国連持続可能な開発サミットでSDGsが採択されて8年が経過し、SDGsの認知が広がるとともに様々な取り組みが行われている一方で、世界は、新型コロナウイルス蔓延、ウクライナ、パレスチナなどの紛争、エネルギー・食料価格の高騰、人権問題や格差の拡大、気候変動など、日本を含む世界は多くの困難を経験するとともに様々なアクターが対応に追われています。
2025年の大阪・関西万博では、様々な国の政府、企業、アカデミア、市民団体等が「いのち輝く未来社会」への取り組みを持ち寄り、SDGs達成とその先の未来を描き出すことを目指しており、SDGsの期限とされる2030年まで残す6年4ヶ月のこの時期において、万博の目指す「いのち輝く未来社会」とはどのような社会なのか、そのような社会を実現するために我々にはどのような課題があり、どのような活動や連携が必要なのか?について、産官学民の様々な参加者が集まり、現在における国内外のSDGsの進捗と課題、取り組みのあり方について議論し、今後のさらなる協働を加速化する場としたいと考えています。
◆開催場所 大阪大学中之島センター5階とオンラインによるハイブリッド開催
◆プログラム
司会:田和正裕 大阪大学社会ソリューションイニシアティブ 教授
1. 趣旨説明 堂目卓生 大阪大学総長補佐 いのち会議市民部門長
2. 基調講演
・峯陽一 国際協力機構(JICA)緒方貞子平和開発研究所 所長
「人間の尊厳とSDGs:誰も取り残されない社会を目指して」
・ハジアリッチ秀子 国連開発計画(UNDP)駐日代表
「紛争国における人間の尊厳と、人道・開発・平和 (HDPネクサス)」
3. パネルディスカッション
テーマ「いのち輝く未来社会を構想するー我々市民がなすべきこと」
モデレーター:堂目卓生 大阪大学総長補佐 いのち会議市民部門長
パネリスト
・峯陽一先生 緒方貞子平和開発研究所 所長
・ハジアリッチ秀子氏 国連開発計画(UNDP)駐日代表
・佐城永修氏 兵庫県企画部SDGs推進課長
・鈴木千花氏 認定NPO法人 テラ・ルネッサンス フェロー
4. 総合コメント 喜多隆先生 神戸大学副学長