他者のいる構文③
相手と構文の内容について【確認合意なし】の場合は、以下の二つの方法のいずれかで対応することになります。

 ⑥-1 他者の名を残して構文を作成する  
 ⑥-2 他者の名を外して(超えて)作成する

以下、順に解説していきます。

パターン⑥-1:他者の名を残して構文を作成する
他者が主語の場合は、相手の意志を阻害しないよう配慮しつつ、私の意志を発信することをお伝えしました。

 例えば、元の文が「Aさんが■■になった。」だとすると、

【主語基本形】
 私は、Aさんが■■になるように、祈った。
 私は、Aさんが■■になるように、意志を発した。
 私は、Aさんが■■になるように、努力した。    

【主語宣言形】     
私は、以下の意志を発した。
Aさんが■■になった。

のように、「私」が主語になるように書き換えます。

 さて、一見するとこれで最適な構文になったように思うのですが、実際には、次のような問題が残ります。

 例えば私が、山田太郎と鈴木ひろしの関係性について心配しているとします。そのような場合、どんな構文が良いのでしょうか。

私は、山田太郎と鈴木ひろしの関係性を回復させた。→✕
私は、山田太郎と鈴木ひろしの関係性を最適化した。→〇
 
 なぜ「回復させた」では不適切なのかというと、山田太郎と鈴木ひろしは「関係性を回復する必要がない」かもしれないのです。その場合、私が主体となって無理に二人の関係性の回復をさせようとすると、二人の意志を阻害していることになります。また、相手の考えていることを完全に理解することは難しいため、何が二人の意志を阻害しない一番の解決なのかを判断するのは難しいところです。
 
 また、「他者を含む構文は、相手と合意しない限り、普遍的な願い以外は、なるべく発信しない」というルールがあるのですが、「普遍的な願い」についても本当に意志を発していいのか、判断を迷う場合があります。

 例えば、病気は治る方が当然良さそうなものですが、様々な事情により「自ら望んで」病気になっている人もいます。

 「病気になりたい」という本人の意志に反して、「◯◯さんは病気が治った」という構文を書くことは相手の意志を阻害することになってしまうのです。

 けれども、実際に目の前で苦しんでいる相手に対して何かしてあげたいと思うのは当然のことです。

 よって、そういう場合は「私」や「他者」という「個」の意識を超えた「最適な意志」を発します。また、誰にとっても最適な意志は公の精神に則っているとお伝えしました。

 よって、合意がない他者を含む構文作成のポイントとなってくるのが次の二つです。

 反転しない構文を書く 
 公の意志でまとめる

 構文の基本として学んだ「反転しない構文」であれば、他者が主語であっても問題は起きません。そこで次のような構文の例を見てみましょう。

①私は、山田太郎と鈴木ひろしが最高の仕事のパートナーとなるように指導した。→✕
②私は、山田太郎と鈴木ひろしが最適な関係となるようサポートした。→〇

 ①は「最高の仕事のパートナーとなる」の部分が反転しそうですね。
 ②の「最適な関係」は、「公の意志」に基づくものなので、良いも悪いも超えています。これなら反転もせず、二人のノイズにもなりません。

 他者のための文章を遠慮して書かない方もいますが、最適な内容の構文であれば書いたほうが良いというのが結論です。最適な構文は、誰にとっても最適なものですから、意志を発することが誰の邪魔をすることにもなりませんし、自分の「心にかかること」を我慢するのもよくありません。構文に書き出して整理することで、自身の意識のありようも変化していきます。

 また、友人に発信を頼まれたものの、個人情報が分からないといったことはよくあることです。その場合は、 本人に聞くか、聞けない場合は、氏名のみで発信するようにしましょう。

〈ワーク〉他者を含む構文③
他者と同意できていない場合の反転しない構文として、最適なものを選んでみましょう。※主語の設定は済んでいるものとします。
10 points
10 points
※前提として、娘は結婚相手を探しているものとします。
10 points
※前提として、渡辺ひろ子さんは、仕事を探しているものとします。
10 points
※前提として、鈴木翔太さんは、プレゼントを探しているものとします。
10 points
パターン⑥-2 他者の名を外して(超えて)作成する
多くの願望は、他者を含んでいます。なぜなら、他者がいない現実はこの世にないからです。

 例えば「私は、給与の倍増を望んでいる」という構文には、給与を出す会社、つまり雇用主という他者が含まれています。

 しかし、他者に依存しない状態、つまり主体の確立した状態から発信する構文が、ストレートに私の意志を発動させます。そこで次のように構文を書き換えます。

私は、お金を自由に使える存在である。(存在・断定形【存在型】)
私は、お金を自由自在に使った。   (行動・過去形【実践型】)

 存在論的な意志には、他者がいません。これらの構文は他者に依存しておらず、私の宣言のみで成り立っています。

※過去形の語尾を「実践型」、断定形の語尾を「存在型」と呼びます。詳しくは「願望を意志にする語尾の選定 ① 語尾の種類」の項目を参照してください。

 一方で、家族や会社、地域のことなど他者を交えての表現が必要な場合もあるでしょう。その場合、「共存共栄」「共鳴共振」「お互いに進化する」といったことを前提にして、構文を作成します。

 「最適な構文とは」で、「誰が見ても恥ずかしくないのが最適な構文」とお伝えしましたが、構文を紙に書く場合はもちろんのこと、ロゴストロンから構文を発信する場合は、「構文の中身は、常に、周りの人に見られている」という意識を持ちましょう。

 実際、ロゴストロン周波数は、場にいる全員に作用しているので、無意識のレベルでは常に周りの人も発信内容を見ていることになります。その時、「共存共栄」「共鳴共振」「お互いに進化する」といったことを前提にして構文を書けば、相手の意志を阻害しないという条件もクリアされ、全員にとって最適な発信が行われている、という状態をつくることができるのです。

 そうはいっても、最初から「誰が見ても恥ずかしくない構文」を書かなければならない、ということではありません。

 最初は自分自身の中にある、本当の意志を阻害する願望や悩みと向き合うために、人にはとても見せられないという構文も、正直に発していくことが必要な場合もあります。その際に主語を「私」として書くことで、私の願望を客観視することができます。詳しくは「「ありのままの自分」を認める」で扱っていきます。

〈ワーク〉他者を含む構文④
反転しない構文として最適に書き換えたものを選んでみましょう。※主語の設定は済んでいるものとします。
「私は、Aさんよりも良い成績を収めた。」
10 points
「私は、AさんとBさんを仲直りさせた。」
10 points
「私は、競合他社よりも多い利益を得た。」
10 points
「私は、町内会を他のどの町よりも活性化した。」
10 points
他者を含む構文 まとめ
「他者を含む構文」は、他者と内容の合意、確認が取れていない場合、

他者を主語にせず、私を主語にした宣言とする
反転しない構文で書く(偏りのない宣言にする)
公の意志でまとめる(見られても恥ずかしくない内容にする)

の3つのポイントを押さえましょう!

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