パパにもママにも会いたいよ
AbemaTV出演のヒロチタさんに小学生が質問
「共同親権(きょうどうしんけん)」てなんですか?
「こんにちは。小学3年生のショウタです。
きょうはよろしくお願いします。
しつもんです。同じクラスの友だちで、お父さんとお母さんが
りこんしてお父さんとずっと会っていない子がいます。
どうして会えないんですか?」
「ヒロチタです。こんにちは。
お父さんに会えないお友だちがいるんだね。
実は今、日本は『単独親権(たんどくしんけん)』といって
お父さんとお母さんがりこんすると
子どもたちと一緒に暮らして、学校のことなどを決めたり
病院に行くときのことを決めたりする「親権(しんけん)」を持てるのは、お父さんかお母さんの『どちらか』一人に決めなくてはいけないことになっているんだ」
「しんけんのないお父さんは、どうして子どもに会えないの?
会いたくないの?」
「お父さんが『子どもに会いたい』と思っても、
りこんするときの約束ごとを決める『かていさいばんしょ』が
月に1回などの約束を決めるから
そこで決まっただけしか会えないんだよ」
「月に1回?どうしてそんなに少ないの?
友だちはもっとお父さんに会いたいって言ってたよ」
「りこんしてももっとお父さんも、お母さんも
子どもに自由に会えるようにしたいと
おじさんたちは『共同親権・共同養育(きょうどうしんけん・きょうどうよういく)』を進める運動をしているんだよ。
りこんのあとも、お父さんとお母さん両方にしんけんがあって、いっしょに育てるようにしようという考え方だよ」
「お父さんかお母さん、どっちかひとりしか選べないなんて
僕もいやだから、それがいいと思う。
どうしてすぐにそういう制度にならないの?」
「ニュースにもなるけど、子どもにぼうりょくをふるったりひどい ことをするおやも中にはいて、
きょうどうしんけんにすると、そういう問題のあるおやが
子どもにひどいことをするのを止められないんじゃないかと
心配する人たちもいるんだ」
「そんなにひどいおやばっかりじゃないよ。それはそれぞれの
ばあいで、決めたらいいと思う」
「そのとおりだね。お父さんお母さんに会えない子たちがいること と、ショウタ君のような考え方を広めようと、
『浅草フェス』というイベントをしたり、
インターネットテレビに出演したり、
いろいろな方法で活動しているんだよ」
「お父さんに会えない友だちも、
そのお父さんもかわいそうだと思うから、
そういう子たちが自由にお父さん、お母さんと会えるように
なるようにヒロチタさんがんばってね!」
「ありがとう!
応援してもらえると、元気が出てくるぞ!」
◇ヒロチタさん出演のAbemaTVについての記事はこちら
法務省も研究会立ち上げへ!離婚後の親権制度、日本ではどうあるべき?単独親権派と共同親権派が討論
◇ヒロチタさんたちが主催した2019年9月22日の「浅草ウォーキングフェス」には150人が参加して、「パパとママに会えるように」してほしいと歩きながら訴えました。