令和4年度 石巻市在宅医療・在宅介護に関する市民講座
【当日の様子:写真】
当日、参加者は10名
和やかな雰囲気で講座が行われました。
一般社団法人みんなの健康らぼ
医療法人社団やまと やまと在宅診療所一関 医師 杉山 賢明 氏
市民の方がリラックスできるように、みんなの健康らぼで作成した黄色のTシャツを着用されて講話されました。
一般社団法人 日本産業活性化支援機構 副理事
魅力 ママ起業コンサルタント 北山 真理 氏
※以前、やまと在宅診療所一関で診療アシスタントとして杉山先生と勤務された経歴があります。急遽、杉山先生が声を掛けられ、講師として参加されました。
序盤は、杉山先生から講話をいただきました。
看取りとはどのようなものか、定義などについて説明。また、人生会議(アドバンスドケアプランニング(ACP))についての説明があり、そこで、人生の終いを考える時のポイントの説明(明るい希望を持ちつつ、もしものことも考えておく)がありました。
専門用語をあまり使わず、市民にわかりやすい言葉で丁寧にご説明いただきました。
中盤以降、アドバンスドケアプランニング(ACP)を考える際に、ツールとして使用する“みんラボカード(一般社団法人みんなの健康らぼが作成)”を使用し、自分が必要と感じるカードを選択し、手元に5枚残す作業を実施しました(自身が余命数ヶ月と宣告された状況を踏まえて実施。カードの例として、延命措置はしてほしくない・好きなものをたべていたい等がある)。
本来、参加者間で、この“もしばなカードを使用し、自身のACPを考えていただく予定でしたが、新型コロナウイルス感染症が拡大傾向であったことから、感染症対策としてグループワークは中止としました。
そこで、 講師のお二人が壇上で実際に“もしばなカード”を行い、手元をスクリーンに映し、参加者に使い方や進めた方について分かりやすく説明いただきました。
参加者も自分だったらどのようなカードを手元に残すか真剣に考えておられました。
【質問・感想】 3名の方から質問や感想をいただきました。
「本日、来られなかった人は大変惜しいことをした」と非常に講座に満足されていた様子でした。
看護学校を卒業したばかりの看護師さんからは、「地域に根差した看護師になりたい」といった大変うれしい感想をいただきました。
「現在、親の介護をしており、この講座に参加して少し気持ちが楽になった」と感想を述べられておりました。