日本人が間違いやすい英語

ver. 20181116
ガイ ナット

nathaniel.guy@gmail.com

以下に、日本人が間違いやすい英語の例を纏めてみました。「違和感は残るが通じる」レベルから「全然通じない」レベルまで、ご参考まで、ご自身の英語力を磨くために参照いただければと思います。

なお、このガイドを作成するに当たり、藤本さんと野口さんに助言いただきました事を、深く感謝致します。

更新(11月16日):読んでくださった皆さん、シェアしてくださった皆さん、ありがとうございます!この記事は私の期待以上に皆さんにシェアしていただいて、本当に嬉しいです。追加してほしいパターン、エラーの指摘、ご感想などを知らせたい方は、ご遠慮なく上記のメルアドへ連絡ください。


例:開始・終了時刻を述べるときの「from」

誤) “Today we will have visitors from 2PM.”

正) “Today we will have visitors starting at 2PM.” or “Today we will have visitors from 2PM onwards.”

開始時刻や日付を書く際に、fromは「from~to~」というパターンで使う必要があります。つまり、終わりの時間や日付も言う必要があります。終了時刻や日付が分からない、もしくは言及したくない場合には、fromではなく、starting atまたはbeginning atを使うのが良いでしょう。「from~onwards」という表現でも問題ありません。

(彼は二月から、我々の部署に入ります)

〇 He will join our group starting in February.

✖ He will join our group from February.

(来週の月曜日から、新しいプロジェクトの作業に取り組みます)

〇 I’ll be working on a new project starting next Monday.

✖ I’ll be working on a new project from next Monday.

(午後2時から自宅作業をします)

〇 I’ll be working from home from 2PM onwards.

✖ I’ll be working from home from 2PM.


例:couldとwas able toの使い分け

誤) “I could finish the work yesterday.”

正) “I was able to finish the work yesterday.” OR “I finished the work yesterday.”

詳しくは、この記事をご参考ください。なお、否定形の場合には、いずれも同じ意味になります。

(昨日の試験でいい結果を出せました)

〇 I was able to get good results in the test yesterday.

✖ I could get good results in the test yesterday.

(昨日お店へ行けませんでした)

〇 I couldn’t go to the store yesterday.

〇 I wasn’t able to go to the store yesterday.


例:期間を表す前置詞について

誤) “I will do it in this week.”

正) “I will do it this week.”

「今週」という意味の、副詞の使い方の場合、「in this week」ではなく「this week」になります。(「this month」, 「this year」,「next week」,「last week」なども同様です。)「今週中に」という意味なら、正しくは「by the end of this week」です。

(来週パーティーをしましょう)

〇 Let’s have a party next week.

✖ Let’s have a party in next week.

(今年中にこのプロジェクトを終わらせたいと思います)

〇 I want to finish the project by the end of this year.

✖ I want to finish the project in this year.

(今月末までに、新たな計画が立てられたら良いと思っています)

〇 I hope we can make a new plan by the end of the month.

✖ I hope we can make a new plan in this month.


例:firstとat firstの使い分け

誤) “At first, let’s talk about the schedule.”

正) “First, let’s talk about the schedule.”

詳しくは、この記事を読んでみてください。

(まずは、基礎を復習しましょう)

〇 First, let’s go over the basics.

✖ At first, let’s go over the basics.

(最初は納豆が嫌いでしたが、今は私の大好物です)

〇 At first, I didn’t like nattou, but now it’s my favorite food.

✖ First, I didn’t like nattou, but now it’s my favorite food.


例:不可算名詞について

誤) “I finished several works yesterday.”

正) “I finished several tasks yesterday.” OR “I finished a lot of work yesterday.”

workは数えられない言葉です。informationなども不可算名詞です。また、workは仕事のことを指しますが、仕事の単位ならtaskの方がいいです。

(ここに来たときから、本当にたくさんの仕事をしていますね)

〇 You’ve done so much work since you arrived.

✖ You’ve done so many works since you arrived.

誤) “We have many staffs at the office.”

正) “We have many employees at the office.”

staffは数えられない言葉で、多くの場合、働いている従業員のグループ全体を表します。扱いとしては、一般的に集合名詞と考えられるのでpeopleやfamilyと同じ扱いです。一人または数人だけを示すのであれば、「staff」ではなく、「employee(s)」または「staff member(s)」が正しい表現です。詳細は、この記事を読んでみてください。staffとstuffの違いについても詳しく書いてあるので、そちらも参考にしてみてください。

(うちのオフィスは従業員が23人おり、その内、5人が管理職員です)

〇 Our office has 23 employees, including 5 administrative staff members.

✖ Our office has 23 staffs, including 5 administrative staffs.


例:Teach me Englishに関して

誤) “Can you teach me English?” (英語の質問をする前に)

正) “Can you help me with English?” or “I have a question about English.”

「Can you teach me English?」とは、「私の英語の教師になってくれますか?」という、回答者に対して、まるで大きな責任を背負わせようとしているかのように聞こえます。いきなりこのようなことを聞かれた人がとても驚くでしょう。

ちなみに、「please teach me in English」または「please teach me with English」は「英語で、教育してください」という意味なので、英単語を教えてほしいときは、「please tell me the English for ____」という風に言いましょう。

(「液体窒素」を英語で教えてください)

〇 Please tell me the English for “ekitai chisso.”

✖ Please teach me in English? “Ekitai chisso.”


例:temporaryとtemporalの使い分け

誤) “We will use a temporal office.”

正) “We will use a temporary office.”

「temporal」の主な定義は、「時間的な」または「時間の」です。「一時的な」という意味であれば、「temporary」の方が適切です。

(別のオフィスを借りていますが、一時的です。)

〇  We’re renting another office, but it’s only temporary.

✖ We’re renting another office, but it’s only temporal.

(空間フィルタリングと時間フィルタリングを組み合わせることで、アルゴリズムの精度を高めています。)

〇 We combine spatial and temporal filtering techniques to improve the algorithm’s accuracy.

✖ We combine spatial and temporary filtering techniques to improve the algorithm’s accuracy.


例:I understoodとI understandの使い分け

誤) “I understood.” (「分かりました」と言いたいとき)

正) “I understand.” / “Understood.”

詳しくは、この記事を読んでみてください。I understoodというと「分かっていた」という意味ですが「understood」だけというと過去分詞として捉えられ(つまり、this is understoodの省略)、「分かった」という意味になるから問題ありません。大変紛らわしくてごめんなさい m(_ _)m


例:likeとasの使い分け

誤) “I'll be out of the office today, as yesterday.”

正) “I'll be out of the office today, like yesterday.”

asとlikeの意味が微妙に異なります。説明は、この記事の内容や例文を参考にしてください。


例:your <動詞>+ingに関して

誤) “Thank you for your calling.”

正) “Thank you for calling.”

「Thank you for your <動詞>+ing」という表現は日本人の英語でなぜかよく見られるパターンですが、間違った表現です。文法として、「Thank you for your <名詞>」というパターンは正しいものの、ある行為を対象とするのであれば、「Thank you for <動詞>+ing」になります。動詞であれば省略された主語が「you」であることから、「your <動詞>+ing」と言うと冗長すぎるからです。

(ご清聴ありがとうございました)

〇 Thank you for your attention.

〇 Thank you for paying attention.

✖ Thank you for your paying attention.

(ご訪問くださりありがとうございました)

〇 Thank you for visiting.

✖ Thank you for your visiting.


例:場所を示す副詞について

誤) “We can eat food at there.”

正) “We can eat food there.”

副詞であるthereの前には、toやatなどの場所を表す前置詞は原則置きません。ちなみに、there以外にも、here, everywhere, abroadの場合も同様で、toとatなどとの併用は原則禁止です。homeは少し特別で、「at home」は大丈夫ですが、「to home」と「in home」という表現はありません。

(一緒にあそこへ行きましょう)

〇 Let’s go there together.

✖ Let’s go to there together.

(こちらでお召し上がり頂くことができます)

〇 You can eat here. / You can eat in here.(in hereは部屋などの中の場合のみ)

✖ You can eat at here.

(自宅で作業をしてもかまいません)

〇 You can work at home. / You can work from home.

✖ You can work in home. / You can work home.


例:動詞の後に来る前置詞に関して

以下のような間違いがよく見られます。

(ドアにたどり着きました)

〇 I reached the door.

✖ I reached to the door.

(私に連絡してください)
〇 Please contact me.

✖ Please contact to me.

(建物に入りました)
〇 We entered the building.

✖ We entered into the building.

(彼は値段について言及しました)
〇 He mentioned the price.

✖ He mentioned about the price.

(彼らは問題について議論しました)
〇 They discussed the problem.
✖ They discussed about the problem.

(上記の例文は、このページから借りたものです。)


例:joinという自動詞

誤) “You're going out for drinks? I'll join.”

正) “You're going out for drinks? I'll join you.”

joinという動詞には様々な意味があって、「あるイベントに参加する」という意味もありますが、これはあくまでjoinの他動詞の方の意味の一つです。そのため、「参加する」という意味なら目的語(イベントのこと、または相手のこと)を述べる必要があります。

(午後8時からパーティーに参加させていただきます)

〇 I'll join the party at 8PM.

✖ I'll join at 8PM.

ちなみに、自動詞のjoinには、主に2つの意味があります:「あるグループのメンバーになる」という意味と「一つになる」という意味です。

  • Two new employees joined last month.(先月、新人が2人入りました。)
  • The rivers join up ahead.(この先、川が合流します。)


例:meetとseeとrun intoの使い分け

誤) “Yesterday I met your brother while I was walking down the street.”

正)”Yesterday I ran into your brother while I was walking down the street.”

同じ「会う」でも、細かい意味によって様々な英訳があります。詳しくは、このページを読んでみてください。

(スーパーで彼に偶然会いました)

〇 I ran into him at the supermarket.

✖ I met him at the supermarket.

✖ I saw him at the supermarket.

(上記の場合、metというと「計画を立てて会った」それとも「初めて会った」という意味になります。sawというと、主に「見かけた」という意味になります。)


例:括弧と空白に関して

括弧の外の言葉との間には空白が必要で、括弧内の言葉との間には、何も空白が入りません。これは本当によく見かける問題で、英語のネイティブにとって読みにくくなるため、皆様に特にご注意していただきたい点です。

以下の表現を思い浮かべてもらうと覚えやすいでしょう:

括弧にある文章(括弧自体も含めて)を正書法的に(空白を入れるかどうかについて)一つの言葉として扱ってください。括弧の前に空白がなければ、言葉同士を隙間なく並べているのと同じ印象を与えるくらい、目立った間違いです。

〇 He is our COO (Chief Operating Officer).

✖ He is our COO(Chief Operating Officer).

〇 He went to the store (IKEA) and then went home.

✖ He went to the store(IKEA)and then went home.

〇 We cannot order many units of that product (due to the price).

✖ We cannot order many units of that product(due to the price).

〇 I worked on the problem (which I’m sure you know), but I wasn’t able to solve it.

✖ I worked on the problem(which I’m sure you know), but I wasn’t able to solve it.