カード 「ギフトに生きる」ガイドブック

オラクルカード編

はじめに

「ギフトに生きる」とは、「見返りを気にせず、誰かのために、世界のために(世界にはもちろん自分が含まれています)できる時に、できることを、できるところまでする」というもの。このカードは、「ギフトに生きる」を身近に体感してもらいたいという想いのもとに生まれました。オラクルカードとしてヒントにしたり、カードゲームとして遊んだり、クリエイティブに楽しんで頂けたら嬉しいです。(ゲームとして遊んでみたい方はこちらをお読みください。

1.オラクルカードとしての使い方

使い方はシンプル「今必要なメッセージはなんですか?」って心で唱えて引いてみて下さい。そこに書かれている言葉、絵から伝わる”感じ”が今必要なメッセージかもしれません❤

上下は引いた方向のメッセージを受け取ってもいいし、両方受け取ってもどんな読み方でも大丈夫です。自分のしっくりした感じで自由に選んでみてください。

♥が書いてある方はギフトするに関するメッセージが書いてあります。∪が書いてある方は受け取るに関するメッセージが書いてあります。※受け取ることとギフトすることその同時性が表現されていたり、受け取ることとギフトすることの両方揃ってギフトの循環の中にいるということを表現していたりもします。

2.カードを読むヒント

カード一枚一枚に込められたメッセージやキーワードが今のあなたに必要なメッセージを読むヒントになればと思いこれからそれを書いてゆきます。

目次

はじめに        2

1.オラクルカードとしての使い方        2

2.カードを読むヒント        2

💗「あなたがいることもギフト」        4

⋃「頂けるものはありがたく受け取る」        4

💝「あなたは誰かの大切な人」        5

∪「つながりを感じる」        5

❤「ギフト&ギフトの観点」        6

∪「いただきますの魔法」        6

💖「ギフトすると増える」        7

∪「勝手に受け取ろう(笑」        7

💕「ギフトの相手は選べる」        8

U「受け取ればギフトできる」        8

💚「相手に必要なものをギフト」        9

U「受け取ったものに気が付く」        9

❦「いつでもできるギフトはある」        11

∪「無邪気に受け取る」        11

💝「小さく始める」        13

∪「受け取ると増える」        13

💗「コツコツ続ける」        14

∪「受け取る価値があなたにはある」        14

💛「愛の度数という感覚」        16

U「受け取る相手も選べる」        16

💓「愛情の5パターン」        17

∪「全部受け取らなくていい」        17

💖「受け取ることもギフト」        18

U「期待はしない」          18

💝「対価を気にしない」        20

∪「欲しいと言おう」        20

💝「自己犠牲ではない」        21

∪「いつでも豊かさがある」        21

💛「誰かのためにできることをする」        22

∪「受け取ることもギフト」        22

❥「自分サイズを大切に」        24

U「返さなきゃ」ってホント?        24

😍「思った以上にギフトしている」        25

U「すみません」より「ありがとう」        25

💘「ときには厳しさもギフト」        27

U「気持ちはいつでも受け取れる」        27

最後に        28

おまけ        28

スペシャルサンクス        28


💗「あなたがいることもギフト」

”存在ということがどれだけギフトであるか”

あなたは大切な人がいますか。思い浮かべて見てください。嬉しい気持ち、あたたかい気持ちになりませんか。今思い浮かべるだけで、そんな気持ちになりましたよね。それはあなたについても言えること。

もし誰も思いつかなかったとしても、こうやって今この文章を読んでくれているあなたがいるというだけで既にギフトなんです。

ワーク1:自分が大事だと思う人のことを思い浮かべてください。1分でいいので、その感覚を味わってみてください。

ワーク2:自分を大事に思っているだろうなと思う人を思い浮かべてください。1分でいいので、その感覚を味わってみてください。

⋃「頂けるものはありがたく受け取る」

あなたが何か頂ける状況になったということは、あなたが過去ギフトしてきたものが循環してきたのかもしれません。それが欲しいな、必要だなと感じているのであれば、遠慮なく、そしてありがたく受け取ってみてください。もし喜んで受け取ることができたら、相手も嬉しいかもしれませんね。受けとることもギフトなのです。

ワーク1:あなたが今、受け取りたいもの、必要としているものは何ですか。

ワーク2:それにこだわらず、これから一週間、あなたに必要なものが来たら、まず「嬉しい!」「ありがとう!」と言って受け取ってみてください。

💝「あなたは誰かの大切な人」

あなたにとって、大切な人、たとえば親や友達や恋人がいるように、あなたも誰かにとっての大切な人なのです。そしてよかったら、あなたにとっての大切な人の中に、自分も入れてあげてください。あなたを大切に思う人が増えれば増えるほど、日々の豊かさも増えていくのかもしれません。

ワーク1:大切な人を思い浮かべて見てください。心の中で、「私は〇〇さんが大切です」と呟いてみましょう。そしてもし可能なら、直接本人に伝えてみましょう。

ワーク2:あなたを大切だと思う人を思い浮かべてみてください。心の中で、「私は〇〇さんにとって大切な人」と呟いてみましょう。

ワーク3:心の中で「私は私にとって大切な人」と呟いてみましょう。

∪「つながりを感じる」

つながりを感じるのは、ギフトの基本的スタンスです。

ギフトを受け取ったときに、そのギフトが出来るまでの様々な物語を感じることにより、つながっている感覚を強く意識できる。その結果、受け取ったギフトが、何倍にも感じられる。

逆に、ギフトする時も、そのギフトの結果起こるであろう、色んな可能性の物語を感じることにより、何気ないギフトも偉大なギフトになり得るかもしれません。

ワーク1:最近受け取ったギフトは何ですか?そのギフトはどんなつながりで自分のもとに届いたのでしょうか?つながりの物語を感じてみて下さい。

ワーク2:最近誰かに喜ばれたことは何ですか?その喜んだ先に、その人のどんな豊かさが広がっているか、妄想してみて下さい。

❤「ギフト&ギフトの観点」

世の中のいろんなものをギブ&テイクでとらえると「当たり前」になりがち。何かを買うとき「お金出しているから、買えて当たり前でしょ」というのはもったいない気がしています。その何かを生産するために関わっている人や自然の力を感じてみると、むしろ、すごい労力や愛がつまったそれをこの値段で買えるってありがたい!というふうになるのかもしれません。あるいは働いているからお金もらって当たり前とか、給与払ってるのだから、その分働いて当たり前というのも同じかもしれません。経営者が経営という役割をしてくれているから、働きがちゃんと対価となるように仕組みをつくってもらえていることに感謝があったり、従業員の人がちゃんとそれぞれの役割をしているから全体の事業が回っていてありがたいという観点でみていけたとしたら、労働も給与もギフトという観点で受け取れるかもしれません。ギフト&ギフトでものごとを捉えてみるとすべてが豊かに感じられるのです。

ワーク1:お買い物をするときに、目の前にある商品やサービスはどんなつながりやどんな歴史があってその場所にあるのか感じてみてください。

ワーク2:お仕事をしている中で、自分の仕事がどんな人達へのギフトになっているのか、そしてそのギフトの先に何があるのか感じてみてください。また経営者や仲間のみんなが過去から含めて何をしてきてくれたから今の会社があるのか感じてみてください。

∪「いただきますの魔法」

日常にあるギフトに気付く練習です。

やり方はシンプルで、「いただきます」をするときに手を合わせながら、目の前にあるお食事、一緒に食べている人、今いる空間、それらがどんなつながりで今目の前に存在しているかということに想いをはせてみてください。充分想いをはせたなと思ったら、今ここに戻ってきて、食事を楽しんでみてください。それだけで料理がとても美味しく感じられるかもしれません。感謝があふれることもあるかもしれません。

ワーク1:週に一回でいいので、この魔法をかけてみてください。

ワーク2:お食事以外でも、今目の前にあるものについてどんなつながりで存在しているのか、想いをはせてみてください。あらゆることについてそれが出来始めると、人生に豊かさが満ちあふれていることに気が付きます。

💖「ギフトすると増える」

誰かに何かをあげてしまうと、なくなってしまう感覚になるかもしませんが、実際には送ることによってたくさんのものを自分が受け取っています。相手の喜びや笑顔や感謝、相手からの信頼が増えます。技術を提供した時は、自分の技術やスキル、経験値が増えます。そんな風に、贈り物をすると、贈り物をする技術が増えます。

ワーク1:過去自分が贈ったものを思い出してみてください。それによって何が増えたかについて考えてみてください。

ワーク2:これから誰かに贈りたいなと思うものを思い描いてみてください。それによって、何が増えちゃうかについて妄想してみてください。(でも期待はしないこと。笑)

∪「勝手に受け取ろう(笑」

相手が意図せず送られてくるギフトってあると思いませんか。たとえば一緒に遊んでくれる仲間たち、笑顔で頷いてくれる友人、この人私のこと好きなのかな?と思える異性の笑顔(笑、ぱっと開いた本のワンフレーズ、たまたま目にした自分の誕生日のナンバープレート、ぞろ目に揃ったデジタル時計…それらすべてが世界があなたに用意してくれた素敵なギフトとして受け取ってしまうのはいかがでしょうか。勘違いでもなんでも、勝手にそう受け取るだけで、日々の豊かさは増えちゃうかもしれませんね。

ワーク1:勝手に受け取ってしまえるギフトは、他にどんなものがありそうでしょうか。(勘違い可)

ワーク2:あなたの意図しない行為がギフトになっているとしたら、どんな行為がギフトになっているでしょうか。

💕「ギフトの相手は選べる」

 ギフトの相手を選ぶことは、ギフトする上でとても大切です。

 ギフト初心者は、誰にでも公平にギフトしなきゃ、と思いがちですが、それをしていると自分の許容量を超えてしまい、苦しくなってしまいます。

 まず、1のギフトを10にしてくれるような人には、ギフトが広がるので、どんどんギフトしましょう。

 次に、1のギフトを1として受け取ってくれるような人にギフトします。

 1のギフトを0や、マイナスにしてしまいそうなタイプの人には、本当に余裕があればする程度でいいでしょう。

 ただし、1を0やマイナスにされた場合、その人が何故1をマイナスにしてしまうのかを考えて、寄り添ってあげたり、マイナスにされたら悲しいんだよ、と、気持ちを伝えてあげることもギフトになります。

ワーク1:もし何でもギフト出来るとしたら、誰にあげたいですか?

ワーク2:自分自身は1のギフトを10にする人ですか?1にする人ですか?

     または0かマイナスにする人ですか?どんな時が多いですか?

U「受け取ればギフトできる」

 受け取れば受け取るほど、受け取り方が上手になります。すると、誰かにギフトする時、相手が受け取りやすい渡し方も分かるようになるので、結果、ギフトしやすくなります。

 また、モノにしろスキルにしろ、いろんな人から受け取り、自分が満たされる事で自然とギフト出来るようになります。

 もっとシンプルに、何かをギフトされた時、その喜びを表現する事そのものが、ギフトしてくれた相手に対するギフトにもなります。

ワーク1:過去受け取ったモノで、自分の中で増えているモノはどんな物がありますか?

ワーク2:その中で、そういえば知らずにギフトしていたモノはありますか?

     あるいはそれからギフト出来そうなモノはありますか?

💚「相手に必要なものをギフト」

 自分が贈りたいものを贈ることもギフトに生きるでは大事ですが、それと重ねて相手にとって必要なものをギフトするというのも同じくらい大切なことになります。わかりやすい例で自分がすごくカレーライスが好きだからと相手にも美味しいカレーをごちそうしようってしたとします、でも相手がカレーライスが大嫌いだったとしたらそれはギフトにはならなくなってしまいます。あるいは、好きな相手に寄り添って優しくしたいと思っても、もしかしたらタイミングによってはそれが依存を生んでしまい甘えになってしまうこともあるかもしれません。このカードに目が止まったり、たまたま引いたということは、自分が贈りたいものが本当に相手のためになるのか?ということを丁寧にみるタイミングが来ているのかもしれません。もちろん相手に必要なのか?ということは本当のところはわからないものですが、それを考えたり感じようとする気持ちがギフトなのではないかと思うのです。

ワーク1:ここ最近だれかへギフトしたものを思い出してみてください。そしてそれは本当に必要だったのか?という問について感じたり考えたりしてみてください。もし違ったかもと思う場合は次のギフトに工夫をしてみてください。もし、あれは良いギフトだったと感じたならそんな自分に”素敵!”と言ってみてください。

ワーク2:自分が得意なものやギフトになるものをリストアップしてみてください。それぞれのギフトはどんな人に必要なのか?を考えてみてください。もし身近な人やすぐにギフトできそうな人を思い浮かべられたら、小さくギフトしてみてください。

U「受け取ったものに気が付く」

 受け取ったものに気づいていない人が多いですね。

当たり前すぎるのかもしれません。例えば、呼吸するたびに酸素を植物からギフトとして与えられていますよね。または、相殺して受け取っていないのかも。お給料、買い物など。お金を出しているのだからと、当たり前になっているもの。

例えばスイカが目の前にあって、いま手に入ることの有難さを感じてみる。自分でゼロから育てて作ることの大変さ。生産してから目の前に届くまで誰かが関わってくれたからこそ、手に入れられるギフト。

 風邪ひいてたら友達が連絡くれて「大丈夫?」と気遣ってくれることもギフト。

ZOOMやGoogleドキュメントなどが使える有難さ。無料でも使えている。開発者の皆さまありがとう♡あらゆるものがギフトであることに気が付いていく。

 受け取ったものの大きさに気が付く。

このスイカを育ててくれた人、環境、太陽、土、水、品種改良などにかかわった人々。

そこに気が付くと豊かさが増えてゆく。

気が付くというスキルを磨いていくことが、豊かさへの一歩。

その能力を与えられていることが素晴らしい。

ワーク1:あなたの身の回りにある当たり前だと思うことを10個挙げてください

ワーク2:その中の一つを選んでください。それがどんな経緯でそこに存在しているのか繋がりを考えてみてください。


❦「いつでもできるギフトはある」

元気がある時、余裕がある時はギフトは思いつくし、ギフトをすることに慣れてくれば、いつでもギフトできると思いますが、始めたばかりの時や余裕がない時は、「できるギフトなんかないんじゃないかな」と思うかもしれません。でもそれは普通のことなので、思いつかないことを責めなくて大丈夫です。実はそんな時でもできるギフトは探せるのかもしれません。

たとえばコンビニで1円寄付してみるとか、笑顔で挨拶してみるとか、小さなことや普段からやっていることに目を向けてやってみるとできるかもしれません。余裕がない時なんかも、たとえば「助けて」というだけでも誰かがあなたにギフトできるチャンスをギフトしているかもしれません。助けてもらったということは、自分に対してギフトしたということができるかもしれません。

他にも、すごく疲れている時に、自分の身体を休ませてあげるということもふたつの意味でギフトなのかもしれません。ひとつは、休むことで充電して次のギフトの準備になっているということもあるし、疲れたら休むという姿勢そのものが誰かに対して、「そうだよね~、疲れたら休んでもいいんだよね」ということを存在で伝えられるかもしれません。

そんなわけで、いつでもできるギフトがあると僕は思っています。

ワーク1:今から紙に1~10まで数字を書いてください。数字の横に自分ができる小さなギフトをそれぞれ書いてみてください。

ワーク2:その中からひとつやれそうなものに丸をつけて、1週間以内にやってみてください。

∪「無邪気に受け取る」

こちらが何かを贈ったり、サポートしたりした時に、無邪気に「わあ!ありがとう!嬉しい♪」って言われたら嬉しいと思いませんか。逆に「ごめんね、申し訳ない…」と言われちゃうと、こちらも戸惑ってしまったりしませんか。純粋に喜んで受け取るということは、相手に対してギフトになるということかもしれません。

あなたに贈り物が来たということは、過去に無自覚に色々ギフトしてきた結果かもしれないし、なんなら前世できっといいことしたかもしれない!に違いないということにして、無邪気に喜んで受け取ってもらえたら嬉しいです。

ワーク1:あなたがギフトした時に、無邪気に喜んで受け取ってくれている姿をイメージしてみてください。

ワーク2:次にギフトが来た時に、無邪気に喜んで受け取ってみましょう。

ワーク3:無邪気に喜んで受け取れていなかったら、過去の思い出や自分の考え方のどの部分がそれを引き起こしているのか考えてみてください。その考えやその思い出は、今も必要ですか。


💝「小さく始める」

「ギフトに生きる」という話を聞いて、急にすべてをギフトにしなくてよくて(してもいいけど責任は持てない。笑)、小さく始めてみませんか。という提案です。

たとえば、週に一時間くらい誰かのお手伝いをしてみるとか、買い物に行く時に家族の分も買ってきたりしてみるとか、自分にとっては「こんな些細なことでいいのですか」ということからで充分です。

ワーク1:1週間以内に始められそうな小さなギフトは何ですか。

ワーク2:実際にそれをやってみてください。

∪「受け取ると増える」

人は受け取っているようで実は受け取っていないということはよくあります。たとえば、いつも助けてくれる友達に対して「また助けてもらって申し訳ないな」という気持ちになっていませんか。もしその申し訳ない気持ちを手放せて、「ありがとう!」と素直に受け取ることができたら、受け取れるものがより増えると思いませんか。さらに受け取るものの背景を想像することで、より多くのものを受け取れたりするかもしれません。

ワーク1:最近受け取ったものをひとつ思い出してみてください。その受け取ったものは、どんな背景やどんな繋がりで受け取ることができたのか想像してみてください。

ワーク2:過去受け取り切れなかったなと思うものを想像してみてください。そこにはどんな心の抵抗や想いがあったか観察してみてください。

💗「コツコツ続ける」

あなたの人生で今まで一体何回呼吸をしてきましたか。一日3万回だとしたら年間で一千万回、30年で3億回も呼吸し続けています。どんな人でも、自分の命を繋ぐためにコツコツと呼吸をし続けているのです。

それと同じように、私たちは小さなギフトや大きなギフトをしたり受け取ったりし続けているのかもしれません。だからそんな自分をぜひ発見して、自分をねぎらい、褒めてみてください。そしてこれからも小さくていいので、コツコツと続けてみてください。

呼吸があなたの命を繋いでくれているように、ギフトの輪が広がっていくのだと思います。

ワーク1:過去を振り返って続けているなと思うものを探してみてください。それがギフトになっているとしたら、どんなギフトになっているでしょうか。(たとえば本を読み続けているとしたら、本からの知識で友達の相談にのることができた、など)

ワーク2:これからコツコツ続けてみたいギフトには、どんなものがあるでしょうか。大きくても小さくても構いません。

∪「受け取る価値があなたにはある」

なにかギフトがやってきた時に、「いやたいしたこと私してませんから」とか遠慮したりとか、受け取らなかったりしていませんか。でもあなたにギフトが来たという時点で、「あなたにはその価値がある」という証拠なんですよね。それは過去にあなたがしたギフトが巡ってきているということでもあるし、自分ではたいしたことしていないと思ったことが、受け取った人やその先の人たちにとっては、とても大きな価値があるということだった、ということです。

なのでギフトが巡ってくるたびに、私はきっととても価値があることをしてきたんだな、と思って喜んでギフトを受け取ってみてください。

ワーク1:次にギフトが巡ってきた時に、「きっと私もギフトしてきたんだな」と呟いてみてください。

ワーク2:「私には受け取る価値がある」と心の中で呟いてみてください。その時に聴こえてきた心の声を紙に書いて眺めてみてください。あるいはその時の感覚を感じてみてください。(※たくさんの声が聴こえたり、とても重苦しい感覚が強いようでしたら、誰かのセラピーやセッションを受けるのはおすすめです。ただし依存しすぎないことや、色んな人を試してみるのは大事かもしれません。)


💛「愛の度数という感覚」

「すべては愛なんだよ」ということはあちこちで語られているけれど、「愛にも度数がある」ということが「アミ小さな宇宙人」という本の中で表現されています。

 例えば、戦争やいじめも愛のカタチではあるけれど「低い度数の愛」。そこには自分や自分の周辺さえよければ・・という狭く閉じた意識がベースにあります。

逆に自分以外の多くのコトやモノ、全体について思いを馳せたり感じたり・・と、自己意識の境界がどんどん広がっていくのが「高い度数の愛」。

この感覚があることで、より物事をシンプルに楽に捉えられるようになります。

 また、度数の「低い」「高い」ということについてジャッジメントは必要なく、ただそのようにあるのだ、という感覚でフラットに見ることが「生き方」をより楽にしてくれます。

 皆さんも「愛の度数」というメガネをかけて周りを見回してみませんか?

ワーク1:「高い度数の愛」には、どのような行為があるでしょうか?

     「低い度数の愛」には、どのような行為があるでしょうか?

ワーク2:ワーク1で出たそれぞれの答えに対して、もし自分のジャッジメントが全く無いとしたら、どんな世界が訪れると思いますか?想像してみましょう。

U「受け取る相手も選べる」

ギフトに生きると意識するとなんでも来たものはありがたく受け取らなくてはいけないと思ってしまうこともあるようです。でもその相手が例えばギブ&テイク色が強い人だったらどうでしょう?「これあげるから見返りに〇〇して欲しい」という雰囲気を身にまとってギフトを渡されても、内容によっては応えられないかもしれません。そんな時は、受け取らない選択もできるし、受け取ったとしてもその思いに応えられない旨を先に伝えることもできます。このようにギブ&テイク負債をつくらず、ギフトを受け取りたい相手から気持ちよく受け取っていくことで、ギフトの循環の中でより生きやすくなります。

ワーク1:過去に、受け取って「やっちまった!」という苦い思い出はなんですか?思い出すことで反省材料になります。

ワーク2:受け取りたくない相手からギフトを渡されたときに、受け取らずに済ませるにはどのような工夫がありますか?今後そのようなシチュエーションに備えることができます。

💓「愛情の5パターン」

受け取りやすい愛情のパターンは5パターンあるという風に言われています。

①言葉で愛情を受け取るタイプ

②スキンシップで愛情を受け取るタイプ

③手伝ってもらうことで愛情を受け取るタイプ

④ものをもらうことで愛情を受け取るタイプ

⑤時間を過ごすことで愛情を受け取るタイプ

人によってどれが受け取りやすいか違って、個性があります。

自分の個性がわかれば、周りにそれを伝えることでギフトを受け取りやすくなるし、相手の個性がわかっていれば、相手にぴったりなギフトをしやすくなります。

ワーク1:自分はどのタイプが強いか考えてみてください。

ワーク2:自分が大切に思っている人をひとり思い浮かべてください。その人はどのタイプが強そうか考えてみてください。可能だったらその人とそれについて話し合ってください。

∪「全部受け取らなくていい」

ギフトの循環に気が付いてくると、たくさんのものを受け取れるかもしれません。でも、全部受け取ろうとして苦しくなっちゃうという罠が待っているかもしれません。ギフトする相手を選べるように、受け取る相手や受け取るものを選ぶことができます。もし今の自分に不要なものをプレゼンとされた時は、気持ちは嬉しいと受け取りつつ、正直に「今の自分には必要ないので、必要な人にギフトしてもよければ喜んで受け取ります」ということを伝えることもできます。

ワーク1:過去を思い返してみてください。不要だけど受け取ってしまったものはありますか?もしあればそのとき他にどんな選択肢があったでしょうか。

ワーク2:過去にもらったものでもしまだ手元に不要なものがあったとしたら、それは誰へのギフトとなるでしょうか。可能なら実際にその人にギフトしてみましょう。

💖「受け取ることもギフト」

 日本人、ギフトに生きることに共感する人の多くは、ギフトする方が得意で受け取るのが苦手な人が多いのではないでしょうか?自分たちが他の誰かに贈り物を渡したときに「ありがとう!嬉しい!」と喜んでもらえたら、こちらもとても嬉しいですよね。その様に、喜びの表現があったり丁寧な受け取り方をしたりしてくれることは、渡した方からすると「ギフトな対応」に感じられます。このように、受け取るという行為は、渡してくれる相手にとって、とてもギフトなことなのです。

 中にはそれでも「受け取りにくさ」を感じている人もいるでしょう。でも、おそらく自分のところに巡ってきたことは、過去に自分が他の誰かにすでにギフトしていたからこそ巡ってきたことだと思うので、是非受け取ってみて下さい。

 また、ちゃんと受け取ることができたら、その分自分の豊かさ(気持ち・モノ・お金等)が増えているはずなので、それをまた他の人にお裾分けやギフトをしやすくなると思います。

こうして「受け取ること」は、次のギフトにもつながり、沢山の人の中でギフトの循環ができていくのです。

 是非、積極的に受け取っていきましょう。

ワーク1:もし次に何かを受け取ることがあり自分が嬉しかったときに、どんな喜び方をしたら相手にとってギフトになると思いますか?想像してみましょう。

ワーク2:「私には受け取る価値がある」と言ってみましょう。もし心の声が聞こえてきたらその声に耳を傾けたり、それを声で表現してみましょう。

  補足) 「私には受け取る価値がある」と言ってみたときの反応として「私にはそんな価値がない」などと別の思いが心に浮かぶことがあります。でも、浮かんだその声を無視すると、その思いがますます蓄積していってしまいます。そんなときは、「私には受け取る価値がある」と言う→紙に浮かんだ思いを書く→言う→書く・・・と繰り返し表現していくと、だんだん「価値がある」と言う方がしっくりきて、気持ちを切り替えることができるようになるでしょう。

U「期待はしない」 

 自分が他の人にギフトをしたときに、その見返りを期待してしまう事ってありますよね。

でも、期待した上でその見返りが来なかったとしたら非常にがっかりし、また、期待して見返りが来ても「当たり前」として受け止めることでしょう。

 では、逆に見返りを全く期待していないときはどのような受け止め方になるでしょうか?

そのときはきっと見返りが無くても気にならないし、見返りがあるときは期待してない分、サプライズ感が出て嬉しさをより大きく感じられるでしょう。

 実は、期待したときと期待しないときと、受け取る量に差があるということも考えられます。期待した場合、そのことに執着やエゴが働くことで結果的に自分の巡りが悪くなって引き寄せづらくなり、見返りが来ないということが起きやすくなる可能性も。逆に期待しないでいると、執着を手放す状態になる為に次々とギフトすることができ、ギフトの循環がスムーズになることで、その結果沢山のものを手に入れることにつながるというわけです。

 

 とは言え、つい期待してしまうということはよくあることです。そんなときは期待してしまっている自分を責めることはせず、その状態をただ認めてみましょう。きっと時間をかけて期待をしないことに慣れていくことで、ギフトの循環を体感できるようになるはずです。

ワーク1:「私は期待を手放しつつあります」と言ってみましょう。

ワーク2:過去、期待せずに受け取れたときのことを思い出してみましょう。そのときの気持ちや情景をありありと思い浮かべてみて下さい。

💝「対価を気にしない」

 対価を求めたり気にしたりすると、受け取る側からしたら「では、それに見合った〇〇をしてください」となる人たちもいます。対価を気にしないということは、感謝ではなく「当たり前」が生まれやすいのかもしれません。対価を気にしないことによって、感謝と次のギフトが生まれやすくなります。

逆に言うと、対価を気にしないということは、「ギフトの循環を確信している」ということでもあります。

 ギブ&テイクだとギフトした人からの対価を期待してしまいがちですが、ギフトの世界観だともっと大きな世界観で物事をみることができます。それは、ギフトした相手からさらに別の人たちにギフトが巡って、それが巡り巡って帰ってきてしまうということです。

対価を気にしないことによって、その人から対価が帰ってくるかどうかを気にせずギフトをすることができます。ぜひ、そのギフトがどう世界をめぐるかを楽しんでみてもらえたら嬉しいです^^。

ワーク1:対価を気にせずできそうな小さなギフトを考えてみてください。

ワーク2:ワーク1で考えたことを実際にやってみてください。そしてやったことがどんな連鎖を起こすか妄想して楽しんでみてください。

∪「欲しいと言おう」

ギフトに生きるというのは、無償ですることということではなくて、「ギフトの巡りを信頼する」ということです。

欲しいものを欲しいということによって、ギフトの巡りから欲しいものが落ちてくることもあります。

単純に、あなたにギフトしたい人に「ギフトのチャンスをあげられる」ということでもあります。たとえば「メロン欲しい」と言っていたら、いざギフトしたいという人が出た時に、メロンをギフトすることができます。

そして「欲しい」というけど、もらえるかどうかは気にしないことが大切かもしれません。

ただ純粋に「欲しい」と言ったら、後は忘れるというのが、ギフトの巡りのコツです。

ワーク1:今あなたが欲しいものはなんですか。思い浮かべてみてください。

ワーク2:欲しいものをまわりやSNSで伝えてみてください。そして忘れましょう。

💝「自己犠牲ではない」

自己犠牲をし続けると続きません。無理がなく、自分が楽しんで自分の喜びからギフトができると続きやすいです。たとえば自己犠牲をして一か月がんばって100をギフトしたとしましょう。でも疲れちゃったらそれ以降ギフトできなくなります。でも無理なく楽しんでギフトしたとしたら一か月で60とかしかギフトできないかもしれません。でも続くので普通に10年やっちゃいました、なんてことが起きるかもしれません。そうすると60×10年で3600ギフトすることができます。ギフトをしている時に、自己犠牲をしていないか確認してみるといいですね。とはいえ、自己犠牲をしたということは、めっちゃがんばってギフトしたということなので、そこは認めて自分を褒めてみましょう。

ワーク1:ここ一か月で自己犠牲したということは何ですか。そんな自分を褒めてみましょう。(発見できた私素敵!自己犠牲するほどがんばった私も素敵!)

ワーク2:どんな工夫をしたら自己犠牲にならずにギフトできそうですか。

∪「いつでも豊かさがある」

もしかしたら人生で起きるすべては、豊かさとして受け取れるものかもしれません。例えば当たり前にある酸素や日の光は僕らが生きていく上で欠かせない大自然のギフト。もちろん嬉しいことや楽しいことは、そのまま豊かなギフトとして受け取りやすいです。逆に悲しいこととか辛いこと、苦しいことも渦中だと豊かさとは感じられないかもしれないけれど、同じような辛い人たちに寄り添えるようになるという意味では豊かということもできます。途中で諦めたこともやめてしまったことも、そこまでの経験やそこで生まれた関係性は、今の自分の人生を豊かに彩ってくれているかもしれません。その時の悔しさや悲しさも、同じようなことを経験している人への共感できる優しさに変わっているかもしれません。

ワーク1:自分の人生の豊かさを「最高に豊か」というのを100とした時に、どれくらいの数字になるでしょうか。

ワーク2:その数字がいくつであれ、その数字が豊かであることを承認してみてください。

ワーク3:豊かじゃないと感じている部分に何があると感じているか見てみてください。それを豊かさに変換するとしたらどんな見方があると思いますか。

💛「誰かのためにできることをする」

誰かのためになると思ったことは、気楽にやってほしいなって思います。別の観点で言うと、しっかり「誰かのためになりたいな」と思うのであれば、誰かの立場に立ってみるということがとても大事です。つい、自分が嬉しいと思うことは誰かも嬉しいと思いがちです。例えば自分がアドバイスされるが好きだから、他の人もそうだろうとアドバイスをしがちで、それが誰かのためにもなると思っちゃったりしがちですが、もしかしたら、「ただ話を聞いてほしい」という状況が嬉しい人もいるし、そういう状況があったりもします。その時その人は、何が嬉しいんだろうと、あるいはためになるんだろう?と感じたり、考えたり、試したり、確認したりすることが大切だと思います。あと「できることをする」が大事で、そういう立場に立った時に、出来ないことも思いついたりしますが、無理にしようとするのではなく、また、できないやと諦めるのでもなく、「じゃあ、自分ができることは何だろう」という観点で見て欲しいと思います。それが、傍から見たらどんなに小さなことであったとしても、比べることなく、自分ができることをしているということに誇りを持っていいし、その一個一個の積み重ねが、まさに「ギフトに生きる」ということなんです。

ワーク1:「気楽ギフトチャレンジ週間」を作って、一週間で、本当に小さくていいので、何個ギフトできるかをチャレンジしてみてください。

ワーク2:誰か大切な人を思い浮かべてみてください。あるいはその人の話をじっくり聞いてみてください。その人の立場になってみて、何が嬉しいとか、何がためになるんだろうということを考えたりして、アイデアを10個考えてみてください。よければその中のひとつでも選んでやってみてください。

∪「受け取ることもギフト」

あなたが誰かにプレゼントした時に、ぶっきらぼうに受け取られるよりも、「わ~~ありがとう!めっちゃ嬉しい!」と喜んで受け取ってもらう方が、こちらとしても嬉しいです。つまり、喜んで受け取るということは、相手にとってのギフトとなるのです。相手によっては、このような受け取り方は失礼になったり、不快になったりする方もいますが、そういう方が全てではないし、喜んで受け取ってもらった方が嬉しいという方も沢山いるので、相手に合わせて上手に受け取ってみてください。あなたが喜んで受け取れば受け取るほど、それだけでギフトが広がるのです。

もしも自分にとって必要ないものがギフトされたとしても、ギフトしようとしてくれた気持ちを受け取ることができます。

ワーク1:次に何かを受け取った時に、いつもより少しだけ大げさに受け取ってみてください。

ワーク2:「自分はギフトを受け取っていい存在です」と呟いてみましょう。その時心の中でどんな声が聴こえてきますか。それを観察してみましょう。


❥「自分サイズを大切に」

誰かの優しさを見たときに、「すごいなぁ。自分にはできないなぁ」って思うことがあるかもしれません。そんなときにはこの言葉を思い出してほしいのです。あなたはあなたのサイズの優しさを丁寧にしてきているはずです。そんな自分が無理なくできること、つづけられうることを「自分サイズ」と言っています。これは誰かと比較する必要はまったくないのです。その「自分サイズ」をずっとと続けた先に、気がつけば大きな優しさを自然としてしまっている自分に気づくはずです。背伸びすることも大事ですけど、今の自分のできることを続けていくことで結果的に背が伸びてしまうものなのです。そして同じように感じてしまっている人に出会ったらこの言葉を贈ってあげてくださいね。

ワーク1:今のアナタが無理なくできていること、誰かのために自然となっていることを探してみてください。そして今の"自分サイズ”がこの子達なんだなぁと愛でてみてください。

ワーク2:過去の自分と比べてみてください、10年前20年前は同じことができていたでしょうか?自分サイズが大きくなってきていることを感じてみてください。

U「返さなきゃ」ってホント?

親から「いただきものをしたらお返ししなきゃなんだから」って言われた人も多いのかもしれません。そうじゃなかったとしてもいつのまにか「返さなきゃ」って言う思い込みを持っている人も多いのかもしれません。でもよく考えてみてください、自分が誰かになにかしたときに、「返してほしい」って毎回思っていますか?例えば、子供にご飯創るたびに、この子から返してほしいとか、友達の相談に乗るたびに、この友達から返してほしいとか。。

結構思わないことが普通じゃないですか?それと同じように、あなたに何かをしてくれた人たちも「返してほしい」ってあんまり思っていないのかもしれません。なので、何かを受け取るときに「返さなきゃ」が邪魔して受け取れないという状況って少し不思議な状況なんです。「ありがとう、うれしい!」って素直に受け取って、返せるタイミングがあって「返したい!」って思ったら返したらいいんだと僕は思います。そしてそもそもギフトが巡ってきている時点で、その人やその周りに自分が思った以上にギフトしているという可能性もとても高いんです。なので素直に受け取ることがとても大切なんだと思います。

ワーク1:「返さなきゃ」って思った自分に気がついたらその日の自分に○をつけてみてください。それだけでも自分が気がつけるようになっているという進化の証なのです。

ワーク2:もし気づくことに慣れてきたら、その後に、「返さなきゃ」ってホント?って自問してみてください、それだけでも受け取りやすくなるかもしれません。

😍「思った以上にギフトしている」

例えば、なにげなく、近所のこどもにキャラメルを一個あげたときに、こちらからしたら、キャラメル1個なんて20円ぐらいだしと思うかもしれませんが、もらった子供が、わーい、すごい嬉しいー♪あまい!美味しい!って感激してたりするものです。

このように自分がさりげなくしたことや、無理なくできちゃうことはギフトとしてたいしたことないと思う傾向に人はあります。あるいは自己評価が低い人ほど、わたしなんて、、とか私の提供するものなんて、、というふうに価値を自ら下げてしまいがちです。

でも、ギフトというのは受け取った相手がどれだけ大きなギフトとして感じるかということなので、こちらの自己評価の低さやギフトしたときの手間とかってあんまり関係ないこともあるのです。※もちろん手間をかけてくれたという想いが嬉しいということはあります^^

なので、あなたは自分が思った以上に周りにギフトをしているのかもしれません。

そんなふうに自分を思えたとしたら、自分の存在をより肯定できたりするのではないでしょうか?そして自分が思った以上にギフトしていると気がつけると、受け取り上手にもなってゆきます。

ギフトの循環は自分が思った以上にギフトしていると感じるところから始まるのかもしれません。

ワーク1:自分があれはちょっとはギフトになったかもなぁというものを思い浮かべてみてください、そしてそれが思った以上にギフトになっているとしたら、どんなギフトになっていたか想像してみてください。

ワーク2:過去に思っても見なかった人からお礼を言われたことがあれば思い出してみてください。まさにそれはおもった以上にギフトしていた結果だと思います。そして、お礼を一つ言われたということはその裏にはお礼は言わなかったけど無数のギフトになっていることがあるのかもなぁと想像してみてください。

U「すみません」より「ありがとう」

 例えば飲食店で席があくのを待っているときに、自分が別に待ってるの嫌いじゃないなら、お店の人に、「待たせてすみません」と言われてもちょっと困る感じになります。でも、「お待ちいただきありがとうございます」と言われると嬉しかったりします。誰かに迷惑をかけていると思いこんですぐ「すみません」と言ってしまう人は、もしかしたら「ありがとう」の方が相手が嬉しいことも結構あるものだと知っておくのもよいかもしれません。

相手やシーンに合わせて「ありがとう」「すみません」を丁寧に使い分けるというのもギフトに生きるの小さな一歩になるように思うのです。

ワーク1:1週間自分がどんなときに「ありがとう」「すみません」を言うのかを観察してみてください。ただ観察するというだけでも発見や驚きや変化があるかもしれません。

ワーク2:観察した「ありがとう」「すみません」のシーンで本当にそれが適切な言葉だったのかを改めて丁寧に感じてみてください。もし適切だと感じたなら素敵私!って思ってみたらいいですし、適切じゃない感じであれば今度は変えてみようと変化のチャンスとして遊んでみてください^^


💘「ときには厳しさもギフト」

 ギフトっていう言葉から柔らかさや優しさみたいなものを想像するかもしれませんが。そうではないものもギフトになることは沢山あります。わかりやすいのは子供が道路に飛び出しそうなときです。大きな声で”止まって!”と叫ぶかもしれないし、腕を強く掴んで止めるかもしれません。また、道路は危ないんだよと叱るかもしれません。こうした力強いものも時にはギフトになることを知っていることは大切です。そしてそれを知ることで、過去に厳しかった出来事が実はギフトだったと受け取り直せることもあるのです。このことがわかるようになってくると、繊細で複雑なギフトの世界をさらに楽しむことができるかもしれません。

ワーク1:本当は伝えたほうがいいけれど、伝えずにいることはなんですか?もし伝えられたとしたらお互いの関係やその人はどんな豊かさを手に入れられますか?

ワーク2:過去に誰かに叱られたり、強く言われて傷ついたことはなんですか?今それを抱きしめて感じられるとしたらそこにはどんなギフトがあったと思いますか?

U「気持ちはいつでも受け取れる」

 これはどんなときでもギフトを受け取れるようになる魔法のフレーズです。もし、自分が欲しいモノをギフトしてもらったときは、そのモノ自体も喜べるし、それを送ってくれた相手の気持ちも受け取れて喜びも倍増させることができます。また、自分が欲しくはないモノや必要ないモノをギフトされたときでさえ、それでもそれを選ぼうとしてくれた相手の気持ちは受け取ることができるものです。「それは今は必要ないけれど贈ろうとしてくれた気持ちは嬉しいよ。本当にありがとう」そう言って感謝することはできるのです。そして日常の中で、ふと関わってくれる人達に想いをはせて、関わってくれている気持ちに気がつくと相手が何かを贈っていない時でさえ受け取っていくことができるのです。「一緒にいたいと思ってくれてありがとう」そんなふうに!

ワーク1:過去ほしくないものや不要なモノを受け取っていた時のことを思い出してみてください、今はその時に相手の気持ちを想像してみてください。どんなあなたへの想いがあったと感じられますか?

ワーク2:いま身近にいる人や、よく関わる人を思い出してみてください。その人達はどんな気持ちがあって一緒に居てくれると思いますか?そこに温かいものがあるとしたらどんなものがあると思いますか?

最後に

 この小冊子を手にとってくれてありがとうございます。少しでもあったかい気持ちになったり、役に立ったと感じてもらえていたら。すごく嬉しいです。少し読んでもらえただけでも、私達にとってはあなたの存在がギフトとして感じられるのでありがたいです。

あなたの人生がいいふうでありますことをお祈りいたします。

いつかどこかでこの作成メンバーと関わってもらえたら嬉しく思いますし。それを想像するとワクワクしてしまいます♡

おまけ

「ギフトに生きる」の電子書籍もギフトしているのでよければ読んでみてください。

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スペシャルサンクス

この小冊子の作成に関わってくれた人たちに改めて感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます。存在そのものからギフトなので、何一つしていないと感じる方もいるかもしれませんがこちらとしては勝手に感謝を感じております。居てくれたからこのプロジェクトはすすんでおりました^^。※それぞれの方の名前を押すとその人の持っているHPに飛べます。

保健師ろみー:はたらく女性のセルフケア保健室

もはら あけみさん

はぐっち

もりうち けんじさん