Published using Google Docs
算数で考える環境問題_News_JAN2020
Updated automatically every 5 minutes

 

ブルーエッグスは環境教育のNPO(特定非営利法人)です。

ニュースレター 2020年1月号

昨年の11月、12月は暖かい日が多く見られました。例えば横浜の11月/12月の平均最高気温は16.7度/12.4度、なのですが、11月は、5日のうち4日は最高気温が平均より高く、12月の半数以上が平均より暖かくなりました。また大晦日に至っては最高気温が20.3度と上がり、昨日、一昨日も最高気温が18.9度、 17.6度と冬らしくない冬の日になりました。

暖かい日が続いたことで、8−9ヶ月に植えた冬キャベツが大きく成長し大玉に、なんてニュースもありましたが、この暖かい日が多かった要因のひとつは、インド洋の海面水温が西部で高く、東部で低い状態が続いていること(ダイポールモード現象)にあるそうです。この現象により大気の流れが変わり、南にある高気圧が例年より強く、寒気が南下しにくい状態になっているそうです。(日本気象協会

このダイポールモード現象はそろそろ終わりを迎えると見込まれていて、来月には平年並みの気温に戻ると予想されています。みなさま、くれぐれも体調崩されませんように。

[ANSWER] 海の温度がいつもとちがうから

[練習問題] 「例年よりあたたかい」ってどのくらいあたたかかったの? (クリックすると教材にアクセスします)

練習問題

回答

[季節モノクイズ]

2月14日はバレンタインデー。日本では昭和30年中頃から、女性から男性への愛の贈り物としてチョコレートを贈る習慣が始まったようです。

チョコレートの紀元は紀元前1500年から400年頃に栄えたオルメカ文明まで遡るそうで、現在のメキシコ南部、中央アメリカを含む地域のメソアメリカで生まれたそうです。

マヤ文明(4−9世紀)でもカカオの栽培がされており、マヤ族はカカオを貨幣として使用し、儀式においてはチョコレートが神への捧げ物として重要な役割を果たしていたそうです。また、アステカ王国(14世紀)でもカカオ豆は年貢として利用されていたそうです。当時は、カカオ豆30粒で小さなうさぎ一匹と交換できるほどの価値があったそうです。

コロンブスとチョコとの関係は、1502年にホンジュラス沖でマヤ人の交易船にカカオが積まれているのを見たのがコロンブスの最初のチョコとの出会いのようです。報告書に「マヤ人がとても大事にしている」と記したのが残っているようですが、コロンブスにはカカオがどのような役割をしているのかは分からず、結果としてチョコに興味を示すことはなかったようです。

チョコレートは16世紀初頭にアステカ王国を植民地にしたスペインから徐々にヨーロッパ全土へと広まっていったようです。長い間、チョコレートとは飲み物として利用されていて、アステカ族がチョコレートを甘味を加えずに飲んでいたのに対し、ヨーロッパに渡ってからは砂糖で甘味を加えられたものと改良されていったそうです。現在のような食べるチョコレートは、1800年代に入ってからの発明だそうです。

参照)日本チョコレート・ココア協会 「チョコレート・ココアの歴史」

[ANSWER] チョコはその昔、お金だった!


 

                                                  

                        

                                

                                        

                                                

『算数で考えるかんきょう問題』は、算数と環境を使って考える力を育 てる、という新しいアプローチによって、1)算数の力を磨き、2)自 然環境の知識を身につけながら、3)子どもたちの思考力、特に海外で の教育で重要視されるクリティカル・シンキング・スキル(問題点を把 握し、分析することによって最善の方法を見つける能力)を育てること を目的としています。

算数で考えるかんきょう問題

過去のニュースレター

著者

練習問題一覧表

連絡先

                                        

                        

https://blueggsee.com

@ 2020BLUEGGS ENVIRONMENTAL EDUCATION. All rights reserved

ニュースレター 2020年1月号