■診療内容の詳細■

生活習慣病

睡眠時無呼吸症候群

認知症

訪問診療

生活習慣病

偏食、運動不足、喫煙、ストレス・・。

生活習慣病はその名の通り、ふだんの生活習慣が、

発症や進行に深く関わっています。

高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症、肥満が代表的なもの。

単独でも恐ろしい病気ですが、

重複すると命にかかわる危険が増すのです。

生活習慣病は、動脈硬化をもたらします。

動脈硬化とは、動脈が硬くなり弾力性を失ってしまうこと。

血管壁にコレステロールなどがたまり、血液の流れが悪くなります。

さらに重症になると、血栓がつまって、

血管を完全にふさいでしまうのです。

高血圧・高脂血症・糖尿病が ’サイレントキラー’ と呼ばれるのは、

自覚症状がほとんどないまま、体の中で

動脈硬化が静かに進行するからです。

そのまま病気に気づかずに、

また気づいても「自分は大丈夫」と治療をせずに放っておくと、

ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞などが起こり、

取り返しのつかないことになりかねません。

まずは健康診断を受けましょう!早期発見、予防が大切です。


・ご存じですか?特定健診

平成20年4月からは、糖尿病、高血圧症、高脂血症等の

「生活習慣病予防」のための「特定健診・特定保健指導」

の実施が義務付けられました。

対象となるのは実施年度中に40歳~74歳の方で、

健康保険に加入している人が対象となります。

特定健診で検査項目(血糖値・中性脂肪・コレステロール・血圧)

の中で2項目以上

要注意数値を示した人には、食生活や運動などの

特定保健指導が行われます。

日頃の健康的な生活習慣を実践するとともに、

年に一度は必ず健診を受けてください。

神戸市ホームページ

URL

http://www.city.kobe.lg.jp/life/support/insurance/tokutei/18.html

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)とは

睡眠中に10秒以上の呼吸が停止、つまり無呼吸が

5回以上繰り返される病気です。

主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、

起床時の頭痛などの症状があります。

また、SASは生活習慣病と密接に関係しており、

放置すると生命の危険に及ぶこともあります。

SAS特有の眠気は交通事故を起こす危険もあり、

早期に適切な治療をすることが大切です。

心あたりのある方、まずはご相談ください。

当院では自宅での検査が可能です。

認知症

認知症は、誰もがなる可能性のある身近な病気です。

高齢化が進む日本では、いまや85歳以上の

4人に1人が認知症であると言われます。

年をとると、誰もが人の名前をすぐに思い出せなくなったり、

ものをどこにしまったか忘れたりするものです。

認知症は、そのような加齢によるもの忘れとは違い、

正常だった脳の働きが徐々に低下する病気です。

数分前、数日間の出来事を思い出せない、

新しいことを憶えられない、いつも捜し物をしている、

通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う、

慣れた道でも迷うことがある、

趣味や好きなテレビに興味を示さなくなった、

ふさぎこんで何をするのも億劫がり嫌がるようになった、、、

など以前のように日常生活を上手く送ることができなくなります。

認知症になると、症状が進むとともに、

家族による介護が必要になります。

ほかの病気とは違った大変さを経験したり、

長年にわたるケアが必要になるので、

頑張りすぎると家族が介護に疲れてしまうこともあります。

福祉サービスなどを活用して、余裕を持って

介護に当たることが大切です。

悩み事や不安があったり、介護が大変だと感じたときは、

抱えこまずに、ぜひ医師、ケアマネジャー、

行政の窓口などに相談してください。

当院では進行をできるだけ遅らせたり、症状を抑える飲み薬、

貼り薬を取り扱っています。

訪問診療

通院が少し難しいと思う方、

入院ではなく自宅で医療を受けたい方、

退院後も自宅で医療管理が必要な方、

身体機能が低下された方、

在宅ホスピスケアを希望される方

このような方へ、医師が定期的にお伺いして診療をいたします。

 ---- 流 れ ----

① ご相談

在宅医療にかかわるスタッフ(ケアマネージャー・相談員)

を通してお問い合わせできます。

② 同意・初回予約

当院の診療内容に同意戴いたら、初回訪問の予約をします。

③ 初回訪問

予約日時にご自宅にお伺いします。

患者さんとそのご家族と相談の上、診療計画を立てます。

(他の医療機関・薬局等の連携も考えます)

④ 定期訪問

病状に応じて1~2週間毎の定期診療を行います。

 継続的な診療により、慢性疾患・認知症の管理、

病気の早期発見・予防を行います。