第98回ジェンダーセッション「 シングル女性農業者のリプロダクティブ・ライツと地域活性化 」
開催日時:  2026年6月22日(月)18:00~19:30
開催場所: 池袋キャンパス  10号館 X301教室 、およびzoomウェビナー
申込締切: 2026618日(
  定員: 対面80名/ウェビナー500名(定員に達し次第、申し込みを締め切ります)

対面参加ご希望の方もお申し込みが必要です。
(当日ご体調がすぐれない方はご来場をお控えください。)
ウェビナーでの参加をご希望の方は、下記の注意をお読みください。

▽▼▽▼Zoomウェビナー参加方法▽▼▽▼(必ずお読みください)
1. 視聴にはインターネット回線とパソコン/タブレット/スマートフォンが必要です。
2. あらかじめZoomのアプリケーション(最新版)のインストールをお済ませください。
 既にインストール済みの方は、最新版へのアップデートをご確認ください。
 なお、Zoomのアカウントのない方もウェビナーのご視聴は可能です。
3. ご登録いただいたメールアドレスに、後日、視聴用のURLをご連絡いたします。
 開催時刻になりましたら、URLをクリックし、IDなどを入力してご参加ください
 (イベント数日前になってもメールが届かない場合は、事務局までご連絡ください)。

【注意事項】
・メールアドレスを間違えると招待用メールが届きません。ご確認をお願いします。
・イベント視聴用URLのSNSへの書き込みや、ご友人との共有はお控えください。
・お申し込み1件につき、Zoomウェビナーへのアクセスは1名のみでお願いいたします。
・当日の映像や音声の録画および録音は一切おやめください。
・Zoomのインストールや操作方法のサポートなどはご対応いたしかねます。
 また、インストールなどに起因するトラブルの責任は負いかねます。
・通信環境によっては映像や音声に不具合が生じる可能性がございます。

お問い合わせ:  立教大学ジェンダーフォーラム事務局
         03-3985-2307/gender@rikkyo.ac.jp
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第94回ジェンダーセッション「がん啓発キャンペーンのジェンダー表象――乳がん・子宮頸がん・前立腺がんの啓発ポスターから

◆講師
長船 亜紀子氏
立教大学兼任講師。千葉大学大学院人文公共学府博士後期課程修了。博士(学術)。専門は、ジェンダー論、家族社会学、地域社会学。主な論文として、「シングル女性農業者のキャリアと家族形成―青森県津軽地方の経営主の事例」(『家族研究年報』Vol. 462021年)、「美的労働の歴史的変遷と位置づけ―客室乗務員の事例から」(『女性歴史文化研究所紀要』第34号、2025年)など。

◆講演概要
 近年、話題となった「令和のコメ騒動」に象徴されるように、米価や流通をめぐる混乱は、農業の持続性や担い手不足の問題をあらためて浮き彫りにした。農林水産省は 2013年から「農業女子プロジェクト」を立ち上げ、若手女性の就農を推進している。その背景には、農村地域が抱える過疎化や少子高齢化といった課題を同時に解決しようと、「子育て世代」と位置づけられる女性を農業・農村へ呼び込む地域活性化施策の存在がある。そこで本セッションでは、家族経営と親族継承を基盤としてきた農業のなかで、女性農者に課されてきた再生産役割に着目し、とりわけこれまで等閑視されてきた結婚や出産をめぐるリプロダクティブ・ライツの実態を検証したい。青森県の 20〜40 歳代のシングル(未婚)女性農業者 10 名へのインタビュー調査をもとに、1家族関係における課題、2職業としての労働上の課題、3地域や組織における代表的地位への参画をめぐる政治的課題、の 3 点を主な論点として取りあげる。調査からは、周囲が依然として「イエ」や「ムラ」の存続を優先し、女性に再生産役割を期待する一方で、女性農業者自身は、経営権を持つ主体としての誇りから、結婚や出産に伴う性別役割分業を忌避する傾向が確認された。さらに彼女たちは、後継者としての地位を足場に自己決定権を行使し、世襲的枠組みの再編を志向していることが明らかとなった。本報告では、集団単位で語られがちな農業・農村社会において、多様なライフコース選択の可能性を検討するとともに、女性の権利を前提とした農業・農村施策の再考の必要性について議論したい。

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