真の科学者は神を信じる

  

現代人は何事でも科学で立証され、解明されなければ納得しないが、 この世の中にか科学
ではどうしても解き明かせない, 神秘なもの、形而上的なものが働いているとしか、
考えようがないものがある。

科学の頂点に上りつめたような現代なればこそ、神、神と人間との関わり合い, そして人と
人を結ぶ絆について,現代人はもう一度真剣に考えて見る必要があるようである。

道を極めた世界的な学者には、神の存在,人間が神によって生かされているという, 形而上的
といえる世界を信じ,それを生きる信条とされ、世界観としておられる学者が意外と多い。

筆者は職業柄多くの高名な学者とお会いする機会を持ったが、 日本で最初のノーベル賞を
受賞された湯川秀樹博士もその一人であった。

何度目かにお会いしたとき、当時巷で話題になっていたソ連のオパーリン博士の著作
「生命の起源」について話が及び、厚顔無恥な筆者はこの高名な博士をつかまえて、 かねて
から気がかりだったこのことについて聞いてみた。

「オパーリンの説によると,地球がまだ高熱のどろどろした熔解状態であったとき, 炭素と
炭素が結合してアミノ酸ができ、そのアミノ酸がいくつか集まり, 単細胞ができ、生命が
生まれたといいますが、その最初の過程で炭素と炭素が結びつこうとした モチーフはどこから
出てきたのですか」と、顔から
火が出るような想いで, まことに素朴な質問をしたことがある。
ところが、湯川博士はなんのためらいもなく,「それがまさしく神の力である」と、 きっぱり
断言されたものである。いまから40年程前のある日のことである。

新物質Mu(ムー)を発見され、マイナスエネルギー水(反重力水), 反重力オイル等をを発明
された牛田正郎先生は研究には厳しい学究だが, 彼もまた神を、人間は神によって生かされて
いることを信じている学者のい一人で、 湯川博士にも似た深い一面を見、筆者も密かに尊敬
しているところである。

さらに,こんどの新物質Mu等の発見・発明にしても, その背景に人間世界を越えた大きな
力が働いているような気がしてならない。
そのことを信じようが,信じまいが別として、筆者は何か天に導かれてこの大きな発明が
生まれたようで、 そこには運命的なものを感じるのである。

K,T(S新聞元論説委員)