河野真太郎さんトークイベント
「社会を探す旅~モダニズム文学とウェールズ文学、『戦う姫、働く少女』をつなぐ坑道を行く」 (聞き手:逆巻しとねさん)
2017年に刊行された『戦う姫、働く少女』(堀之内出版)は、ポップカルチャーから現代社会を鋭く分析し、大きな話題となりました。
その反響を受け、若手研究者たちが議論を深めた内容が、6月上旬に『私たちの「戦う姫、働く少女」』として刊行されます。
『戦う姫、働く少女』著者の河野真太郎さんをajiroにお招きし、研究者に至るまでの「メイキング・オブ・河野真太郎」と、『戦う姫、働く少女』について、その後の研究についてもお話いただきます。
もともとモダニズム文学を研究していた河野さんはレイモンド・ウィリアムズとの出会いをきっかけにウェールズ文学への研究へも踏み出されています。後半では専門のひとつでもあるイギリス文学についても語っていただく予定です。
聞き手は、「文芸共和国の会」主宰で「野良研究者」の逆巻しとねさん。岩波新書編集部のサイトでのインタビューでも最近注目を集めておられます(
https://www.iwanamishinsho80.com/contents/zaiya3-sakamaki?fbclid=IwAR25LwwwhnXiDQFF88eyYqfNlPGQeRpnWaCWhP8gZb86pDhKgWw-ygNdRVo)。
大学を含めた学問をする「場所」の話も、イベントでは展開します。
(河野さんの「現代ビジネス」の記事「私が一橋大学の教員を辞めた理由〜国立大に翻弄された苦しい日々ある大学教授の告白」は
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65088)
ぜひ、ふるってご参加ください!!
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日時:2019年6月21日(金)19:30~21:00(開場19:00)
出演:河野真太郎さん(英文学者、『戦う姫、働く少女』著者)
聞き手:逆巻しとねさん(「文芸共和国の会」主宰/野良研究者)
場所:本のあるところajiro(〒810-0001 福岡市中央区天神3-6-8 天神ミツヤマビル1B)
参加費:1000円(学生500円)
お問い合わせ:
ajirobooks@gmail.com(担当:藤枝)
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【プロフィール】
河野真太郎(こうの・しんたろう)
専修大学法学部教授。1974年山口県生まれ。関心領域はイギリスの文化と社会および新自由主義の文化。著書に『戦う姫、働く少女』(堀之内出版、2017年)、『〈田舎と都会〉の系譜学』(ミネルヴァ書房、2013年)、共著に『文化と社会を読む 批評キーワード辞典』、(研究社、2013年)、訳書にトニー・ジャット『真実が揺らぐ時』(慶應義塾大学出版会、2019年)など。
逆卷しとね(さかまき・しとね)
「文芸共和国の会」主宰/野良研究者。1978年生。宮崎出身。ダナ・ハラウェイと共生・コレクティヴ論。主な論稿:「喰って喰らわれて消化不良のままの「わたしたち」」(『たぐい vol.1』所収、亜紀書房、2019)。その他『現代思想』(2019年3月号)、『ユリイカ』(2018年5月号・2月号)、『アーギュメンツ#3』など。明石書店より近刊予定の在野研究者エッセイ集に寄稿。