[開催日時]
6/1 (月) 17:00開始
[対象]
主に大学院生以上としますが、他分野の方や学部生の参加も歓迎します。
若手研究者・学生の学際交流の場にもなると嬉しいと考えています。
[開催形態]
◆A形式(最大100人、学生優先).
講演者に対して直接の質疑応答や、フリーディスカッションに参加したいと考える方は、従来のアナウンスのようにZoomでの視聴。フォーム回答後のYoutube LiveのURLを知らせる自動返信のメールとは別途メールにてZoomのリンクをお送りします(16:30頃予定)。
◆B形式(人数無制限).
テレビやラジオ感覚の視聴(ただし質問はチャットを通じて可能)で構わない方は、Youtube Liveでの視聴。フォーム回答後に送られてくる自動返信メールに記載されているYoutube LiveのURLに時間になったらアクセスいただき、講演をお楽しみください。
以上二種類の形式のどちらかの視聴方法を選択してください。
[参加方法]
本ページ下部にある登録フォームから登録。Zoom URLはご登録が完了したら本Vコロキウム運営用のメール(
molecular.photoscience.v.c@gmail.com)からメールにて通知されます。
[参加費]
無料
[タイムテーブル]
17:00 - 17:05 初めの挨拶、
17:05 - 17:25 講演1
17:25 - 17:35 質疑応答1
17:35 - 17:55 講演2
17:55 - 18:05 質疑応答2
18:05 - 18:30 フリーディスカッション(質疑応答で聞けなかったところを自由に議論、満足した人は遠慮なく退出ください)
(希望者のみ)
20:00 - バーチャル懇親会
*V懇親会URLは以下アンケートで参加表明いただいた方に16:30頃に別途メールでお送りします。
以上で不明な点があれば、こちら↓のメールまでお問い合わせください。
molecular.photoscience.v.c@gmail.com-------------------------------------------------------
発表1:
宮田 潔志(九大院理・助教)
「時間分解赤外分光で紐解く熱活性化遅延蛍光材料の電子・構造ダイナミクス」
光機能性有機材料では、微妙な立体構造変化などの構造の自由度が電子物性に大きく影響するため、光励起後に生じる諸過程を“構造の自由度”と“電子の自由度”双方の観点から統一的に理解する必要がある。超高速レーザーを利用した時間分解赤外分光(TRIR)は、赤外振動スペクトルの時間変化を通じて電子ダイナミクスと構造ダイナミクスを同時に実時間解析できるため、強力なアプローチとなる。本発表ではTRIRを熱活性化遅延蛍光材料に適用し、構造ダイナミクスから光機能を整理した研究例を紹介する。
発表2:
久木 一朗(阪大院基礎工・教授)
「水素結合で組み立てる多孔性フレームワーク」
有機分子を水素結合により集合させた多孔質構造体は、簡便な作製工程や自己修復能などの観点から興味が持たれるが、配位結合や共有結合で分子を組み上げた構造体と比べると構造が脆弱であり、また構造体の事前設計すらも困難であった。これに対し我々は、単純な水素結合供与基であっても高次に集積させ、さらに二次的な相互作用を併用することによって、強固でかつ設計性に富んだ永続的多孔性フレームワークが構築可能であることを示した。本講演ではその詳細を発表します。