日本初の女性樹木医、塚本こなみさん—花と人を育む日々

日本初の女性樹木医

  林野庁、1991年新たに樹木医の資格登録制度を発足し、塚本さん翌年1992年難関の試験を突破し、日本第一号の女性樹木医になった

[樹木医資格審査を受ける]には、まず、[樹木を診断、治療、保護、管理する]実務経験通算7年以上積まなくてはならない

第1次試験の論文を書き、さらに第2次試験として14日間にわたり講義や実習などの研修を受け、最後に筆記試験と面接がある

塚本さん、新たな資格を手にして[問題を抱えた]樹木の世話をする]ために日本中を駆け回った

 「樹木医の仕事、まず[樹が弱っている、もしくは枯れそうだ]とSOSの依頼がきてスタートします

[そこで現場に駆けつけて、この樹がなぜ弱ったのか原因を突き止めます]」と彼女は説明する

「雷に打たれたり、台風で被害を受けたり、もしくは、害虫一気についたか、何らかの[病気にやられている]こともあります」。

「まず、原因を診断し、問題を取り除き治療するのです」。塚本さん、いわゆる樹齢500年、1000年の巨樹古木の移植の依頼数多く引き受けてきた

[一般的に巨樹といわれる]もの、幹周り3メートル以上をいう

[今までに手がけた一番重い]、35トンだそうだ

[樹木医になる]巨樹古木100本以上移植して、実は一本も枯らさなかったのです[それ[樹木医の試験に合格した]理由の一つ]と思います」。

#もしくは:或者

#そこで:那麼、所以

#突き止めます:徹底查明

#いわゆる:所謂

枝葉の症状はすべて根に

 塚本さん、化学薬品を使わない

[樹木という自然の創造物、わずかな人間のサポート[自らの治癒力を引き出す]ことができる]と信じている

「 樹木医の世界では[枝葉の症状すべて根にある]と考えます[葉や枝の病の原因[根だという]ことです]彼女は言う

ですから根健康であれば、樹必ず健康に育ちます

残念ながら、根、土の中に隠れているので[問題要因を特定する]ことは必ずしも簡単ではありません

樹木それぞれ個性があり、桜、松、藤とすべて異なります

[樹木の個性を知り、根の環境を整える]こと簡単なことではないのです

ですから、樹の気持ちになり、樹私たち[どうして欲しいか考える]ことが大切なのです

塚本さん、度々、古木の移植を依頼されるが、巨樹の場合[実際に吊り上げて新たな土地に

移植する]何年も前から準備をしなくてはならない

そのような依頼の中で、最も困難を極めたの[1994年に移植を依頼された][一本600平方メートルの広さまでつる枝を広げた]樹齢130年の4本の大藤

当時直径1メートル、幹周り3.6メートルの大藤、足利市内の農園にあり[そこから20キロメートル先まで移動させなくてはならない]大仕事だった

 依頼主、何年間も[日本中の造園のプロ、大学教授ら専門家で移植をしてくれる]を探したが[大きすぎて前例がなく無理]と断られ、引き受け手がなくて困っていた

「そこ、私のところ電話がかかってきたのです。私、実際に大藤を見に行き、樹の前に立ちました。そのとき、眼を閉じて直感[『この藤は動く]と感じたのです」。

#わずかな:僅僅、只要

#必ずしも…ない:未必、不一定

歴史的な移植

 藤の移植で一番大切なのは[樹の幹を傷つけない]こと]と塚本さんは言う

「幹藤の一番デリケートなところ、ひとたび樹皮とその内側を傷つけてしまうと、そこから藤は腐っていくのです

 移植プロジェクト、まず[を掘り出し切り詰め、また地中に戻して[新たな根が育つ]のを待つ]ことから始まった

準備には、足掛け2年かかった。塚本さん[時として悪夢にさいなまれる]ほど苦労をした

どうしたら繊細な藤の幹を傷つけずに持ち上げることができるのか、ふと、塚本さん[(人間手足の骨折時に固定する)と同様に(綱が食い込む)(重心のかかる)ところ石膏で固める]ことを思いついた。

移植の日いよいよやってきた

大藤無事に新たな環境に適応し生きのび、今や、一本あたり1000平方メートル、4本で4000平方メートルの広さまでつる枝や花房を伸ばしている

#ひとたび:一旦

時として:有時(adv)

#いよいよ:終於

#生き延び:存自然のもつ癒しパワー

  塚本さん[樹木、花々などの自然、人の精神大変大きな影響を与える]と信じている

私たちの生命、心、美しい自然の中で開放され癒されていく

一方[忙しい日常と仕事の狭間、人々、コンピューターや携帯電話のゲームなど、(仮想世界に浸る)時間が増えていくと(自然と触れる)時間が少なくなってしまうのではないか]と心配している

「私みんないつも言うのです。大きな公園に行かなくてもいいのです。近くの小川や、低木林でも、小さな木でいいから、自然の中自分のお気に入りの木『マイ・ツリー』を探して欲しいのです

そして、毎日、その木に話しかけるのです。天気や、[その日にあった]ことなど。木を傾けてくれるはずですよ」。

塚本さん[自然のもつパワーは[を癒す]ことができる]信じている

を知り、樹の声を聴く。樹の気持ちになって考え寄り添うと自ずと答えは見つかるという

樹木人間同じいきもの

#一方:另一方面

#寄り添う:依偎、貼近

#自ず:自然而然