規格（JAS）の「構造用合板」の規格に適合した材料であったので、すでに仕上げが施された合板を使用した。

大壁仕様のＡ工法を施工するとき、通し柱と管柱の太さが違うため管柱に厚さ9mmのスペーサを入れて合板を施工した。

Ａ-435（真壁「上下あき」アルミ材下地）は土壁を想定した補強工法なので、土壁以外の壁にこの工法を用いることはできない。

Ａ工法の下地材の勝ち負けは、勝ち順に、間柱＞四方受材＞上下受材＞継手受材の順である。

問25　Ａ工法の用語に関する以下の記述のうち、最も不適当なものを選びなさい。 *

4 points

「受材断面30×40」は、見付が30mm、奥行が40mmの断面の受材であることを表す。

「端あき」は構造用合板の縁端から釘までの距離を表し、Ａ工法では15mm以上確保することが必要である。

「端部端あき」は釘ピッチ（釘間隔）に対する端部のあき寸法を指し、Ａ工法では20mmを標準とする。

「切欠き」は合板四周の釘が仕様通りのピッチで施工できない部分を表す。Ａ工法では「370開口」などの特別な場合を除き、部分的な切欠きは認められていない。

NPO法人達人塾ねっと認定「達人リスト」への掲載について *

ＮＰＯ法人達人塾ねっとでは、住宅所有者の方が信頼できる設計士・工務店を選ぶことができるよう、達人塾が講習する安価な耐震改修工法と耐震化促進のための技術レベルを保証した「達人リスト」を作成しております。「達人リスト」への掲載条件は、この達成度確認テストで満点（100点）の成績を修められた方です。「達人リスト」への掲載を希望する方は、「掲載を希望する」にチェックして下さい。

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