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積算回数の目安
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積算回数の目安

デフォルト条件(SCANS=16)で1Hを測定し,S/N計算を実行する.

  1. 1Dプロセッサウインドウでをクリックしピーク検出を行う.
  2. メニューバーの解析ツール>S/N計算
  3. S/N計算ウインドウのファイル選択ボタンをクリックし,現れる指型のカーソルでスペクトルをクリックする.
  4. シグナル領域を拡大してから,S/N計算ウインドウの信号領域ボタンをクリックする.ボタン右にその範囲の化学シフトが入力される.
  5. シグナルのない領域を拡大してから,S/N計算ウインドウのノイズ領域ボタンをクリックする.ボタン右にその範囲の化学シフトが入力される.
  6. S/N計算ウインドウの計算実行ボタンをクリックすると結果が表示される.

得られたS/Nをシングレットメチンに換算して下表を使う

S/N

測定の目安

>2000

13Cはデフォルトで可能(SCANS=256)

>1000

13C SCANS=1024 (1hr)

2h連続測定が可能(1H, 13C, DEPT90, DEPT135, COSY, HSQC, HMBC)

>500

14h連続測定が可能(1H, 13C, COSY, HSQC, HMBC)

>200

13Cだけでオーバーナイト(SCANS=15000)

COSY(SCANS=16 )+HSQC(SCANS=16 )+HMBC(SCANS=96 )でオーバーナイト

それ以下

微量管を使用して500MHzの依頼分析へ.

マルチプレットで背が低いシグナルが多い場合は二次元の積算回数を増やす.

S/Nは√(積算回数)に比例する.