2006ルール改正の主なポイント |
1-45項 | オブストラクション |
新 設 | 3.野手が球を持っていても、塁上の走者を押し出したり、進塁中の走者を故意に妨害した時 |
適 用 | 1.ディレードデッドボール 2.走塁を妨害された走者および他の走者は、審判員の判断により妨害がなければ達していたと思われる塁までの安全進塁権が与えられる |
運 用 | フェアプレイの精神やプレイヤーのマナーに反する行為及びラフプレイが発生した場合は、看過・容認してはならない。 ○ 野手が球を持っていて、故意に走者を押し出し、走者を塁上からはじき飛ばし転倒させた ○ 野手が球を持っていて、故意に進塁中の走者に足を引っ掛けて妨害し、走者が転倒した ※ 上記のようなラフプレイ及び危険な行為は「即退場」とする 塁上の走者を押したが進塁に影響がなかった場合、または走者が塁から離れなかったような場合は、「注意・警告」し再び発生した場合は「退場」させる |
2-4.4項 | ダブルベース |
新 設 | 特例. 守備者がオレンジベースを使用しているときは、打者走者はフェア地域を走ることができる |
3-3.2項 | グラブとミット |
変 更 | 投手が使用するグラブは、グラブのひもを含め、多色でもよいが、球以外の色でなければならない |
適 用 | 1.当該ゲームで使用しているボールの色以外(白色ボールを使用するゲームでは白色または灰色以外、イエローボールを使用するゲームではボールの色と紛らわしい色以外)の色のグラブであること 2.黄色に近いグラブの使用可否の判断については、審判員の判断によるが、極端に走らず社会通念上許容される判断をする 3.メーカーのマーク、選手名・ユニフォームナンバー等のグラブへの刺繍等は許容範囲とする |
運 用 | 1.審判員が、投手の不正グラブの使用を投球前に発見したときは、直ちに試合を停止し、厳重注意の上是正させる 2.投球後であればディレードデッドボールをコールし、不正投球とする 3.打撃終了後に、投手が不正グラブを使用し、打者・打者走者・走者に対してプレイをした場合は、攻撃側監督に選択権が与えられる |
5-5項 | 得点差コールドゲーム |
変 更 | 5回以降7点以上の差が生じたときは、得点差コールドゲームとする |
6-1項 | 投球の準備 |
変 更 | 投球動作に入るときは、身体の前または横で球を両手で持ち、2秒以上、5秒以内身体を完全に停止しなければならない |
運 用 | このルールの趣旨は、「2秒以上完全に停止させる」ことではなく、不完全なセットで打者の目を欺くような行為を禁止することである |
7-6.13項 | 打者がアウトになる場合 |
新 設 | 打者が打者席内または打者席外で故意に送球を妨害したとき |
運 用 | 1.ボールデッド 2.打者アウト(走者は進塁できない) 3.各走者は審判員の判断により、妨害発生時に占めていた塁に戻らなければならない |
8-4.8項 | 走者に安全進塁権が与えられる場合 |
新 設 | インプレイの送球がブロックとボールまたはオーバーすローになったとき<効果>8(注1) 飛球(ラインドライブを含む)が捕球されたときは、投球時占めていた塁から2個の安全進塁権が与えられる |
11-2項 | 抗議できる場合 |
変 更 | 試合中、抗議できるのは監督だけである。プレイヤーに抗議権はない |