(1) USBメモリ挿入時の注意事項
USBメモリは1個のみ認識する.
(2) USBメモリの強制取り外し時の注意事項
USBメモリを挿入後,「USBメモリの取り外し」ボタンを押下せずにUSBメモリを取り外した場合,USBメモリ内のデータが破損する場合がある.
また,USBメモリ内のファイル検索中にUSBメモリを取り外した場合,ファイル検索が即時終了しない場合がある.
(3) 暗号化されているUSBメモリの注意事項
USBメモリ自体が暗号化されている場合,USBフラッシュメモリ内のファイルを読み込めないためUSBメモリプリント機能およびUSBメモリスキャン機能を利用できない.
(4)ファイル検索時の注意事項
次の状態に該当するファイルはUSBメモリ印刷ができないため,印刷ジョブ一覧画面に表示されない.
データ形式 | 拡張子 | 状態 |
Word | .doc .docx | ・ファイルが破損している ・ファイルが開けない ・保護されたビューとして開く ・パスワードがかかっている ・印刷制限がかかっている |
Excel | .xls .xlsx | |
PowerPoint | .ppt .pptx | |
・パスワードがかかっている ・印刷制限がかかっている ・AdobeReaderで開けない ・PDFの言語仕様から外れている(ISO 32000-1の標準仕様から外れている) ・内部データ形式にJPEG2000を使っている ・メモリ不足となる (例) -レイヤー(透過機能等)を多用したもの -表示面積が大きなイメージ(高解像度スキャン画像等)で回転処理されたものを含むもの -グラデーションを使用したもの -大きなパターンを多数使用したもの -画像を1ページ内に多数使用したもの -複雑な(もしくは多量の描画命令を含む)外部オブジェクト(XObject)を含むもの | ||
TIFF | .tif .tiff | ・面順次画像 ・タイリング画像 ・LZW圧縮画像 ・ビックエンディアンのビット配列の16ビットPackBits圧縮のもの ・サブサンプリングされたPackBits圧縮のもの ・アルファチャンネルがあるもの |
JPEG | .jpg .jpeg | ・符号化なし8bitでチャンネル数が4のもの ・ベースラインシーケンシャル方式以外で符号化されたもの ・JPEG_ADOBE形式のJPEGファイル(Adobe Photoshop等で作成したもの) |
(5) ファイル検索にかかる時間について
既定では,USBメモリ内のフォルダに保存されている印刷可能ファイルを検索するが,ファイル数が多い場合は検索時間が長くなる.この場合は,印刷対象のファイルのみルートフォルダに保存することで,検索時間が短縮される.
(6) 用紙サイズ選択の注意事項
TIFFやJPEGなど,用紙サイズが不定形なものについては,用紙サイズをA4かA3から選択する必要がある.選択したサイズに拡大縮小されて出力される.
印刷ジョブ送信時に指定したサイズの用紙が複合機に入っていない時は,エラーとなって印刷が一時停止される. その際はプリンタ操作端末のそばに示されている案内に従って操作する.
B5,B4で印刷する際は,用紙が入っていることを確認すること.
(7) 印刷できないExcelファイル
Word形式の埋め込みオブジェクトが存在し,かつ,この埋め込みオブジェクトがページの端
に位置しているExcelファイルは,印刷できない場合がある.