スプレッドシート使用方法
2018/10/9 版(2015/4/29 Tomoyuki Suzuki 作成
2015/5/1 Akinori Oyama 追記 2017/4/1 Riaki Hirota 改訂 Tomoyuki Suzuki 追記 2018/10/9 Riaki Hirota 追記)
最初だけ必要な操作 |
①テンプレートからシート作成 |
①−1 以下の URL にアクセスします。
①−2「このテンプレートを使う / USE TEMPLATE」をクリックします。
注:「amaraSettings」シートにバージョン番号と更新日が記載されています。
質問があるときや異常な操作を発見したときに、合わせて教えてください。
②Profileの設定 |
②−1 メニューの「Amara」を選びます。
②−2「Profile settings」を選びます。
②−3 「続行 / Continue」→「承認する / Allow」を選びます。
③Profileの設定(つづき) |
以上で初期設定は終了です。
タスクごとの操作 |
④字幕のインポート |
④-1「①テンプレートからシート作成」で開いたファイル、または新たに同じテンプレートから作ったファイルの「amaraSettings」シートを開きます。
④-2 翻訳元・翻訳先の言語を確認 します。通常は Original language(C9セル)に英語「en」、
Target language(C10セル)に日本語「ja」と入っています。
D9・D10の「Revision no」は、空欄にしておくと最新のものがインポートされます。
④-3 インポートするビデオを指定します。
C11セルにタスクのリンク (URL) またはビデオ ID をコピーして貼り付けます。
注:
・タスク一覧で表示されるビデオの「Video: ビデオのタイトル」上で右クリック→「リンクアドレスをコピー」を選んでも、同様のリンクが取得できます。
・ビデオ ID は Amara の該当タスクのページであればどこからでも取得することもできます。
④-4 「Amara」メニューの「Import from Amara」を選びます。
④−5 「続行 / Continue」→「承認する / Allow」を選びます。
※Googleのセキュリティアラートが出ますので、こちらの手順に従って進んでください。
④-6 Source version 選択のダイアログボックスが出てくることもあります。
日本語字幕作成後に、英語字幕に編集が加わっている場合です。
Yes → 英語最新版、No → 最初に字幕を作ったときのバージョン
Yes を選んで最新字幕と対応させるのが良いですが、英語の追加編集でタイミングが変えられている場合には、No にすると簡単。
④-7 画面下で「Main」タブをクリックすると、10〜20秒ほどで最新の Revision が F列に入っています。
④-8 F列を編集する前に「Amara」メニューの「Create history」(次ページ参照)で元訳をL列に複製するのが通例です。
注:レビューでは、シートを作成してから Amara の該当タスクを一度以上は通しで観てからのシート記入をお薦めします。
人によりやり方は様々ですが、
・映像を観ながら、気になる部分をスプレッドシートで編集したりコメントを加える
または
・提案や根拠をシートに記入しながら Amara のタスクを直接編集し、保存したものを再びインポートする
などといったやり方があります。
シートだけで翻訳やレビューをすると、スライド表示、ジェスチャー、声のトーンや息継ぎ、間などがヒントとなる解釈の誤りや、不自然な文区切りといった、映像とのずれが発生してしまいがちですので、シートメインで作業される場合はご留意ください。
⑤字幕のアップロード |
⑤-1 「Amara」メニューの「Upload to Amara」を選びます。
シートのF列が Amara の新しい Revision としてアップロードされます。
この機能を使うと、TED トーク で必要になる段落マークも反映されます。
その他の操作 |
「Amara」メニューには他にも便利な機能があります。
履歴の作成
「Amara」メニュー→「Create history」を選ぶと、F列をL列に複製できます。もともとL列にあった内容は、M列に移動します。履歴を残しながらレビューを行う際に、少しだけ手間が省けます。
(実行前)
(実行後)
更新箇所への自動背景色設定
「Amara」メニュー→「Change color of edited cells: Yes」を選ぶと、編集を加えたセルを、自動的にシート「amaraSettings」の「Your edit color」で指定した背景色に変更することができます。背景色の自動変更 を停止するときには、「Change color of edited cells: No」を選びます。
2バージョンを比べて変更点の背景色を変える
隣接する2つの列を範囲指定してから「Amara」メニュー→「Compare adjacent columns」を選ぶと、変更のあったセルのみを自動的にシート「amaraSettings」の「Your edit color」で指定した背景色に変更することができます。
使用例:F列を編集もしくは Amara からインポート→「Create history」→L列とM列を指定してから「Compare adjacent columns」→L列をF列にコピー&ペーストする
2バージョンを比べて変更されていないセルの背景色をグレーに変える
隣接する2つの列を範囲指定してから「Amara」メニュー→「Compare adjacent columns & gray unchanged」を選ぶと、変更のなかったセルを自動的にグレーに変えることができます。
Amara を変更せずにF列に入っている字幕でビデオを確認する
「Amara]メニュー→「Watch video with 1 sub」または「Watch video with 2 sub」を選ぶと、スプレッドシードB~F列の内容をビデオで確認できます。メリットは①AMARA上に新しいバージョンを作成することなく、スプレッドシート上の最新訳を動画確認できること、②AMARA Edtitorと異なり、画面が大きいこと、③ビデオの再生速度が変更できること、④日英両方のサブタイトルを同時に表示することも可能なことです(「with 2 sub」を選んだ場合)。ただし、AMARA Editorと異なり、動画を見ながらサブタイトルの編集する機能はありません。コマンドを起動すると、「Open video player」と表示されるので、これをクリックするとビデオ画面が起動します。
特殊なコマンド |
SRT形式テキストファイルの出力「Export SRT to Google Drive」
「Export SRT to Google Drive」を選ぶと、日本語訳のSRT形式のテキストファイルを出力することができます。AMARAエディタではUpload subtitlesというコマンドがあり、SRTその他の形式のファイルをアップロードすることができます。ただし、タイトル、概略はSRT形式ファイルに含まれず、アップロードされません。また、段落記号には対応していないのでご注意ください。このスプレッドシートのアップロード機能が優れているので、基本的には使う必要はありません。実際にAMARAエディタにアップロードするときには、まず、Google Driveからテキストファイルとしてダウンロードする必要があります。
特殊文字の削除「Remove control characters」
これは特別な場合のみ使用するコマンドです。
何らかの理由でF列に特殊文字が含まれている時(古いシステムで過去に投稿されたものをレビューする場合などにあるかもしれません)、これらの文字をF列から削除します。
ここで、特殊文字はASCIIなど1バイト文字のx00からx1F(但し、x09 、x0A, x0Cを除く)とx7Fを意味します。特に改行をラインフィードx0Aとキャリッジリターンx0Dの2文字で表現するシステムで作成されたテキストの場合、x0Dを削除するのに有効です。
時間のシフト「Time shift」
B,C列に記述されている時間に一定の値を加算します。コマンドを起動すると、シフト量で訪ねてくるので、秒数で入力します。
特殊な用途ですので、必要な時のみご使用ください。
翻訳をタイムラインのない一連の文として表示する「View traslation as a story」
F列の翻訳を下図のようにタイムライン無しで、全文を表示します。これは選択してコピーすることができるので、訳の全体をワードなどに貼り付けて有効活用ができます。
SRT形式のテキストを表示する「VIew translation as SRT format」
「SRT形式テキストファイルの出力」で説明したSRT形式のテキストを画面表示します。対照はF列の翻訳本文です。