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算数で考える環境問題_News_Oct2018
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 ブルーエッグスは環境教育のNPO(特定非営利法人)です。

ニュースレター 2018年10月号

[ANSWER] アジアゾウ

アジアゾウは象牙を目的とした密猟や生息環境の悪化により、この60-70年の間に約半数の5万頭ほどまで減り絶滅危惧種に指定されています。アジアゾウの中のスマトラゾウは熱帯雨林の消失により、危機ランク最高位の近絶滅亜種(critically endangered)に指定され保護対策が急がれています。

ジャイアントパンダは乱獲や生息環境の悪化で絶滅寸前の危機にあり、1990年に絶滅危惧種(endangered)になりましたが、保護活動が効果を上げ1,800頭まで回復し、2016年に絶滅危惧種のリストから外れ危急種(vulnerable)になりました。ロシアや日本に生息するオオワシは減少傾向にあり、約5,000羽ほどまで減り危急種(vulnerable)に指定されています(WWFアジアゾウ環境省オオワシWWFパンダ)。

[練習問題] どんな動物が絶滅の危機にあるの?(クリックすると教材にアクセスします)

[ANSWER]   台風の上陸数

2018年は大型で強い台風が何度か日本列島に上陸し、台風被害が相続いています。1951年から2018年10月25日までに日本列島に上陸した台風は合計201個あり、そのうち上陸数が多い都道府県は鹿児島(20%) 高知県 (13%) 和歌山県 (11%)となっています。さつまいもの生産量のトップスリーは鹿児島県(全体の35%) 茨城県 (22%)千葉県(13%)となっています。(e-Stat(政府統計の総合窓口, 2018. 作物統計調査)

[練習問題]  台風の上陸する割合が大きいのはどの県?(クリックすると教材にアクセスします)

[ANSWER]   風力の設備容量

世界の風力発電のトップ2は中国とアメリカで、世界の半分以上(51.5%)の風力設備容量はこの2カ国に集中しています。2018年3月末の日本の風力発電の風車数は2,253基、設備容量は3,500メガワットあり(新エネルギー・産業技術総合開発機構, 2018) この量は約230万世帯で使用する電力使用量に相当し、ほぼ北海道の世帯数と同等です(総務省統計局, 2018)。         

国土の大きさにおいては中国とアメリカは、ロシア、カナダに続いて大きく、両国の国土ほぼ同大で約1,000万 km2の面積があります。        

                

[練習問題] インドの風力って日本の何倍?(クリックすると教材にアクセスします)


                                                   

                        

                                

                                        

                                                

『算数で考えるかんきょう問題』は、算数と環境を使って考える力を育 てる、という新しいアプローチによって、1)算数の力を磨き、2)自 然環境の知識を身につけながら、3)子どもたちの思考力、特に海外で の教育で重要視されるクリティカル・シンキング・スキル(問題点を把 握し、分析することによって最善の方法を見つける能力)を育てること を目的としています。

                                        

                        

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ニュースレター 201810月号