詩   ■■■■【夕暮北国壮大地】■■■■    

北 広次郎 詩

■■それを見てしまった 夕暮れる北の国です

 それは幻想(まぼろし)の中にもあった天空(そら)ですね

 夢だったかも知れないが 私には現実

 美しかった冬にさしかかる 晩秋の時の幻想(まぼろし)橋

 岩壁に聳え立つ古城と聖堂は いにしえを語り

 北の海から入って来たもののふの兜(かぶと)に

 モルトの酒をなみなみ注いだ大将が

 これを一気に吞み干せと声高に言った時

 私は 目をつぶってそれを喉から嚥(の)みこんだのです

 北の国は哀楽の人情と運命(さだめ)を飲み込む場所(ところ)でしょう

 でもここは素晴らしくフレンドリーな人情厚い北国の大地です

■■それを見てしまった 夕暮れる北の国です

 それは北の大地の女神たちが歌う妙なる声が

 心に沁みいるようにひたひたと 竪琴(ハープ)と

 バグパイプの調べにのって響いて来た時のことです

 女神の一人が空に舞い上がり踊り始めました

 眠りをいざなうようにゆるやかに動く様子(さま)を

 見上げている城下の広場の群衆(ひとびと)はみんなそろって

 音を出さない拍手をしながら寿(こと)ほぐ仕草(しぐさ)で

 異国人(エトランゼ)を迎えようとしています

 北の国は哀楽の人情と運命(さだめ)を飲み込む場所(ところ)でしょう

 でもここは素晴らしくフレンドリーな人情厚い北国の大地です

 

■■それを見てしまった 夕暮れる北の国です

 タータン柄のドレスコートにタータン帽子をかぶった

 母娘(おやこ)が,タータン服の男と女の幼児を連れて

 石畳の歩道を歩いて来るのに出会いました

 それがタータンドレスを身に着けた子犬二匹まで

 連れているのを見た 通りかかりの人々が,

 立ち止まって みんなが振り返って眺めてるので

 思わず私も振り返って眼で追いかけてしまいます

 これは凄い ! 眼を奪われるクールなニューファッション !

 北の国は哀楽の人情と運命(さだめ)を飲み込む場所(ところ)でしょう

 でもここは素晴らしくフレンドリーな人情厚い北国の大地です

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