願望を意志にする語尾の選定 ①
ロゴスプログラミングの基本は、次の二つです。

①主語(基本的には「私」)を書く
②その主語の人物がどうしたいのか、という意志を書く

 そして構文を書く際には、語尾の選定が重要になります。ここではロゴスプログラミングにおける語尾の選定について学んでいきましょう。

語尾の基本:「◯◯だ(断定形)」or「◯◯した(過去形)」
ロゴストロンから発信する構文は、基本的に語尾を〈過去形「~した」〉または、〈断定形「~だ・である」〉で書きます。

 語尾を断定形にする理由は「意志を発する力を強くするため」です。

 そして過去形で宣言するのは、「3.3 意志は中今に実現する」で説明した通り、構文自体はまだ実現していなくても、過去形で宣言することで、構文が実現した後の「未来の未来」へ私の視点が移動し、実現した時点の未来を、「未来における過去」にすることになるからです。

 以上のことから語尾を過去形で書くことを基本としていますが、断定形がふさわしい場合や、進行形「している」でも良い場合などがあります。
 これから、様々なパターンを紹介しますので、使い分けを理解していきましょう!

語尾の種類
「~します」という語尾で書くと「今から未来に向かって宣言」した文章になりますが、未来はまだ起きていないので、本当に実現するかどうか分かりません。一方で、「~した」と書いた場合は、「未来のさらに未来」から見ると「すでに実現している」ことになります。

 また、「~である」「~だ」という語尾は「今」の状態を表現していますが、確信をもって言い切るという意志があれば、「今」が「中今」になり、「過去も未来も」その状態である、ということになります。

【語尾の整理と時制】
「~したい」     → 未来の理想  ✕ 理想なので実現しない
「~されますように」 → 未来への願望 ✕ 願望なので実現しない
「~する・します」  → 未来への宣言 ✕ まだ起きていないことは実現するか分からない
「~している」    → 今の状態   △ 現在進行形だが、それが未来に実現するかは不明
「~した」      → 未来の過去  〇 未来の過去はすでに実現している
「~だ」       → 中今     〇 中今での宣言は、過去未来に届く
「~である」     → 中今     〇       〃        

 例えば「金銭の不自由から解放されますように。」という文章は、断定形・過去形のどちらにでも語尾を変換できます。

※過去形の語尾を「実践型」、断定形の語尾を「存在型」と呼びます。

【過去形】・・・実践型
  私は、 金銭の不自由から解放された。

【断定形】・・・存在型
  私は、金銭の束縛から自由である。 

語尾の変換表:一般的な語尾から、ロゴストロン構文に適した語尾への変換

それでは、構文の語尾を種類ごとに見ていきましょう!
行動を表す語尾「する」→「した・しました」
行動を表す語尾「~する」 は、実践型の過去形「~した・しました」で記述しましょう。

(例)
最適なトレーニングをする。
→ 私は、最適なトレーニングをした。

・行動を表す語尾「~する」 → 実践型の過去形「~した・しました」

状態を表す語尾「している」→「している、した」・「です」→「です、である、だ」
体の状態や家庭の状態などで、最適な状態を「継続」することを意図した構文の場合は、断定形「~だ・である」にするとしっくりきます。

 例えば、「私は、最適な健康状態です。」でもよいのですが、

私は、最適な健康状態だ。
私は、最適な健康状態である。

と言い切ることで、突き立てるような強い意志の表現になります。「です」のほうがしっくりくる場合はそちらを使います。

 さらに、次のように過去形にすることができます。

私は、最適な健康状態だった。

 しかし、これだと「以前は最適な健康状態だった(が今は違う…)」という感じがします。「最適な状態」は継続することを意図して構文を作成するので、「最適な状態」 を過去形で表現すると、まるで最適な状態が終わってしまったかのようで違和感があります。

 しかし、死ぬまでその状態であることを意図した上で、死ぬ直前に視点を移動させ、自分自身を振り返って「私は、最適な健康状態だった」と表現するのなら、それはしっくりくるかもしれません。ここは好みの問題ですので、適宜選択してください。

 以下、「〇〇を表す語尾・■■形」を「〇〇・■■」と表記します。

 (例)「変化を表す語尾・断定形」→「変化・断定形」

 次の例文の語尾を、あなたならどう書きますか?

(例1)
私は、最適な呼吸をしている。    (状態・進行形)

 「最適な呼吸」 は、一生続くことを望むものですから、「最適な呼吸をした」 と書くと、死んだ後の視点から発する構文になるため、違和感を感じるかも知れません。よって、

→私は、最適な呼吸をしている。   (そのまま)
→私は、最適な呼吸をした。     (行動・過去形に変換)
→私は、最適な呼吸を続けた。    (動詞を変えて、継続していることを表現)

などの表現も良いでしょう。もう一つ、例文を書き換えてみましょう。

(例2)
安定した経営を継続したい。       (願望)
→私は、安定した経営を継続している。   (状態・現在進行形に変換)
→私は、安定した経営を継続した。      (行動・過去形に変換)
→私は、安定した経営を継続する存在である。 (存在・断定形に変換)

 次の構文は、いずれも間違ってはいません。構文を作成する際に、しっくりくる表現を使うと良いでしょう。

(例3)
私は、最適な存在である。  (状態・断定形)
私は、最適な存在だ。    (状態・断定形)
私は、最適な存在です。   (状態・断定形)
私は、最適な存在だった。  (状態・断定形+過去形)

(例4)
私は、情緒のバランスを最適に保った。      (行動・過去形)
私は、情緒のバランスが最適な状態である。 (状態・断定形)


・状態を表す語尾「している」→ 行動「している・した」・状態「だ・である・だった」

変化を表す語尾「になる」→「なった、だ、です」
「~になる」という変化を表す語尾の場合、「~になった」「~だ」という語尾に書き換えます。

 「~になった」は、会社の役職(「社長になる」)や、資格(「弁護士になる」)など、「私」がその状態になることを「他者」が決定する場面で多く使われます。

(例1-1)
社長になる。       (変化)
 → 私は、社長になりました。(変化・過去形)
 → 私は、社長になった。  (変化・過去形)

 しかし、時間をかけて実現する表現ではなく、意志を強く突き立てるような表現にすることもできます。それが「~した」「~だ(である)」という形です。

(例1-2)
社長になる。        (変化)
 → 私は、社長である。    (状態・断定形)
 → 私は、社長だ。      (状態・断定形)

 それでは、社長になりたいが、まだ社長ではない人はどの構文を書けばよいのでしょうか。社長になる予定がまだない場合は以下のように書くのが自然でしょう。

(例1-3)
私は、社長であると評価されるのに最適な業績を積んだ。 (行動・過去形)
私は、社長になった。 (変化・過去形)

 平社員が「私は、社長だ。」といきなり発信しても、自分自身に響かないかもしれません。逆に、もうすぐ社長になる人であれば、社長としての意識を育てるために、「私は、社長だ(である)。」と発信しておけば、社長になったときに、最初から社長の風格が出るといった結果が出るのです。

 なお、「変化を表す構文」は、変化して別の「状態」になることを意味するので、適切に書き換えると「状態を表す構文」と同じになる場合もあります。以下の例文で見てみましょう。

(例2)
私は、大金持ちになる。    (変化)
私は、大金持ちになりたい。  (変化)
私は、大金持ちになりつつある。(変化)
私は、大金持ちになっている。 (変化)
 →私は、大金持ちだ。      (状態・断定形)
 →私は、大金持ちです。     (状態・断定形)
 →私は、大金持ちである。    (状態・断定形)
 →私は、大金持ちだった。    (状態・過去形)

(例3)
私は、社長になる。      (変化)
私は、社長になりたい。    (変化)
私は、社長になれる。     (変化)
 →私は、社長になった      (変化・過去形)
 →私は、社長だ。        (状態・断定形)
 →私は、社長である。      (状態・断定形)
 →私は、社長です。       (状態・断定形)
 →私は、社長だった。      (状態・過去形)

・変化を表す語尾「~になる」→ 変化の過去形「~になった」・状態「だ・である・です」

〈ワーク〉語尾の選定①
内容は同じでも、語尾一つでそこに込められる意志のあり方が違ってくることがお分かりいただけたでしょうか。それでは構文として最適なものをすべて選んでみましょう! ※ここでは「私」の定義は済んでいるものとします。
私は、仕事で活躍できる。
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結婚したい!
10 points
私は、会社から独立した。
10 points
私は、花屋になりたい。
10 points
世界一周旅行をしよう!
10 points
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