今年の夏の猛暑、そして度重なる大型台風の襲来など、気候変動の脅威が現実のものとなってきています。2016年にパリ協定が発効されて以降、世界では脱炭素社会の実現に向けた温室効果ガスの排出削減対策の一つとして、炭素に価格を付けることで、CO2排出削減を促すカーボンプライシングが注目されています。既に、この政策を導入している多くの国では、温室効果ガスを削減する一方でGDPは増加するといった効果(デカップリング)が実証されており、気候変動対策として炭素税の導入などは有効な政策であると考えられています。
日本でも同様の議論は進められていますが、なかなか進んでいないのが現状です。そこで、カーボンプライシングとはどのようなものか。また、公平・公正で全ての国民の幸福や社会の持続性のためにどのようなカーボンプライシングを導入していくことが有効なのか、私たち市民自らが学び、様々なセクター間でディスカッションをすることによって議論を深め、そのあり方について考えていきたいと思います。
日時:2月16日(土)13:30~17:00
会場:エコプラザセミナールーム
プログラム(案):*プログラムは変更することがありますのでご了承ください
1.挨拶
2.基調講演1「気候変動問題と日本における課題(仮称)」
早川光俊(CASA専務理事)
3.基調講演2 「気候変動とカーボンプライシング~国内外の最新動向~」
環境省地球温暖化対策課市場メカニズム室
4.NGOからの提案
藤村コノヱ(グリーン連合代表)
5.ワークショップ「カーボンプライシングのあり方について」
事務局:CASA
主催:グリーン連合
共催:エコプラザ