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日本ビルマ救援センター(BRCJ)報告会資料

~Chiang Mai, Mae Sot~

2011.3.25~4.4

訪問先の難民キャンプ&NGOなど

入手資料

(P)パンフレット、(B)本、 (D)資料

Mae Tao Clinic:メータオ・クリニック

1988年の弾圧を逃れた学生を保護するため89年にシンシア・マウン医師とビルマ人学生がメーソットに設立した診療所。ビルマ難民、国内難民(IDP)、移民労働者に無料で医療・厚生活動を行っている。維持費は各国のNGOから援助を受けている。シンシア医師は01年、アジア人権賞女性特別賞受賞。02年、マグサイサイ賞受賞。http://www.maetaoclinic.org/

2010年11月メーソットに逃れてきた避難民支援の活動報告を伺う。

メーソット~ミャワディ国境

2010年7月より国境が閉鎖され、タイ側の国境マーケットは閑散としていた。友情橋の入管はバンコクから役人が来て、労働許可書の更新手続きを行っていた。

タイヤチューブの川渡しは繁盛し、たくさんの往来が見られた。片道15バーツで渡れる。

Karen Women’s Organization (KWO):カレン女性機構

メーラ、ウンピャンマイ、ヌポキャンプ(メーソット事務所管轄)、メーラウー、メーラマルアンキャンプ(メーサリアン事務所管轄)バンドンヤン、タムヒンキャンプの保育プロジェクト、女性自立プロジェクト、健康・保健衛生、孤児・老人の世話。図書館運営、トレーニングプログラム(人権・女性と子どもの権利、リーダーシップ研修など)を行っている。メーソット事務所、メーサリアン本部事務所を訪問。メーラ、ウンピャンマイキャンプ訪問ではKWOのスタッフが同行してくれた

(B)Walking Amongst Sharp knives

(P)Empowerment Equality Freedom

メーソットゴミ捨て場

メーソット地区のごみ集積場。マウンマウンティンに連れて行ってもらう。長靴を履いてごみ山に登る。3月の暑気ではあったが、気温が低かったために悪臭はなかった。前回撮った写真を持参し、住民に届けた。

Sky Blue School:スカイブルースクール

メーソット地区のごみ集積場横に隣接する移民労働者の子どもたちの学校。夏休みで子どもたちはいなかった。校舎はきれいな絵でペイントされていた。

SAW Social Action for Women:女性のための社会行動

2000年6月設立。2008年USAidsより赤いリボン賞受賞。タイ、メーソット周辺のHIV陽性のビルマ人女性や子どもたちのためにシェルターや健康・教育施設を提供している。エイズ孤児に安心できる家を運営している。

Border Line:ボーダーライン

フェアートレードとティーショップ、アートギャラリー

http://www.borderlinecollective.org/

21のグループと個人が製品を販売している。

訪問前日の3月26日東日本大震災の被災者のために大きな催しが開かれた。

(P)Borderline

Shop, Gallery & Tea Garden

Assistance Association for Political Prisoners (AAPP):

政治囚支援組織

ビルマ軍政による政治囚への拷問や強制労働、劣悪な収容環境を世界に伝え、政治囚の釈放を求める。刑務所、拷問、囚人の暮らしが分かる展示室がある。

 http://www.aappb.org/

(B) The Ten Year Fight For Burmese’s Political Prisoners

(B) The Hidden Impact of Burma’s Arbitrary and Corrupt Taxation

Mae La Refugee Camp:メーラ難民キャンプ

ターク県タソンヤン地区。ビルマ国境から約8キロ。敷地は4平方キロメートル。メーソット北にあり、カレン人難民キャンプとしては最大規模。現在45,698人が生活する。KWO事務所、孤児院などを訪問した。

New Blood School:ニューブラッドスクール

BRCJが支援を続けている移民労働者の子どもたちの学校。生徒が350人に増えた。寄宿生の数も増えている。1日に1人につき10バーツの食費がかかる。

トイレと教室が増築されていた。

Help Without Frontier:国境なき援助

イタリアのNGO。国境の移民、IDPの学校を支援している。縫製工場と給食所を持つ。縫製工場では学校の制服を作っている。給食所では一日に4500人の食事を供給している。

Umpiem Mai Refugee Camp:ウンピャンマイ難民キャンプ

ターク県ポパラ地区。ビルマ国境からは約10キロ。敷地は788,800平方メートル。メーソットから南に車で約2時間、山の上に位置するキャンプ。現在17,743人が生活する。KWO事務所、織物プロジェクトを見学。

Ee Tu Hta IDP Camp: イトゥタ国内避難民キャンプ

メーサリアンから車で約2時間のメーサムレップへ。メーサムレップからボートで約1時間半のところにある。2006年4月に約800人の難民が避難し、その後徐々に大きくなっていった。現在は6セクションあり、4500人の避難民がここに暮らす。国際NGOの支援は届きにくい。

Women's Education for Advancement and Empowerment(WEAVE):

発展とエンパワーメントのための女性教育

各難民キャンプ内で、民族の伝統を生かした民芸品を製作している。その製品はチェンマイ事務所、メーソットの店舗で購入できる。また、難民キャンプ内での保健衛生の指導や、幼児教育にも活躍している。

http://www.weave-women.org/

(P)”Creates Style, Partnership and Hope”

(P) Income Generation Project

BRCJ現地支援報告

現地支援予算

(1円≒2.83バーツ)

BRCJビルマ難民支援金             200,000円

70,640バーツ

BRCJビルマ難民支援金(①)

70,640バーツ

支援の部

(1バーツ≒0.35円)

メーラキャンプ IDP支援(米代)

10,000バーツ

メーラキャンプ KWO孤児院

5,000バーツ

ウンピャンマイキャンプKWO活動(老人の世話など)支援

10,000バーツ

New Blood School学校支援

20,000バーツ

Burma Relief Centerへ支援金のストック

15,000バーツ

メーラキャンプ孤児院、New Blood School、Hope of Heaven孤児院へ差し入れ、菓子など

1,415バーツ

小計(②)

61,415バーツ

支援物資

古着、おもちゃ(ぬいぐるみ)、石けん、シャンプーなど合計約70キロ

バザー用仕入れの部

Karen Women’s Organization(織物製品)

1,900バーツ

WEAVE(織物製品)

2,410バーツ

Borderline Shop(織物製品など)

3,635バーツ

チェンマイ・サンデーマーケット(アクセサリーなど)

1,280バーツ

小計(③)

9,225バーツ

支出合計(②+③)

70,640バーツ

以上ご報告いたします。