早稲田大学、Fraunhofer IESEの共催、IPA、CSAJ、ITCAの後援により、GQM+Strategiesと関連技術への取り組みや、国際規格ISO/IEC 25000 SQuaREシリーズを活用したソフトウェア品質評価の取り組みを中心として、ゴール指向と測定に基づいてデータに裏付けられたIT経営およびソフトウェア品質評価・向上の実践動向と国際展望を紹介します。第1回セミナーの様子は下記リンク先を参照ください。
http://sec.ipa.go.jp/seminar/20150219.htmlGQM+StrategiesはIESEによって開発された、企業・組織における目標 と戦略(例えばIT化)の間で整合性をもたせて組織構造に沿って連鎖させ、かつ、目標達成を定量的に評価可能とする手法です。GQM+Strategiesは、ゴール指向の測定手法であるGQM(Goal-Question-Metric)法を、組織目標と戦略の整合に向けて拡張した手法と位置付けられます。
SQuaREは、システムやソフトウェア製品の品質要求と評価に関する国際規格シリーズです。
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所からは、GQM法およびSQuaREシリーズを活用したパッケージソフトウェアやSaaSのソフトウェア品質実態調査の枠組みと今後の展望を解説します(IPA 2015-2016年度 RISE委託研究として実施)。また関連組織や協力企業等より、同品質実態調査のベースとなるSQuaREシリーズとPSQ認証制度について詳しく解説します。さらに、GQM+Strategiesや関連技法の国内における適用事例、ならびに、GQM+Strategiesを用いる際の組織戦略の衝突や不整合の検出について解説します。
IESEからはGQM+Strategiesの発明者より書籍『Aligning Organizations Through Measurement: The GQM+Strategies Approach』(2015年9月邦訳『ゴール&ストラテジ入門 – 残念なシステムの無くし方 -』オーム社、2015年9月出版予定)に沿って、GQM+Strategiesの目的や仕組みを詳しく解説し、あわせて実践事例を紹介します。さらにGQM+Strategiesの応用研究として、ソフトウェアシステムにおける技術的負債(technical debt)や、スマートエコシステムにおけるビッグデータを扱う際のビジネス目標とIT戦略の整合にGQM+Strategiesを活用するプロジェクトを紹介します。
共催:
早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所
フラウンホーファー研究機構 実験的ソフトウェア工学研究所(Fraunhofer IESE)
後援:
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)技術本部 ソフトウェア高信頼化センター
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会
特定非営利活動法人ITコーディネータ協会
日時: 2015年9月4日(金)13:30-17:30(終了後、懇親会を予定)
場所: 早稲田大学西早稲田キャンパス57号館201教室(東京メトロ副都心線西早稲田駅 徒歩1分
、JR山手線・東京メトロ東西線 高田馬場駅 徒歩15分)
http://www.waseda.jp/top/access/nishiwaseda-campus参加費: セミナー 無料、懇親会 4000円程度(場所は同キャンパス 63号館1階、立食形式を予定)
参加申込: こちらから参加を申し込みください。懇親会参加希望の場合は9月1日までに申込みください。
懇親会: 懇親会では参加者や、書籍『Aligning Organizations Through Measurement: The GQM+Strategies Approach』
http://www.springer.com/us/book/9783319050461 の著者Jens Heidrich博士、さらに、2015年9月出版の邦訳書『ゴール&ストラテジ入門』訳者でもあるセミナー講師陣と交流いただけます。
定員: 200名(セミナー)
ITコーディネータの方へ: 本セミナーは、ITコーディネータ協会(ITCA)に
後援をいただいていますので、実践力ポイント獲得の機会となります。