仏像の知られざるなかみ
~新発見!愛知・西光寺一行一筆結縁経の不思議~
仏像のおなかのなかにある像内納入品を40年以上研究されている、多摩美術大学教授の青木淳先生にご講演していただきます。
仏像の胎内は、いにしえの人々の祈りが密封された空間であり、仏像の像内納入品はまるで日本人の信仰の歴史を閉じ込めたタイムカプセルのようです。
像内納入品の研究から、「日本仏教史に一石を投じる資料」をご紹介いただきます!!
今年は法然上人が浄土宗を開宗されて850年という記念すべき年にあたります。それは源平の争乱の時代でもありました。いくさばかりでなく、伝染病やありました飢饉、天災など多くの人々が親しい人々の死と向き合わざるを得ない時代でも。人々は大きな時代の変動という課題と格闘し、政治や宗教・文化に新たな価値観を模索し続けました。
そうして生まれたのが、法然の『撰択本願念仏集』であり、ここに新たな宗教の扉が開かれることになりました。快慶が東大寺や高野山を舞台に作った阿弥陀仏や、後白河院の編んだ『梁塵秘抄』にも、新しい時代の息吹が溢れています。
本講座では現在東京国立博物館で開催されている「法然と極楽浄土」展に合わせて、近年、愛知県名古屋市の西光寺地蔵菩薩像に納められていた「一行一筆結縁経」という不思議な写経を読み解くことを通じて、新たな中世的な世界像について話し合いたいと思います。
(西光寺地蔵菩薩像の「一行一筆結縁経」には源空=法然、栄西、快慶、大阪・一心寺「一行一筆結縁経」には慈円・重源・印西といった『平家物語』の重要なドラマシーンを彩った人々が直筆で写経・署名しています)東京国立博物館平成館大講堂で開催します。
開催日:2024年6月1日(土) 14:00(開場は13:30)〜16:20
場所:東京国立博物館 平成館 大講堂
※ご注意 専用入口西門から入館票を受け取り、会場の平成館の大講堂に行くことができます。
参加費:2000円 (資料代込み)大学生以下、障害者、付添者無料
基調講演
愛知県・西光寺「一行一筆結縁経と法然・栄西・快慶」青木 淳
法然上人による浄土宗開宗の意義 林田康順
後白河院時代の若戸信仰 中村 文
主催:一般社団法人 芸術文化継承機構
後援:三弥井書店・日本講演新聞・西光寺
手話: 山口まちこ
振込金融機関・・・「ゆうちょ銀行」 口座名義・・・「ツムグ プロジェクト」
※ゆうちょ銀行からのお振込(郵便局からのお振込)
口座記号・・・「10000」 口座番号・・・「58021631」
※ゆうちょ銀行以外からのお振込
支店番号 008 ゼロゼロハチ 普通預金番号・・・「5802163」
青木淳氏 (あおき あつし)1965年東京生まれ 総合研究大学院大学修了・博士(学術)多摩美術大学教授 専門は日本美術史・宗教文化史 鎌倉時代の仏師快慶の研究者として知られる。最近ではNHKスペシャル「運慶と快慶 新発見!幻の傑作」に出演。著書に『福島の磨崖仏―鎮魂の旅へ』(淡交社 2017)・『四国の仏像―いにしえの祈りのかたち』(淡交社 2015)など
林田康順氏 (はやしだ こうじゅん)大正大学教授、大正大学綜合仏教研究所所長、浄土学研究会理事長、大本山光明記主禅師研究所所長、浄土宗教学院副理事長、慶岸寺住職など。『なむブックス⑬〈私〉をみつめて―法然さまのやさしい教え―』(浄土宗出版室)、『青春新書 図説あらすじでわかる! 法然と極楽浄土』(青春出版社)、『浄土宗の常識』(朱鷺書房、共著)など、著書・論文多数
中村 文氏(なかむら あや) 1953年生。博士(文学)。専攻:中古・中世文学。平安末期~鎌倉初期のあまり著名ではない歌人の伝記を書いています。著書『後白河院時代歌人伝の研究』(笠間書院、2005年)。編著書『歌人源頼政とその周辺』(青簡舎、2019年)