複雑な社会と人間関係の中で、時には喜びや幸せを感じる一方、いらいらしたり腹が立ったり、と私たちは感情の渦の中で翻弄され続けているため、願望や悩みが生まれるのは当然です。しかも、願望が叶わない、あるいは悩みが解消されない、という思いがさらなるストレスとなり、感情の波が大きくなるという悪循環があるのです。
このように、感情によって波立つ意識のままでは意志も発動しません。こうした感情が取り払われた「空(くう)」の意識状態から発動するのが軽やかな意志です。
意志発動のプロセス①意識を空にする②空の意識から意志を発動する
ところが厄介なことに、日常生活の中で「空」の意識になることは至難の業です。意志の実現を阻害する要因は、私たちの意識の中に常に存在しているのです。
頭の中のモヤモヤが晴れない、いつも何かしら心配してしまう、同じことをぐるぐると考えてしまう、些細なことだと分かっているのに気になって仕方がない…など。
こういった思いや、あるいは自分を縛り付けている様々なしがらみ、心にこびりついている考え方のクセがあると、その意識のありようは「空」であるとは言えません。「空」の意識から発動した意志はすっと実現しますが、頭の中ではどうしても思考が働きますし、感情を伴う思いや記憶が渦を巻いています。こうした雑念が意識を「空」の状態から遠ざけ、意志の実現を妨げているのです。
Google が瞑想を取り入れて以来、ビジネスの世界でも瞑想が広く普及しましたが、そういった場で行われているマインドフルネス瞑想は、元々は仏教で行われていた「空」を掴むための瞑想をエクササイズ化したものです。
実は、日本にも独自の瞑想法が存在します。それが「祓い」と「鎮魂」です。
私たちの願望や悩みは、意識の中に渦巻く様々な感情や観念が生んでいますが、それを取り払うのが「祓い」であり、様々な感情・観念に翻弄され、分離した心を本来のあり様に収めるために「鎮魂」があります。
かつて宮中祭祀を執り行ってきた白川伯王家(白川神道)の行法である「祓い」と「鎮魂」は、宮中においてもごく一握りの人々にしか知ることが許されなかったものです。それは秘技中の秘技であり、長年、その教えが表に出ることはありませんでしたが、七沢研究所代表であり伯家神道を継承する七沢賢治が、この行法を誰もが安全に実践できるよう、プログラムとして体系化し、現在は一般社団法人白川学館にて一般に公開しています。
「白川神道」の教えにおいて、最も重視されているものが「祓い」です。
あなたがもし、神社でお祓いをあげてもらったことがあるなら、それを通じて、心身が静寂に包まれ、すっきりしたという体験があるかもしれません。
「白川神道」の祓詞(はらいことば)は、四種類の祝詞(のりと)の奏上によって、創造を起こすための前提となる「空」の意識をつくります。「空」とは、いわゆる禅における悟りの境地を指しています。
通常、悟りを得るには、長い期間、山奥に籠って修行をしたり、何か特別なことをしなければならないと考えられてきました。しかし、この「白川神道」の祓詞は、それを唱えるだけで「空」の意識状態へと導かれるのです。これがこの「祓い」が宮中にのみ伝わってきた秘技中の秘技たる所以です。
そして、もう一つの瞑想である「鎮魂」も、同じく白川神道に伝わる「自修鎮魂法」をベースとしています。
数百年もの間、宮中に連綿と受け継がれてきたこの二つの瞑想法を侮ってはいけません。
「祓い」と「鎮魂」の実践により、私たちは意識の中にあるゴミを祓い清め、現実の世界で自由自在な「意志創造」を起こせるようになります。実際に祓い・鎮魂を実践していくと、日ごろのモヤモヤした気分がスッキリするのを感じるようになります。
自分の意識が変わると、例えば次のようなことが実際に起こり、人生の中でさまざまな変化を感じられるようになってきます。
「お金や仕事の流れ、さまざまな事がスムーズになった」「周りの状況にふりまわされなくなった」「必要な人間関係が築かれ、不要な関係は自然に終わった」「こうなるといいなと思ったことが、予想もできない形で実現した」「人生が充実してきた」…など また、意識のゴミが掃除されることで、カラダの中も祓われてキレイになっていくため、疲れにくくなり、肌もすべすべに変わっていきます。「肌の茶色い沈着が薄くなってきた!」という、女性には嬉しい声もあります。
しかし、本来ならすべての修行が終わった後に伝授が許されるのが秘技というもの。私たち現代人が、いきなりこの瞑想法を完璧にマスターするのは容易ではありません。また通常、瞑想によって自分の精神内面を深く掘り下げていくことは、一歩間違えると、精神の分裂などを招く危険性があります。
そこで、誰もが簡単に、この実践を続けられるよう、最新のデジタル技術によって意識の変化をサポートする画期的な瞑想法として、七沢研究所では「デジタル・メディテーション(d.M)」を開発しました。インストラクターの指導の下、定期的に参加者を募り、日本各地で d.M は開催されています。(インストラクターとともに行う d.M 月例会が定期的に日本各地で開催されています。詳細・参加申し込みはロゴストロンコム(https://logostron.com)の「セミナー・イベント」ページをご覧ください。)
さらに最新のデジタル技術によって、自宅で一人でも d.M が手軽に行えるように「デジタル・メディテーションアプリ」も開発しました。
このアプリは、七沢研究所の開発した言語エネルギー発信理論に基づく特殊な周波数(この特殊な周波数は耳では聞き取ることはできません。この周波数音源は、CD音源、『LOGOSOUND_BASIC1』として販売されています。)が、瞑想中に発信されるように設計されています。はじめての方でも、一人で安全にこの瞑想法に取り組めるよう作られているのです。
また、祓詞を精緻なデジタルサウンドによって再現した音声と共に祓詞を唱えられるため、一つひとつの言葉が「響き」となり、集中力も高まります。これらの音と周波数の再生が、「瞑想中の意識を守る」役割も果たしています。
ロゴストロンを持っている・いないに関わらず、「祓い」と「鎮魂」で私たちの意識をクリアにし、「空」の状態をつくることは意志実現のために大きな意味を持っています。 意志実現を阻害する要因①意識が空でない(空から発せられていない、意志ではない)②発した意志が弱い③観念や常識、思い込みなどに囚われて意識に偏りがある④意志を邪魔するエネルギー(障害)がある
これらのパターンに陥る時は、祓い、鎮魂が足りていないことがほとんどです。意志実現の方法としてこれからロゴスプログラミングを学んでいきますが、ぜひ「祓い」と「鎮魂」も並行して毎日実践するように心がけましょう。