2月14日はバレンタインデー。日本では昭和30年中頃から、女性から男性への愛の贈り物としてチョコレートを贈る習慣が始まったようです。 チョコレートの紀元は紀元前1500年から400年頃に栄えたオルメカ文明まで遡るそうで、現在のメキシコ南部、中央アメリカを含む地域のメソアメリカで生まれたそうです。 マヤ文明(4−9世紀)でもカカオの栽培がされており、マヤ族はカカオを貨幣として使用し、儀式においてはチョコレートが神への捧げ物として重要な役割を果たしていたそうです。また、アステカ王国(14世紀)でもカカオ豆は年貢として利用されていたそうです。当時は、カカオ豆30粒で小さなうさぎ一匹と交換できるほどの価値があったそうです。 コロンブスとチョコとの関係は、1502年にホンジュラス沖でマヤ人の交易船にカカオが積まれているのを見たのがコロンブスの最初のチョコとの出会いのようです。報告書に「マヤ人がとても大事にしている」と記したのが残っているようですが、コロンブスにはカカオがどのような役割をしているのかは分からず、結果としてチョコに興味を示すことはなかったようです。 チョコレートは16世紀初頭にアステカ王国を植民地にしたスペインから徐々にヨーロッパ全土へと広まっていったようです。長い間、チョコレートとは飲み物として利用されていて、アステカ族がチョコレートを甘味を加えずに飲んでいたのに対し、ヨーロッパに渡ってからは砂糖で甘味を加えられたものと改良されていったそうです。現在のような食べるチョコレートは、1800年代に入ってからの発明だそうです。
参照)日本チョコレート・ココア協会 「チョコレート・ココアの歴史」
[ANSWER] チョコはその昔、お金だった! |