「ありのままの自分」を認める①
誰にとっても最適な構文を書こうとする結果、「こうでなければならない」「こうするしかない」といった意識の偏りが自分の中にあることが自然と見えてきます。

 「するべき」「ねばならぬ」といった偏った思いは想像以上に私たちの意識を支配しています。こういった観念や思い込みが外れることによって、私たちの意志が真に自由なものになっていきます。

 意識に偏りがなくなって、はじめて自由自在に意志を決定することができるのです。

 偏った意識からは偏った意志しか生まれません。そして偏りは二項対立に陥るため、実現しやすい意志とは言えないこと、そしてすべてにおいて偏りのない意識、それが空の意識であることをこれまで学んできました。

 悩みの解消や意志の実現を求めて構文を書き尽くしていく過程で、私たちは自然と自分のありようを見つめ、意識は偏りのない状態に近づいていきます。

 ここまでは構文の書き方の基本ルールを学んできましたが、ここからは意志を実現させる意識のあり方にいよいよ迫っていきます。

認識が意志を生む
ロゴスプログラミングを効果的に使用するにあたって、大切なのは自分の認識を客観視することです。なぜならあなたの意志は、鳥かごのような制限の中にあるからです。

あなたが発する意志を制限するもの、それはあなた自身の「認識」です。

 フレンチレストランに子どもを連れて行った際、自分の子どもが大騒ぎをしたとします。「周囲に迷惑をかけてはいけない」という認識であれば、「なぜうちの子はこんなに騒ぐのか、みっともないし恥ずかしい。まったく馬鹿で情けない」と思って厳しく怒るかもしれません。そして、「私は、子どもが静かにお行儀よく座るように祈った」という構文を書くことになるでしょう。

 一方で、「子どもはまだ小さくて、長時間静かに座り続けていることができなかったのに連れてきてしまった。私が判断を誤った。それを怒って無理強いさせるのも筋違いだ」と認識するのであれば、高額のコースだろうが早めに切り上げて、場所を変えるかもしれません。そして、「私は、家族全員が最適に楽しめる場所で食事ができるように行動した。」と意志を発するでしょう。

 「子どもが言うことを聞きますように」という意志を発し、それが実現しないことにイライラする未来と、「子どもも自分も楽しく食事を楽しんだ」という意志を発し、それが実現するように行動できる未来と、あなたならどちらの未来を望むでしょうか。
 
 家族で楽しく食事をしたいという思いは同じはずなのに、2つの未来に対する意志には大きな隔たりが存在します。このように、たとえ同じ状況にいたとしても、そもそもの自分の認識によって、発する意志や選択する行動、それに続く未来が大きく変わってしまうのです。

 けれども、自分がどのような認識を持っているか、多くの場合は無自覚なままです。認識や価値判断は空気のように当たり前に存在し、意識を向けない限りは目にも見えず匂いもしません。

 また、構文を作成する上での障害は、自分の本心を覆い隠す心の壁です。ありのままの私が、本当は何を考えているのかを認めない限りは、私の意志はいつも揺らいでしまいます。

 頭(理性)では「〇〇したい」と考えていても、本心は「■■したい」と、別のことを思っているというのはよくある話です。

 例えば、頭では「一流の会社で競争に勝ち抜いて、業績を上げてたくさんの給料を得たい」と考えていても、「本当は自分の実力を認めてくれるような中小企業でゆっくり働いていきたい」と思っていたり、「結婚なんてしたくない」と思っていても、本当はどうしようもない孤独を抱えていて、「支え合える関係の人が欲しい」と思っていたり。もちろん逆の場合もあるでしょう。

 「構文を発信しているのに、なんだか思うようになっていかない」というときには、特に自分の意志と構文の内容が合っているのかどうか、向き合ってみることが大切です。

 心の声をしっかりと聞きとって、それを素直に構文に書くこと。

 そうすれば、構文の内容も本当の意志に近づいて、より充実したものになっていくでしょう。

ありのままの自分を認める表現
最適な構文の書き方を学ぶ中で、「一番になりたい」「最大限の収入を得たい」といった表現は避けるようにお話ししてきました。

 しかし、そもそもなぜ人は「一番になりたい」「最大限の収入を得たい」といった願望を持つのでしょうか。

 表面的な願望の裏には、願望を生んでいる根本的な原因が隠れています。

 例えば、「最大の年収を得たい」という願望について考えてみましょう。子どもの頃から家が貧しく、そのことが大きな劣等感となっている場合、資産を多く持つことで、これまで自分を馬鹿にしてきた周囲の人間を見下してやりたいという思いがあるのかもしれません。その場合、本当の願いはお金をたくさん持つことではなく、人に認められたいということになります。そしてさらには、自分を馬鹿にし軽んじた人間を決して許さない、という強い思いもあるでしょう。

 そうした思いのすべてを認めるのです。

 すると、実はやりたくない仕事を無理矢理頑張ってきた自分や、今までいくらお金を稼いでも満たされず、より多くを望んでいた自分に出会うかもしれません。そして、これまで目を背けてきた田舎で両親が営む小さな店のことが、次第に頭に浮かんでくるかもしれません。

 その時、あなたの願望は、もはや最大の年収ではなくなっているはずです。

〈ワーク〉自分に正直に書く
自分の隠したい、人に見られたくないと思っている部分を書いてみましょう。
Your answer
自分の、そこだけは触れたくないと思っている部分を書き出してみましょう。
Your answer
自分の、周りの人からは指摘されるけど、認めたくないと思っている部分を書き出してみましょう。
Your answer
自分の嫌いな部分を書き出してみましょう。
Your answer
こんなことを書いたら恥ずかしい、と書くのをためらうような願望、悩みがあれば書いてみましょう。
Your answer
他人の悪口を言っている自分を思い出して、なぜ、悪口を言っていたのか書き出してみましょう。
Your answer
こんなことを願ってはいけないと思う半面、本当は叶えたいと思っている欲望を書いてみましょう。
Your answer
表面的な願望や欲望・悩みの裏にあった本当の思い、悩み、願望を書き出してみましょう。
Your answer
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