【12/24締切・申込フォーム】ガーデンキュレーター即戦力キャンプ・2022冬
この度は、「ガーデンキュレーター」即戦力キャンプに興味を持っていただき、ありがとうございます。
私は、3年ほど前から「日本初のガーデンキュレーター」と名乗り、活動をしております。
植栽管理の現場に携わって30年が経とうとしていますが、その中で、
・設計当初のデザインコンセプトが踏襲さるシステムができていない
・その時々の予算によって、計画的な管理が分断されてしまうことがある
・植物をより良く活かすことよりも、人の都合を優先させて作業が行われている
というようなケースに度々直面してきました。
何故、そのようなことが起きるのだろうか?
その原因の一つとして私が感じたこと、それはそこに住む人/活用する人(施主側)と作業する人(受注側)との意思疎通が取れていないケースがとても多かったということです。そして、そのような表面には見えない仕事に汗をかくようになっていきました。
その後しばらく、この仕事をすればするほど、世の中にはこのような役割が”必要とされている”という実感が沸々と沸き上がってきました。そんな時に出会ったのが、山本紀久先生の『造園植栽術』という本です。この本の中にある「キュレーターの役割が重要」という部分を読み、「これだ!」と思い立つと同時に、自身を「ガーデンキュレーター」と名乗ってアドバイス業務を行ったり、「ウォークスルー」(これも、上記の本で知った言葉です)を行ったりするようになったのでした。
そのような想いの中、「これからは、このような仕事をする人材が増えることによって、世の中の緑地環境や景観がもっと良くなるはず」と確信し、山本先生に相談させていただいたところ、今回、快く塾長を引き受けてくださることになりました。
このキャンプでは、『造園植栽術』第7章をさらに深めていきます。
■植物の遷移を読み込んだ管理
■時間を味方にした景観づくり
■庭師の技が風景の価値を高める
上記テーマについて、同じ志をもつ仲間と共に、フィールドで学んでいきたいと考えています。
ランドスケープの世界でも、「植栽管理なくしてランドスケープなし」ということが意識されるようになってきました。ランドスケープ・ガーデニングの本質は、メンテナンスにあります。
「メンテナンス イズ アート」を実践していく仲間が、全国に増えていくことを願っております。
株式会社Q-GARDEN
代表取締役 小島理恵