I/O 2019: Google Play での開発、リリース、ビジネス拡大に役立つ新機能

 

Posted by Kobi Glick, Product Lead, Google Play

 

Google Play ではこれまで 10 年以上にわたって、190 か国以上から 25 億人超のアクティブ ユーザーが参加する巨大なプラットフォームを構築してきました。これほどの規模のエコシステムは、デベロッパーの皆様のお力添えなしでは実現できませんでした。皆様が魅力的なアプリやゲームの開発を通じて、世界中の人々を楽しませ、日々の生活を便利にし、学びの機会を提供してくださったおかげです。

 

Play Console には、1 か月に 750,000 件以上もの APK や App Bundle がアップロードされます。皆様の熱意に感服するとともに、そのビジネス拡大をお手伝いできることを誇りに思っています。今年もさらに皆様のお役に立つため、本日の Google I/O でアプリやゲームの開発、リリース、改善に役立つ新しいツールと機能を発表します。その多くは、皆様からのフィードバックや提案に基づいて実現したものです。ぜひこれらの新機能を、さらなるビジネスの拡大にお役立てください。

 

効率的なモジュール式アプリとカスタマイズ可能な機能配信

 

昨年、Android の新しい公開形式 Android App Bundle と、最新の動的配信フレームワークを導入しました。App Bundle はすでに 80,000 以上のアプリやゲームの製品版に採用されており、サイズは平均で 20% 削減、インストール率は 11% 上昇しています。そしてこのたび、アプリ配信の将来を見据えて、Android App Bundle に最新の動的配信機能を追加します。

 

動的な機能がベータ版を卒業し、すべてのデベロッパーの皆様にご利用いただけるようになりました。また、新たな配信オプションとして以下が追加されました。

 

ベータ版プログラムの期間中は、さまざまなデベロッパーが斬新な方法で動的な機能を実装してくれました。たとえば Netflix は、ユーザーがサポート センターにアクセスしたときに、動的な機能としてカスタマー サポート機能を配信しています。ユーザーが必要としたときに初めてその機能を配信するようにしたことで、Netflix アプリのサイズを 33% 削減することができました。詳しくはこちらの動画でご覧いただけます。

 

[Netflix video]

 

シームレスな内部テストとセキュリティの強化

 

App Bundle については、テストの実施に手間がかかるとのご意見をいただいておりました。そこで、新たに内部アプリ共有機能を導入し、テストビルドを簡単に共有できるようにしました。App Bundle を Google Play にアップロードし、URL をダウンロードしてテスターと共有するだけでテストを開始できます。製品版のリリース時に必要な確認(バージョン コード、署名鍵など)のほとんどは不要です。

 

Android App Bundle については、効率の向上やモジュール化に加え、新規インストール時のアプリ署名鍵のアップグレードを可能にしてセキュリティを強化しました。この機能を使用すると、Google Play での新規インストール時と更新時に暗号鍵の暗号強度をアップグレードできます。これまではアップグレードの手段がなく、多くのアプリがかなり以前に生成された暗号鍵で署名されていましたが、この新機能により過去にさかのぼって暗号鍵の強度を高めることができるようになります。

 

ユーザーによる更新をもっと簡単に

 

自動更新を通知しても、なかなか更新してくれないユーザーがいるとの声も聞かれます。そこで、新たに In-app Updates API を一般公開し、ユーザーがアプリを中断することなく更新できるようにしました。早期アクセス プログラムでは、この API を使用してアップグレード フローを変更した多くケースで、承認率の中央値が 50% 前後まで上昇しました。

 

この API は、現在のところ以下の 2 つのフローに対応しています。

 

即時更新フロー                               柔軟更新フロー

 

新しい Google Play Console データでより的確な意思決定を

 

アプリのパフォーマンスを改善してビジネスを拡大するには正しいデータが必要です。そこで、Google Play Console に新たな指標と分析情報を追加し、アプリの状態とパフォーマンスをより正確に測定、分析できるようにしました。

 

 

 

 

ユーザー レビューに迅速に返信して評価を高める

 

もう 1 つの重要なパフォーマンス データである「ユーザーのレビュー」にも大きな変更を加えました。アプリの評価に関して、何年も前のレビューの代わりに、最近のバージョンに対するレビューが優先的に反映されるようにして欲しいとの要望が寄せられていました。そこで、初回リリースからの累積値の使用をやめ、最近のレビューにより大きな重みを付ける形で Google Play ストアの評価を再計算しました。変更後の評価は、Google Play ストアでは 8 月に公開する予定ですが、Google Play Console ではすでにプレビューできるようになっています。

 

デベロッパーの皆様が Play Console から返信するユーザーレビューの数は、1 日あたり 100,000 件にも上ります。加えて、レビューに返信することで、ユーザーの評価が星換算で 0.7 改善することもわかっています。そこで、より多くのレビューに返信して評価を上げることができるよう、定型返信文を利用して簡単に返信できるようにしました。ユーザーのレビューに返信しようとすると、レビューの内容に基づいて自動生成された定型返信文が 3 つ表示されます。いずれかを選択してそのまま返信することもできますし、定型返信文をカスタマイズすることも可能です。もちろん、メッセージを一から作成することもできます。定型返信文は現時点では英語のみとなりますが、今後他の言語にも対応する予定です。

 

 

Google Play ストアの掲載情報のターゲティングとカスタマイズ

 

ユーザーは、Google Play ストアの掲載情報にアクセスし、アプリやゲームの詳細を確認してインストールするかどうかを決めます。この貴重な情報提供の場をさらに有効に活用できるよう、ユーザーのライフサイクルに応じて掲載情報を最適化できる新機能を追加しました。

 

 

Google I/O では、これら以外にもさまざまな Google Play 機能について解説しています。セッションは、ライブ ストリーミングまたは Android Developers YouTube チャンネルでご覧いただけます。

 

また、アプリ開発を成功させるためのアカデミーでは、成功に必要なスキルと知識にさらに磨きをかけるための e ラーニング コースを提供しています。ニュースレターにご登録いただくと、Google Play の新機能や最新情報をお届けしますこれらのリソースもぜひご活用ください。