買えば分かる?

講座会場のシム

[05:59:49] comet Morigi: 掛かってる絵が(わざとだろうけど)田舎臭い。

[06:03:29] Yui Sorbet: こんばんは。美術講座ってここでよろしいんでしょうか??

[06:04:13] Rouki Furse: いつもと違う場所だから間違えたと思ってたばんわーw

[06:06:24] comet Morigi: 今日、こちらのシムは、私がいつも使っている椅子の製造元です。

[06:07:21] comet Morigi: 話す場所と内容は、必ずしもつながらないんですけど、

[06:07:38] comet Morigi: 前から、話しやすい・分かりやすい環境が有るような気がしてて、

[06:08:04] comet Morigi: ご参加の方に、このシムを聞いてみたら、ご存知無かったので、

[06:08:15] comet Morigi: 思い切って、皆さんをお誘いしました。

[06:08:47] comet Morigi: Niman Broomは、SL世界を風靡したデザイナーですけど、

[06:09:14] comet Morigi: この二年ぐらい、マネジャーを雇って、シムと店を任せっきり。

[06:10:26] はるか (haruka.mcmahon): 大手のアパレルブランドでしたね。そういえば最近あまり聞かないなと思ってましたが

[06:09:48] comet Morigi: この椅子も建物も、いま私が着ているジャケット・トップ・パンツ・ベルト・サングラスも、彼の作。

[06:09:00] Yan Lauria: ここはあこがれのServer Class 701ですよ

[06:09:10] Rouki Furse: テクスチャ処理と演出がうまいなー・・・ここ

[06:10:38] comet Morigi: 彼に「ルネッサンス様式の建物だね」と言ったら、

[06:10:48] comet Morigi: 「いや、スペイン植民地様式だ」

[06:11:22] Rouki Furse: こだわる人はまず、様式と歴史を調べちゃいますからねー

[06:12:09] comet Morigi: 要するにディズニー「カリブの海賊」の時代・建物・地域です。

[06:12:37] はるか (haruka.mcmahon): ジャック・スパロウの世界ですね

[06:13:13] Fumon Crystal: カリブの海賊の レストラン おいしい

[06:13:21] Rouki Furse: でっかいワイングラスを・・・

[06:12:38] Rouki Furse: あー、ディズニーのアトラクションぽいな・・・とか思ったのはそれかな

[06:12:46] comet Morigi: SLでは、リゾートを求める気持ちと、文化を期待する気持ちと、

[06:13:32] comet Morigi: 両方あると思いますが、その両方の期待を兼ねて、SLシムデザインを打ち出した、優れたデザイナーだと思います。

[06:14:04] Yan Lauria: (そういやテーマパークもこんなのが多いかな)

[06:14:27] Yui Sorbet: (カリブで海賊が横行したのが16世紀で、ルネッサンス直後みたいっすね)[1]

[06:14:00] comet Morigi: Las Islas(The Islands) 共和国の、

[06:14:48] comet Morigi: ここは「大統領官邸」と名付けられています。

[06:14:55] comet Morigi: Palacio Presidential (英 Presidential Palace)

[06:15:21] comet Morigi: カメラを北側のバルコニーに飛ばすと、

[06:15:38] comet Morigi: Las Islas の国旗に挾まれて、マイクが小さく設置されてます。

[06:15:55] comet Morigi: その下に高級車が並んでいます。

[06:19:23] comet Morigi: このジャケットは、同作者による、スカルプ・ジャケットの先駆的な作で、

[06:20:03] comet Morigi: 作者は、これの次に、回転スカルプ波オブジェクトを売りだして、SL海景を一変させます。

[06:20:51] comet Morigi: ところが、そのコンセプトをまるまるパクったReal Waveに売上を食われて、このシムも多分赤字でしょう。

[06:21:10] comet Morigi: 私は、先駆的なクリエータに敬意を払いたいので、

[06:21:12] はるか (haruka.mcmahon): そうか、最初にあの波やったのもNaimaでしたね

[06:21:25] comet Morigi: これだけは、この場を借りて言っておきたかった。

[06:25:02] comet Morigi: 美術品を所有する・美術史を書く上で、街の古さが影響してると思います。

[06:25:36] comet Morigi: ヨーロッパを旅行した人なら、心あたりがあると思います。

[06:27:06] Yan Lauria: 〔町の古さもあるけど、空気が澄んでて、建物や森や空に色が鮮やかってのもあると思う。日本は灰色の風景)

[06:25:59] comet Morigi: その意味でも、このシムは、SL有数の優れた作だと思います。

[06:26:29] comet Morigi: 典型的に解釈すれば、

[06:26:56] comet Morigi: この建物は、16-17世紀あたりに、スペインの植民地総督府に使われて、

[06:27:18] comet Morigi: その後、独立戦争で、共和国政権が誕生して以来、大統領府に使われている、小さな島々だけの小国で、観光がメイン。という想定でしょうね。


買えば分かる?

[06:22:06] comet Morigi: 今日の本題は、

[06:22:45] comet Morigi: 先日、話の流れで、期せずにして「絵は買った方が良い」というい件に皆さん傾いてらしたので、

[06:23:09] comet Morigi: 絵を買っても、分からない・後悔するケースとか。

[06:23:48] comet Morigi: 展覧会に借り集めた作品の借用料の件とか、を補足するつもりです。

[06:30:34] comet Morigi: 先日の訂正が少々

[06:30:55] comet Morigi: 展覧会で借りる作品の損害保険料を確認したところ、評価額の0.25%でした。

[06:31:32] comet Morigi: これだけ見ると、安く済みそうですけれども、

[06:31:55] comet Morigi: 借用料についても、私は「あまり聞かない」と言っちゃってたんですが、

[06:32:08] comet Morigi: それは、交換展示する作品を、こちらが持っていた場合の話で、

[06:32:36] Yui Sorbet: (ああ、こっちも貸すからロハで貸してっていうのも可能なんですね)

[06:32:38] comet Morigi: 先方の借りたい作品が日本に無ければ、借用料を求められるケースが多い。

[06:32:59] comet Morigi: つまり、外国が借りたいと思う作品が、日本に少ない、

[06:33:35] comet Morigi: 大幅な美術貿易赤字ということになります。

[06:33:59] comet Morigi: 浮世絵とか屏風とか、人気と思われるかもしれませんが、

[06:34:13] comet Morigi: 主だった作品は、外国に所有されてますから。

[06:34:26] comet Morigi: なんで、外国に所有されてるかというと、

[06:34:46] Yui Sorbet: (その浮世絵の美術的価値は、フランスが付けましたからねぇ。たしか貿易品の包み紙に使っていたとか)

[06:34:48] comet Morigi: 外国が日本から安く買い集めて

[06:35:00] comet Morigi: 美術館に入れて、値段を釣り上げたから。

[06:35:13] comet Morigi: 「値段を釣り上げた」というと、聞こえが悪いですが、

[06:35:28] comet Morigi: 「美術史に書いた」というと、立派に聞こえます。

[06:36:09] comet Morigi: 西洋の美術制度は、つまり、

[06:36:20] comet Morigi: ゴッホが飢え死にしないように、上手く作られていて、

[06:36:30] comet Morigi: (ゴッホだけは不運でしたけど、)

[06:36:47] comet Morigi: 埋もれた才能を発掘した人には、

[06:37:17] comet Morigi: 所有品が値上がりする形で、成功報酬を渡すようになっている。

[06:38:36] comet Morigi: 「買ったゴッホ・ルノワールと、ともに荼毘に付されたい」と聞くと、こちらの大半の方々も、「うげ」と思うんですけど、

[06:38:44] comet Morigi: なんででしょうね?

[06:39:11] comet Morigi: 一応、言葉にしておいた方が良いような気がして。

[06:39:30] Yui Sorbet: (美術品を後世に残すという、収集家の意義を忘れた言葉だからではないでしょうか?)

[06:40:06] Yan Lauria: 死ぬ時まで所有欲を持っているってのが、浅ましく思える

[06:40:42] Yui Sorbet: (個人の所有欲を満たすために美術品を蒐集する。それ自体は別段悪いことではないですが、埋もれさせず後世に伝えるのがノブレスオブリージュだと思うんですよね)

[06:41:42] Fumon Crystal: その遺言を守る遺族と、のちのち相続の全体を考える遺族とで、もめごとにもなりそう

[06:40:47] comet Morigi: 買ったのに、分かってないんですよね。

[06:41:20] comet Morigi: 「買った方が分かる」(買わなきゃ分からない)のは、知られた経験則なんですけど、

[06:42:00] comet Morigi: 私も、「買った方が良い」と言いかけるまでに、一年とか三年とか、こちらで時間を費やしたのは、買っても分からないことが、けっこう有るからなんです。

[06:42:54] comet Morigi: 一生懸命買い集めたコレクションを、悪く言うのは、忍びないですが。「酷い」とか「めくら買い」とか、陰口言われることは多い。

[06:43:33] Yan Lauria: (僕もコメットさんからさんざん言われたな)

[06:44:04] Yan Lauria: (ま、額はSLだから知れてるけど)

[06:44:43] Yui Sorbet: (利益率の最大幅を狙うのであれば、埋もれている無名の作者のシリーズを買い集めて、コレクション化するのが一番であはありますが、認められなければそうなりますよねぇ)


インテリアアート

[06:44:05] comet Morigi: 美しいものは、芸術か。

[06:45:11] comet Morigi: 「美しくないけど芸術である」例について、既に話しました。では、

[06:45:18] comet Morigi: ↓これは、美しい?

[06:45:50] Almond Andel: うつくしいとは思えないなあ

[06:45:53] はるか (haruka.mcmahon): 派手ですねえ

[06:45:53] ioliteblue Fargis: (うけたwwww

[06:46:01] Yui Sorbet: (ポップアートとしてはアリなんじゃ?)

[06:47:43] Yui Sorbet: (派手なグランマ・モーゼスだなぁ、個人的には<エコールドマルセイユ)[06:46:51] Yan Lauria: (こっちはいいと思う)

[06:46:02] Yan Lauria: (欲しくない)

[06:46:01] Rouki Furse: ww

[06:46:11] comet Morigi: ヒロ・ヤマガタで検索すると、たくさん出てきます。

[06:46:50] comet Morigi: バブル後期・ポストバブル期に、全盛だった。

[06:47:17] comet Morigi: ラッセンは?

[06:47:22] Almond Andel: ぼつ(個人的に)

[06:47:36] Yan Lauria: ボツ

[06:47:27] comet Morigi: 画像検索すれば、出てくるけど、

[06:47:36] comet Morigi: イルカが宇宙を泳いでるとか、トラの赤ちゃんが地球にジャレついているとか。

[06:47:53] はるか (haruka.mcmahon): ラッセンわりと好きですw

[06:47:59] Rouki Furse: ラッセンはきれいだけど、なんか欲しくないw

[06:48:00] Yui Sorbet: (ラッセンは割と好き)

[06:49:08] Almond Andel: 好みの問題と思う

[06:49:15] comet Morigi: 好みかぁ。

[06:49:21] Almond Andel: あえてw

[06:49:29] comet Morigi: ヤマガタはいいの?

[06:49:35] Almond Andel: ううん 難しいですね

[06:49:47] Almond Andel: 少なくとも、お金は出さないなあ

[06:50:14] Yui Sorbet: (ラッセンにしてもヤマガタにしても、感覚的にはイラストの範疇なんですよね)

[06:50:23] Yui Sorbet: (芸術としてはあんま認識でけん)

[06:48:26] comet Morigi: こちらの団体展支持率と同じぐらいかな、インテリアアートの支持率も。

[06:50:13] comet Morigi: 不思議なんだけど、キャッチセールス(強引な商法)で問題になるのが、ラッセン・ヤマガタで。

キャッチセールスのルートに乗せることで、最大限に利益を上げるタイプの絵、というものが有るんです。

[06:51:20] Yui Sorbet: (版画、シルクスクリーンなどではないですか?)

[06:51:43] comet Morigi: 版画が大半ですけどね。

[06:52:54] はるか (haruka.mcmahon): 最近は天野喜孝がそっち方面いっちゃいましたね<キャッチセールス

[06:51:27] comet Morigi: デャシャンとかポロックとか、キャッチセールスのルートに乗せても、利益が上がらない。

[06:52:07] comet Morigi: 特に、ヤマガタの場合、本人が弁解して

[06:52:34] comet Morigi: 「画商に騙されて、契約してしまった」から「不本意に量産させられた」と。

[06:53:21] Rouki Furse: ああ、リトグラフ商法か・・・w

[06:52:54] comet Morigi: ヤマガタを例に出しやすいのは、「好みだ」とか

[06:53:15] comet Morigi: 「人それぞれの好みに、他人がとやかくいうのは良くない」といったインテリアアート擁護論に対して、

[06:53:38] comet Morigi: 画家当人が悔いを表明している点で、「それでも、ヤマガタは良くない」と言いやすいから。

[06:54:20] comet Morigi: 私は、「画商に騙された」だけでは、弁解として不十分なぐらい、作品を作りこんでるように見えますけどね。

[06:54:56] comet Morigi: 「戦争画を描かされた」と言い訳している画家みたい。

[06:56:34] Fumon Crystal: そんな商法でも「見てもらってナンボ」って見方はできちゃいますね

[06:56:07] Almond Andel: この後ろの壁にある絵、いいですね

[06:56:42] comet Morigi: ああ、その絵は、さっき話したシムコンセプトに合わせて、シムオーナー(Naiman)が選んだんでしょうね。

[06:57:16] comet Morigi: カリブ海近辺の地方画家の作に見えるけど、未だ確認してません。

[06:57:35] Almond Andel: そうですか。

[06:57:39] Almond Andel: いいなあ

[06:57:54] Yui Sorbet: (タッチが東洋風に感じるです。おもろい)

[06:58:32] Yan Lauria: (昔の冒険モノの挿絵みたいな)

[06:58:52] Yui Sorbet: (そうそう。立体的というより、二次元的なアプローチしてる感じがします)


次回は

[07:00:27] comet Morigi: 今夜、未だ残してる話題は、

[07:00:27] comet Morigi: ・セカンドライフの作品直売問題

[07:00:50] comet Morigi: ・インテリアアートに伴う「偽の美術史」

[07:01:40] comet Morigi: ・美術館の作品貸借に伴う「ユニバーサル、普遍美術館」と尊厳

[07:02:14] Rouki Furse: 作品直売と聞いて、一瞬コミケを思い浮かべたのはうちだけ?w

[07:02:36] comet Morigi: SL貸画廊問題ともいう「直売」。画商が介在しないという意味です。

[07:02:41] Yui Sorbet: (100年先は、萌え絵が芸術認定されてたら面白いんだがなぁ)

[07:03:44] Fumon Crystal: 貸画・廊じゃなくって、日本的な貸・画廊でしたよね。

オープン化?

[07:02:01] Yan Lauria: ノノ

[07:03:12] comet Morigi: Yanさんは、「オープン化」を気にしてるんでしょ

[07:03:44] Yan Lauria: その方向と、従来型の併存になるかと思う

[07:04:23] comet Morigi: オープン化って、なんだろ。

[07:04:48] Yan Lauria: マーケットプレースがほぼオープン化/直売かと

[07:05:14] Yan Lauria: マーケットプレースという評価の場を与える

[07:05:41] Yan Lauria: 大きな意味では画廊に通じるかもしれないけど

[07:05:05] comet Morigi: 私はSL「オープン化」について、国立新美術館の「新」と同じじゃないかと、恐れています。

[07:06:16] comet Morigi: 国立新美術館の「新」は、旧態依然と団体展を継続するための、口実でしょ。

[07:07:04] comet Morigi: SL日本で「オープン化」というと、近代画商システムをふさぐかも。

「みんなが素晴らしいとおもう共通項」

[07:07:21] Yan Lauria: まだ聴けてない話で聴きたいのは

[07:07:34] Yan Lauria: 美術品は虚栄心で買うものだとして

[07:08:00] Yan Lauria: だけどみんなが感心する作品でないと

[07:08:35] Yan Lauria: ただの裸の王様になるわけで

[07:09:23] Yan Lauria: つまりそこに、多少の好みの差はあっても、みんなが素晴らしいとおもう共通項って何なのかなってのが質問です。

[07:09:55] comet Morigi: 今日も、時間有ったら言うつもりだったんだけど、> 共通項

[07:10:05] comet Morigi: この講座の当初からの心づもりとして、

[07:10:28] comet Morigi: 社会言語学的手法による芸術論

[07:10:39] comet Morigi: 言語学の授業の方法を取り入れた

[07:10:46] comet Morigi: 芸術概念の調査。

[07:11:09] comet Morigi: それで、・地球は芸術か/・火星は芸術か

[07:11:26] comet Morigi: などの例文を羅列しています。

[07:11:33] Almond Andel: 共通項って、言葉になるのかな

[07:11:41] Almond Andel: 強度とか

[07:11:43] comet Morigi: 言葉になる部分も有る。

[07:11:45] Almond Andel: 普遍性とか色々言い方はあるだろうけど

[07:11:57] Almond Andel: ピンポイントじゃない

[07:12:03] comet Morigi: 「芸術」という言葉の使われ方・意識を観察して

[07:12:26] comet Morigi: 明らかに「これは芸術だ」ではない」と言える場合が少し有ります。

[07:12:53] comet Morigi: だから、「ゴッホと荼毘に付してくれ」と聞くと、みんな、ほぼ全員が「うげ」という。

[07:13:14] comet Morigi: これを、絵画や芸術に伴う文法に似たものとして、扱いたい。

[07:13:53] comet Morigi: 社会に流布している文法を調べるのと同じ方法で、

[07:14:07] comet Morigi: 芸術の規則も、探れるだろう、と。

[07:14:26] comet Morigi: これは、私独自だと思う。あまり、他では聞かないです。

[07:14:58] comet Morigi: 共通項の話でしたね。

[07:15:13] comet Morigi: 「これが共通項です」とは、簡単に言えないんだけど、

[07:15:14] Yan Lauria: あるいは共感なのか

[07:15:26] comet Morigi: でも、共通性・普遍性と、値段は、ほぼ等しいと思う。

[07:16:02] comet Morigi: だから、「値段なんか下らない」と「普遍性なんか無いんだ」は、同義語だと思います。両発言は、芸術へのスタンスが近いらしい。

[07:16:08] Yan Lauria: 素晴らしいと思うものを見つけたら、ほかの人にも見せて、共感して欲しいというのが人間の本性としてあって、

[07:16:52] Yui Sorbet: (美しさは普遍の概念を含むだろうけど、芸術に普遍性は無いんじゃないかな。特に文明に対するメタファーを含む事で芸術とされるウォーホルなんかは、普遍性から程遠いと思われ)

[07:17:16] comet Morigi: 普遍性は、有るか無いかではなく、求めるものだと思うんだけど?

[07:17:36] Yui Sorbet: (黄金比率なんかは普遍的に有るものでそ?)

[07:17:50] Almond Andel: 普遍性って、時間を超えた共感を得られるかどうか、ということのような気がする

[07:17:54] comet Morigi: ウォーホルは、うーん、。70年代までだったら、若いころのビートルズと同じで、いかがわしく思われていたけど、

[07:18:44] comet Morigi: 20世紀末以降は、評論家や学芸員が、まるで泰西名画を解説するように、ウォーホルを嬉しそうに説くようになって。普遍的に見えちゃうなぁ。

 リキテンシュタイン「ヘアリボンの少女」1965 油彩 東京都現代美術館(元ログには無い画像)

[07:18:46] Yan Lauria: Facebookみたいに沢山の「いいね」が欲しくて人間は表現してる/発信してる。それをどう考えたらいいのか

[07:19:17] comet Morigi: アーモンドさんが度々いう「時間」なんですが、

[07:19:30] Almond Andel: うん。よく言いますね。わたし

[07:20:08] comet Morigi: ゴッホを飢え死にさせないように発掘する美術制度においては、すぐに生きているうちに、制作費を作者に行き渡らせることを、目指しています。

[07:20:21] Yui Sorbet: (一過性のインパクトを狙ったものは普遍的な芸術ではないと思うし、ウォーホルの近代の評論は「作品そのものが含有していたメッセージ性」に対する「歴史的な評価」に過ぎないんでないかなーと思います)

[07:20:34] comet Morigi: 時間をかければ、より分かることが有るとしても、

[07:21:09] comet Morigi: 早く見つけるためには、美術史と市場が、補助になるだろう、と。

[07:21:47] comet Morigi: その一方、「評価が確定するのは、画家の死後30年」とは、よく言われますね。

[07:22:12] comet Morigi: 30年というのは、画家をサポートして利益を上げていた人も、死に絶えた、ということなのか、

[07:22:48] comet Morigi: 子の代へ遺産が引き継がれて、それでも愛されるようなら、一世代を超えて価値を維持している、ということなのか。

[07:23:57] Almond Andel: そういインターバルもあるだろうけど、普遍性というと、時代を超えた共感を得る強度が有るか無いか、という問題に行きつくと思うんです。

[07:24:15] Almond Andel: そういう意味で、ほんとに民主的なもんじゃないかな、ある意味

[07:24:04] Yui Sorbet: (例えでゴッホが出ていたのでだけど、ゴッホに限らず当時の画家はパトロンが生活費の補助をしてくれていましたが、あれは金銭的利益を求めてではなく、文化的事業に金出してますよ。だから私は文化人なんですという評価を得るためのものだったと)

[07:25:25] comet Morigi: 非営利で名誉を期待しているのか、それなりに黒字を期待しているのか、これは、境界が不明。

[07:25:50] Yui Sorbet: (名誉もまた利益ではあるので、そういう意味では報酬は得ていたんですけどね)

[07:26:28] Yui Sorbet: (ただまあやはり、美と芸術は別個の問題として考えた方がいいんじゃないかなーと思う)

[07:27:16] comet Morigi: 現在の芸術は、美を特別に意識してないと思いますけどね。

[07:27:50] Yui Sorbet: (同意。だから現代の芸術に普遍性を求めるのは、そもおかしいと思いませんか?)

[07:28:20] comet Morigi: いや。美の普遍性から、芸術の普遍性に話が移ったんじゃないかなぁ。

[07:29:28] Yui Sorbet: (うん。芸術は美を含む概念ですから、芸術に普遍性はあるか? と疑問を呈するのは自然だと思うんです。が、こと印象派の次に抽象派の時代が来て以降は)

[07:29:49] Yui Sorbet: (美術から普遍性が消えていく歴史だったんじゃないかと思うんですよ)

[07:30:23] Yui Sorbet: (そも、美術品を理解するために、権威ある人物の解説が必要な時点で、それは美を内在しなくなったのではないか)

[07:30:57] comet Morigi: 象徴天皇制に例えるなら、

[07:31:23] comet Morigi: 元から実権力の天皇や普遍性が在ったんじゃなくて。

[07:32:07] comet Morigi: 有っても無くても、在ると仮定して探求する対象が、芸術や基礎物理学や哲学じゃないかなぁ。

[07:32:52] Yui Sorbet: (美術という一括りにされているから混乱するんだけど、

[07:33:41] Yui Sorbet: (そういった自然科学的アプローチで判断できる芸術と、形而上学的な、概念的な判断を必要とする芸術が、同じ単語で混在していると思うんですよね)

(次回13へ続く)


[1] 「カリブの海賊」バッカニーア時代1650-1680、レンブラント -1669、フェルメール -1675