この説明のあとに、フォームがございます。スクロールダウンしてご注文フォームをご確認下さい。恐れ入ります。
2015年度初写真展は飯島望美の「the hidden blood(隠された血)」を開催いたします。
飯島は身近な家族と家業である家畜の「命」のなかで揺れ動きながら、命の価値と意味を自分に問い写真を撮り続けています。今回は彼女にとってRPSでの企画展は第二回目となりますが、本写真展はマレーシアのペナン島で開催されたObscuraフォトフェスティバルにて後藤由美がキュレーションを務めたJapanese Photography Showcase「共存」にて発表された作品であり、同展で実際に使われたプリントを今回展示いたします。
http://reminders-project.org/rps/hiddenbloodexhibitjp/写真展期間中に飯島望美手製写真集の販売をいたします。本表紙の写真を全5種類の中からご希望の写真を選んで頂けるRPS写真展会期中のみ入手可能な期間限定版となります。また、オリジナルプリント付きもご用意。写真展会場にて、また、遠方の方にはオンラインよりお申し込みを頂けます。
◎全署名、エディション入り
※写真展期間中1/10〜2/8まで、本表紙の写真を5種類の中から選んで頂けるRPS写真展会期中のみ入手可能な期間限定版となります。
◎印刷、製本:飯島望美
販売作品:
①手製写真集 『The hidden blood 』7,500円(税込み+送料500円)サイズ(40×28cm)
期間限定特典:写真集表紙写真(インクジェットプリント)を5種類の中からお選び頂けます。
②手製写真集 『The hidden blood 』+6切サイズ(25.4X20.3cm)オリジナル手焼きプリント(RCペーパー)1点 32,000円(税込み+送料1,000円)
①②の表紙写真(インクジェットプリント)、②のオリジナル手焼きプリントは5種類の写真の中からお選び頂けます。
※ギャラリーでは1/10からご予約受付、発送は1月下旬以降順次お振込の確認の出来た方から発送させて頂きます。
尚、受付専用フォームでは【あ】〜【お】の画像を確認しながら、お申し込み頂けます。
アーティストステートメントよりー
私の家族が営む農場の周りでは、なるべく、たくさんの樹を植え、糞尿の処理に気を配る。
なるべく、人から見えないように......
あるとき、取引先のお店に、豚小屋にいる豚の写真をお店に飾りたいと言われたことがあった。
しかし「写真にして飾る様な、そんなにきれいなもんじゃない。
みなさんには加工された「豚肉」という食べ物だと思って、ただおいしく食べて頂きたいんです」と断った。
農場の衛生管理は徹底している。
でも、どうせ理解してもらえないと、農場を知らない人を遠ざけてしまう、
「農場にいる家畜」の存在を消してしまうのだ。ただ、それでは彼らが「動物」としてうかばれないのではないかとも思ってしまう自分がいる。
子どもの頃、病気の牛がいても手術をしないことがあった。私が暢気に生活しているこの瞬間、同じ空間に、体の痛みに耐えながら死を待つ牛が声も上げられずにいると思うと恐ろしかった。そして誰かに知られたらどうしよう。
家族が非難されたらどうしようと、そんなことを考えていた。
その牛がいなくなるとほっとした。
そして、身勝手で、彼らの存在を隠そう、消そうとしている自分自身の残酷さを思い知るのだ。
私は、彼らの日常がいかに過酷かを知っている。でも、彼らが苦しんでいたとしても目をつむることができてしまう。
私の生活は彼らを犠牲にすることで成り立っているが、そんな自分の矛盾した心を、私は一番隠したいのかもしれない。
※下記より必要事項をご記入の上、ご希望の販売作品と詳細をお選び頂き送信してください。