P1~P3:一般向け
P4~P5:こどものみなさん
地震や羽田空港のニュースなど、いつもと違う状況が続き、
緊張が途切れない時間を過ごしていらっしゃるかもしれません。
ご自身の心身の状況や、まわりの方や大切にしているものなどを含めて、
みなさまのご無事を心からお祈りいたします。
今後、さまざまな情報が流れると思います。
何よりまず信頼できる情報をもとに安全を第一になさってください。
このようなとき、大人にも子どもにも、さまざまな変化が起こることがあります。
これはとても自然なことです。ゆっくりと落ち着いていくことが多いですが、
いまできる工夫もあるといわれています。
ここからは、こどもの心の専門家チームが、地震や災害の際に、とくに
「子どもとそのまわりの人」と一緒に大切にしたいことをまとめました。
ご自身にとってちょうどいいところから読んでいただき、
もし役立つ部分があれば、無理のない範囲で試してみていただけたら
嬉しいです。
子どもの方向けのメッセージは後半に書かれています。
※具体的なことが書かれた長いバージョン、
イラストなどが入った見やすい資料を現在作成中です。
<からだのこと> ◯足を動かす じっとしていると血液の流れがとどこおってしまうことがあります。 せまい場所でも、少しでも足を動かすことが大切といわれています。 ◯水分をとる 水分が足りないと血液がとどこおったり、脱水になったりすることがあります。 もしできればこまめに水分をとることをおすすめします。 ◯からだの変化があることを知っておく 子どもはとくに、不安や心配な気持ちが、からだの変化として 現れやすいといわれています。 これまでやっていたことができなくなるようにみえることもあるかもしれません。 徐々によくなっていくとされています。
<こころのこと> ◯こころの変化があることを知っておく 例えば、気持ちが落ち着かない、イライラする、集中できない、 眠れない・すごく眠くなる、疲れやすい、楽しめない、自分を責める などは、いつもと違うことが起こったり、危機だと感じたりしたときに 自然に生じる大切なこころのサインでもあります。 ◯子どもは遊びで表現することがある 子どもの場合は、言葉以外にも、ごっこ遊び(地震ごっこなど)など さまざまな方法を通してその子なりの方法で表現したり、 対処の工夫をしたりしていることがあります。 <子どもとのかかわり>
子どもを育てたりサポートしたりする人も、同じように震災の影響を 受けています。 どうかご自身のための時間や空間もぜひ作っていただけたらと思います。 |
<影響が大きい場合> ここまで書いたようなからだやこころの状態は、 誰にでも起こりうることですが、 程度が強くて日常生活への影響が大きかったり、 何ヶ月も長く続いたりすることもあるかもしれません。 例えば、 一週間以上眠れない、自分を傷つけたくなる、誰かを傷つけたくなる、 涙が止まらない、死にたい気持ちがずっと続く、なども含め、 いつでも専門家に相談することもできます。 地域の精神健康相談センターや、下記のような窓口もあります。 https://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1303886.htm 地域のまわりの人たちと比べて、相談していいか 迷うこともあるかもあるかもしれませんが、 自分のつらいな・しんどいなと感じる気持ちを ぜひ大切にしていただけたらと思います。 |
最後まで読んでくださりありがとうございます。
こちらに書かれたもの以外にも、それぞれがやっている工夫や
地域にある大切な知恵などもあると思います。
ぜひそれぞれのペースや方法を大切にしていただけたらと思います。
※もう少し詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください:
①https://www.savechildren.or.jp/lp/pfa/
②https://www.ncchd.go.jp/news/2020/6faff78c4550746f93e6425d8b4d572773f4bb77.pdf
③https://www.ncchd.go.jp/news/2020/0acf48f6afa2b9af77e971502f2091248666607b.pdf
④https://kidsinfost.net/wp-content/uploads/2020/05/aluha_workbook_2.pdf
(②〜④は、コロナのストレスを想定したものですが、役に立つヒントが含まれているかと思い載せています)
少しでも早く、皆様の大切な日常が戻るよう祈りながら、私たちも一緒にできることを考えさせていただけたらと思っております。
制作チーム:小澤いぶき 山口有紗 西崎萌 澤田なおみ 長谷川真澄 ※こちらの資料及び、現在作成中の見やすい資料は「一般社団法人あおい福祉AI研究所」の支援を受けて作成しています。 |
子どものみなさんへ
(ぜんぶで2ページあります)
みてくださってありがとうございます。
じしんなど、さいがいが起こると、
からだやこころが「いつもとちがう」と感じることがあるかもしれません。
それはだれにでもおこるしぜんなことで、
だんだんよくなることが多いと言われています。
ここには3つのことが書かれています。
◯今回のじしんについて
◯さいがいのときにおこるこころやからだのへんか
◯ちょっとためしてみるとほっとするかもしれないこと
どこから読んでも、ぜんぶ読まなくても、だいじょうぶ。
自分のペースとタイミングを大切にして、まずは自分のほっとする時間や、
すきなことを大事にしてくださいね。
どんなことが起こっているの?
じしんやしんさいがあった時、こころやからだはどうなるの?
しんさいがあったとき、からだがいつもよりかたくなったり、
こころがざわざわしたり、ねむれなくなったり、何もしたくなくなったり、
からだやこころがいつもとちがうと感じることがあるかもしれません。
それは、とてもしぜんなことで、大切なサインです。
<からだのこと>
どこかがいたくなる、からだがかたく感じる、
ごはんがおいしくないと感じる、ねむれなくなる・すごくねむたくなる、
なんとなくうごきたくない、などが起こることがあります。
<こころのこと>
なんだか落ち着かない、イライラする、集中できない、
楽しくない、自分のせいだと思う、
などの気持ちになることがあります。
ここに書いてあるのは一つのれいです。
おこるへんかは、一人ひとりちがいます。
そのようなときにどうしたらいいの?
まわりの大人にきいたりして、だいじょうぶ
おわりに
よんでくれてありがとうございます。
ここに書いていないことや、すでにくふうしていることもあるかもしれません。
ぜひ、自分が感じていることを大切にしてくださいね。
「そうだんしようかな」「どうしようかな」と、まよったときに
いろんなことを話すことができる場所はこちらです。
https://www.notalone-cas.go.jp/under18/
みなさんの大切な毎日が、少しでも早く、安心できるものになりますように。
わたしたちも、いっしょにできることを考えていきたいと思っています。
このページを作った人: おざわいぶき やまぐちありさ にしざきめぐみ さわだなおみ はせがわますみ きょうきょくしてくれただんたい:「いっぱんあおいふくしAI(エイアイ)けんきゅうじょ」 |