十二町潟水郷公園 ここは万葉の時代、布施の水海(みずうみ)と呼ばれ、風光明媚な歌枕の地として知られていました。万葉歌人として有名な大伴家持もここで舟遊びを楽しみ、何首も歌を詠んでいます。山から湧き出る清水が集まる十二町潟には淡水魚のイタセンパラが泳ぎ、オニバスも繁茂していましたが、今、水辺に立って目を凝らしても、除草剤の影響で水中生物の姿は見えず、水底は灰色の泥に覆われ窒息し、公園の土は草を失って不自然に乾き、柳などの植栽された木々も枯れようとしています。
2023年から坂田昌子さんがここからすぐの山際にある宝泉園で庭や竹林の整備を行ってきましたが、縁あってその土地と家を取得することになり、十二町持続可能な地域づくり推進協議会や住民のみなさんとも話し合いをしながら十二町潟水郷公園の環境再生に本格的に取り組むことになりました。
第2回は前回落ち葉をすき込んだ公園内の樹木に伝統の「しがら」をつくり、水がゆっくり浸透し、ゆっくり蒸発する潤いのある状態にすることで樹木の再生を促します。
日時:2025年6月2日(月)-3日 (火)10:00~16:00
持ち物:ショベル(移植ゴテサイズのもの)、片手鍬、剪定バサミ、手鋸など、昼食、飲み物
参加費:無料
お問合せ himi.12.housen@gmail.com