公の公の構文
構文を書くにあたって、公の精神に乗っ取ることが重要であることをここまでご説明してきました。


世界には、「私」に関する問題以外にも、戦争・災害・環境問題など、「私」個人を超えた問題が存在しています。これらについて「公」の構文として書く時は、これまでとは構文の書き方が異なります。ここからは個人に関する構文の五階層と切り離して、公の構文について説明していきます。

 公の祈りは、「私の公の祈り」「公の公の祈り」に分かれており、

「私の公の祈り」は、主語が「私」のもの
「公の公の祈り」は、主語が「ない」もの

となっています。

 「私」を主語にする場合と、問題を解決する主体が主語として明示されない場合とでは構文のニュアンスが違います。例えば、「A市の犯罪の問題が看過できない状況である」という場合、

私は、A市の犯罪の状況を最適化した。(問題を解決する主体:私)
A市の犯罪の状況が、最適化された。 (問題を解決する主体:書かれていない)

という二つの書き方があり、前者が、私の公の構文(私の構文)、後者が、公の公の構文(公の構文)です。そのとき、他者主語では公の構文とはならないことに注意してください。

 つまり、

A市が、A市の犯罪の状況を最適化した。

と書いても他者主語構文になって公の構文にはなりません。そこで、公の構文にするための考え方をみてみます。


A市は、市民に犯罪を起こさせなかった。
(犯罪(=悪)をなくすと書くと、二項対立を含んでいるため、不適切)

A市は、犯罪状況を最適化した。
 (他者主語になるため、不適切)

A市の犯罪はなくなった。
 (他者主語であり、「なくなった」と書くと「有無」という二項対立を含んでいるため、不適切)

A市の犯罪の状況は、最適化された。
  (他者主語ではなく、二項対立を含んでいない=偏りがないため、公の構文として適切)


 他にも例文を見てみましょう。

(例)世界の紛争がなくしたい!!!

私は、世界の紛争がなくなるように祈った。
(これは、私を主語にした、私の公の構文ですが、紛争(=悪)を「なくす」と書くと、二項対立を含むため、不適切)

私は、世界の紛争をなくした。
(「なくす」と書くと、二項対立を含むため、不適切。)

世界の紛争はなくなった。
(「なくなる」という二項対立を含むため、不適切)

私は、世界の紛争を最適化した。
(私を主語にした、私の公の構文として適切です。「最適化」することで、二項対立の偏りを含みません)

世界は、紛争を認めた。世界は、紛争を吹き送った。世界は、紛争を最適化した。
(他者(紛争)を主語としているので、不適切。)

世界の紛争は、最適化された。
(公の公の構文として適切)

 また、こうした「公の公の構文」を書くにあたって、必ず「A市の犯罪」や「世界の紛争」を「問題」にしているあなた自身の感情を認め、吹き送り、最適化してください。正義感・義憤といった感情ですら、偏りなのです。

 公の「問題」についての構文を書く際には、構文の反転作用が「私」に表れるのを避けるためにも、「私」の思いをすべて網羅して書くようにしてください。
〈ワーク〉公の公の構文
それでは、以下のような思いについて、まず「私」の感情を認めて吹き送って最適化した後、「公の公の構文」に書き換えてみましょう!
世界が平和になってほしい!
Your answer
ゴミ問題を解消したい。
Your answer
Submit
Never submit passwords through Google Forms.
This form was created inside of neten Inc.. Report Abuse