【日仏女性研究学会「表象の会」2024年度 第1回研究会】
「言語的異性装研究への招待:ステファヌ・マラルメ『最新流行』(1874)を例に」
日時:2024年9月14日(土) 13:30〜15:00
場所:東京ウィメンズプラザ第2会議室A(交通アクセス)& オンライン
〈発表者〉
清水 佳暁 (東京大学大学院博士課程・パリ第8大学 博士課程)
〈コメンテーター〉
横田 祐美子(横浜美術大学助教)
〈司会・コーディネーター〉
西尾 治子(日仏女性研究学会代表)
発表要旨
異性が一般的に着用するとされる衣服を身に着けることは「異性装」と呼ばれるが、性の指標となるのがこの場合は衣服であるのに対し、男性が文字言語において異性を装う場合、「女ことば」や役割語を持たないフランス語において文法的性差を超えた何らかの指標は存在するのか。またそうした事象の分析に有効な手法は何か。本発表では、まず言語的異性装の類型を整理し、その上でフランスの詩人ステファヌ・マラルメのファッション雑誌『最新流行』(1874年)を取り上げる。同誌におけるマラルメの女性一人称の文章を男性一人称の文章と比較することで、読者との関係性が文章および語彙の性質に関わる変項であることを示していく。
タイムスケジュール
13:30 - 14:10 研究発表
14:10 - 14:25 コメント
14:30 - 15:00 質疑応答
ご参加の申込みは前日までにお願いします。
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