〈日時〉
映画上映:10月13日[日]10:00-(終了予定時刻 12:30頃)
上映終了後、休憩を挟みワークショップをおこないます。
山形駅で下車、徒歩7分/ベニちゃんバス東くるりん・西くるりん、路線バス(山交バス)「山交ビル前」下車、徒歩3分
〈参加費・参加方法〉
高校生以上の学生の方は、作品鑑賞、ワークショップともに無料です。
※無料作品鑑賞やワークショップへの参加をご希望の方はこちらのフォームに10月3日[金]までにご登録ください。ワークショップは定員(30名)に達し次第、お申し込み受付を終了します。
※無料作品鑑賞のみの参加も可能です。
※作品鑑賞チケットを別途購入する必要はありません。
※当日は、受付にて学生証のご提示をお願いいたします。
★高校生の方は、学生証をご提示いただくことで、山形国際ドキュメンタリー映画祭2025の上映作品をすべて無料でご鑑賞いただけます。
〈作品情報〉
『昔々、テレビは』
監督:マリー=クロード・トレユ/フランス/1985/57分
南仏オード県の小さな村ラバスティード=アン=ヴァル。テレビは、生活や価値観をどのように変えたのか――シンプルな問いに対する村人たちの語りを通して、映画は具体的な変化を拾い上げる。食事の時間や農作業のリズムが変わり、パリの標準語が方言に混じり、生活の中心がニュース番組へと移っていく。伝統的な村の共同生活に対して、テレビが一方的に映し出す、標準化された外部世界。両者の間に生まれる戸惑い、憧れ、ユーモア、そして新たな関係性をキャメラはとらえる。
『ガワスへの帰郷』
監督:セディカ・レザエイ/アフガニスタン/2006/27分
幼い頃にアフガニスタンを離れ、人生のほとんどを海外で過ごした34歳のエンジニアのジャワドは、33年ぶりに故郷へ帰還する。叔父や叔母が暮らす故郷の村を訪れるが、そこでの生活はまるで時が止まったかのように、昔のままの姿で彼を待っていた。本作は、3か月にわたって2006年にカブールで開催されたAtelier Varan Afghanistanのワークショップで制作された。
*作品はすべて日本語字幕が付きます。
〈鑑賞ワークショップ〉
ドキュメンタリーを「観て、語る」楽しさを体験しませんか?
今回のワークショップでは、フランスの映画監督マリー=クロード・トレユ氏を特別に招き、彼女の作品を鑑賞します。上映するのは、トレユ氏が監督した『昔々、テレビは』(1985年、フランス)と、彼女がワークショップで指導したアフガニスタン出身の女性監督による『ガワスへの帰郷』(2006年、アフガニスタン)の2作品です。
製作された時代も国も異なるこの2つの作品は、テレビやモニターといった「映像」が、伝統的な文化や閉ざされたコミュニティに影響を与えていく様子を描いています。約40年前のフランスの村と、約20年前のアフガニスタンの村で、映像がもたらした変化は、メディアが多様化した現代を生きる私たちにどう映るでしょうか?
上映後には、トレユ監督とともに作品を深掘りするワークショップを開催します。他の参加者と感想を共有し、対話を通じて、映画や、それが描く社会について新たな発見や理解を深めていくためのヒントを各自が見つけていく予定です。それは、大都市と地域社会、あるいは異なる文化や価値観を持つコミュニティ間の差異について、高校や大学で学ぶ視点にもつながるでしょう。
普段からたくさんの映画を観ている方も、ほとんど観ないという方も大歓迎です。一人で映画祭に参加することにためらいがある方、映画祭のボランティアやスタッフに興味があるけれど一歩踏み出せない方、映画を通じて新しい友人を作りたい方にもおすすめです。まずは作品を観て、感じたことを言葉にすることから始めてみましょう。
*ワークショップは通訳があります。
【山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)について】
1989年より2年に一度開催されるアジア最大級のドキュメンタリー映画祭。
世界中から集まる多様なドキュメンタリー映画の上映に加え、監督トークや、ワークショップ、お酒を片手に映画談義に花を咲かす「香味庵クラブ」など、人との出会いが生まれるイベントも多数実施。8日間の会期中、国際色豊かなゲスト、観客約20,000人が山形に集い、街が熱気につつまれます! ぜひお気軽に足をお運びください。
★2025年は10月9日[木]-16日[木]までの開催です★
YIDFF 2025上映作品、タイムテーブルはこちら☟からご覧ください。
YIDFF ウェブサイト