VMware Playerを使用した1つのパソコンでのリネージュの多重起動について
※リンクフリー & だれでも使用自由 & 連絡不要
※2015/05/18 時点での情報
※2015/05/18 Vmware Playerのバージョンアップに合わせて修正
※2015/09/13 VirtualBoxを利用した仮想PCの参考記事を追記
目次
1つのパソコンでのリネージュの多重起動の方法について
VMware Playerを利用した場合の利点と欠点
CPUの仮想化支援機能の有効化
VMware Player のインストール
VMware Playerの仮想PCにOSをインストールする
仮想PCのWindows Update
VMware Toolsのインストール
ウィルス対策ソフトについて
リネージュをインストール
リネージュを起動
本体のパソコンの負荷を強制的に下げる方法
3PC等の複数多重起動について
TAF設定
VMware Playerのちょっとした便利知識
仮想PCのファイルサイズの圧縮
仮想PCの高速化
VMware Toolsの手動インストール
仮想マシンのバージョンアップ(アップデート・アップグレード)
1つのパソコンでのリネージュの多重起動の方法について
大まかに分けて、2種類ある。
- ユーザを複数作り、ユーザ毎にログインして、それぞれリネージュを起動する。この方法だと露店や釣り放置ぐらいしかできない。逆に言うとそれだけの用途ならこの方法が一番推奨。
- 複数ユーザーを作る方法はググったり以下のHPを参考に。
- XPmode
- VMware Player
- VirtualBox
VMware Playerを利用した場合の利点と欠点
- 1つのパソコンでリネージュを多重起動できる
- 1つのモニターに多重起動したリネージュの画面を表示できる(モニターのサイズにもよる)
- スペックの許す限り多重起動できる(XPmodeは本体とXPmodeの2個しか起動できない)
- OSに関係なく多重起動できる(XPmodeはWindows7のProfessionalとUltimateしかできない)
- 単に露店や釣り放置で複数アカウントを同時に起動させるだけなら、複数ユーザーをパソコン上で作り、ユーザーごとにリネージュを起動させたほうが圧倒的に簡単。
- Windows7 Professional or Windows7 Ultimate の場合はXPmodeを使用したほうが楽。
- XPmodeを使用したリネージュの多重起動についてはググればわかるはず
- 仮想PCにインストールするOSが必要。ライセンスも必要。
- パソコンにある程度のスペックが必要になる。
- スペックの目安(あくまで目安、とにかく起動さえできればいいという場合はもっと低くても一応起動はできるはず)
- CPU:Core i5以上(できればCore i7)
- メモリ:4G以上(できれば8G以上)
- VMware Playerの仮想PCをSSDにおけるとなおよし(1個の仮想PCで10G~30Gぐらい必要)
- VMware Playerの仮想PC側のリネージュは基本的に動作が重くなる
- イベント変身(日ノ本変身等)は動作が重い。これはパソコンのスペックがあれば普通に動かせれる。
- ワーム・エルシャべ・ガシャ等多数PCが画面内にいると動作が非常に重くなる。パソコンのスペックが十分にあっても多分まともに動かない。
- 入力装置(マウス&キーボード)が一つなので、完全に同時操作はできない。
- VMware Playerの仮想PC側で攻撃しっぱなしやホイールクリックしっぱなしなどはできるので、一応2PCまがいのことはできる。
- もともとリネージュ自体がパソコンにある程度負荷をかけるが、VMware Playerでの多重起動を行うとパソコンに非常に負荷がかかる。
- 釣り放置などが目的でWindows7以降ならCPU速度などを強制的に落として、パソコンの負荷を下げる方法もある。
- 1から全部用意しようとするとかなり時間かかる。8h~12hぐらい?
- 仮想PCにWindowsXPを使用する場合はリネージュをする以外には使用しないこと。
- OSのサポート切れてるので何が起きても自己責任になる。
- Webは一切見ないぐらいが無難。
- なにか必要なソフトがある場合はダウンロード位ならいいけど、できれば元のパソコンでダウンロードしてきてファイルをコピーしたほうが無難。
CPUの仮想化支援機能の有効化
まず「VirtualChecker」でCPUの仮想化支援機能のON/OFF状況を確認
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/virtualcheck/
ダウンロードして解凍してEXEをダブルクリックするだけ。画面の見方は解凍したファイルの中の「ReadMe-ja.html」を見て。
有効になってれば問題なし。
無効の場合は以下のサイトを参考にしてONにする。BIOS画面で設定する必要があるのでわからない人は諦めたほうが無難かも・・・。
(CPUがIntelの場合のみ、AMDの場合は「AMD 仮想化支援機能」でググって頑張って。上手く行かない&メーカー製パソコンの場合はそのメーカーのサポートのサイトを探すか電話して聞けばわかる。)
http://www.intel.com/jp/support/processors/sb/cs-030729.htm
非対応(CPUが仮想化支援機能に対応してない)の場合はこの項目はスルーして次へ行くこと。ただし非対応の場合は非常に動作が重くなるのでまともにプレイできないことは知っておくこと。
VMware Player のインストール
以下のサイトからOSにあったVMware Player(普通の人はVMware Player for Windows)をダウンロードする
Ver7は64bit版しかないので、32bit版が必要なときはVer6をダウンロードすること
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/7_0
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/6_0
インストール方法については直接はここでは記述しない。基本的にインストーラーを起動して全部OKで問題ない。心配ならググったり、以下のサイト等を参考にインストールすること。
http://www.infraeye.com/study/linux1.html
http://success.tracpath.com/blog/2013/09/26/vmware-player%E3%81%AE%E5%B0%8E%E5%85%A5%E3%81%8B%E3%82%89os%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%ABsysprep%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA/
VMware Playerの仮想PCにOSをインストールする
OSメディアなどを使用して1から仮想PCを作成するのは以下のサイト等を参照
http://success.tracpath.com/blog/2013/09/26/vmware-player%E3%81%AE%E5%B0%8E%E5%85%A5%E3%81%8B%E3%82%89os%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%ABsysprep%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA/
XPモードのライセンスを使用してVMwarePlayerにXPをインストールする場合は、別途ソフトと手順が必要。
以下のサイトを参考にして作業を行う。
http://freesoft.tvbok.com/windows7/xpmode/vmware_xpmode.html
VMware vCenter Converter Standalone のダウンロードは以下のサイトを参考。
http://pc-solution.seesaa.net/article/284991109.html
既存のXPモードが存在する場合は以下のサイトを参考にして作業を行う。
http://www.nda.co.jp/memo/vpc2vmware/
WindowsXPの場合は仮想PCの最低CPUは1、メモリは256Mでも動くことは動く。
使用してるパソコンのスペックに余裕あれば、CPUは2、メモリ1Gぐらいがいい。
こればっかりは使用してるパソコンのスペックと仮想PCのOSと仮想PC上で何を動かすか次第。
OSのインストールそのものは実機と何も変わらない。わからない場合はググったり以下のサイト等を参照。
http://news.mynavi.jp/articles/2013/09/25/vmware6/
仮想PCのWindows Update
仮想PCを完全にWindows Updateする。インストールするものがなくなるまでひたすら繰り返す。
これが一番時間かかる。サービスパックのあるWindows(XPならSP3)の場合は事前にサービスパックをダウンロードして置いて、最初にサービスパックをインストールするとある程度の時間は短縮できる。
- Windows Updateする
- インストールする必要のあるものがあればインストール
- インストールする必要が一切なくなれば終了
- インストール終了後再起動
- 1に戻る
VMware Toolsのインストール
VMware Toolsはグラフィック機能の強化やマウス操作など便利になる。
仮想PCのメニューバー→Player→管理→VMware Tools のインストールを選択。
もし「VMware Tools の再インストール」という選択肢になってる場合は既にインストール済みなので次へ。
詳しくは以下のサイト等を参照。
http://jpn-security.com/blog-entry-245.html
ウィルス対策ソフトについて
念のためウィルス対策ソフトをインストールしたいならインストール。もしフリーのものがいいなら「avast! Free Antivirus」をインストール。
2014/09/14時点ではフリーかつリネージュが動作するという要件を満たす選択肢が他にない模様。
フリーのウィルス対策ソフトで有名なのにAVGもあるけど、XPにAVGをインストールするとどういう理由かさっぱりわからんがリネージュが動かない。
リネージュをインストール
そのまんま
1からインストールすると、インストールとアップデートにえらい時間かかる。
ホストOSからLineageフォルダをコピーするほうが早いかも。
Windows7の64bitOSの場合のLineageフォルダの場所は以下。
C:\Program Files (x86)\NCSoft\Lineage
リネージュを起動
そのまんま
本体のパソコンの負荷を強制的に下げる方法
Windows7なら電源オプションで設定するという方法がある。
何個か作成しておいて、放置時、2PC狩り時、3PC以上の本気モード等、本体のスペックに応じて変更するという方法を取ることもできる。
詳しくはググったり以下のサイトを参照。
http://bto-pc.jp/btopc-com/select/win7-processor-pw-set.html
http://asciipc.jp/blog/windows7/windows748/
3PC等の複数多重起動について
VMware Playerを使用した仮想PCには一つの利点がある。ファイルをコピーするだけで仮想PCを何個でも作れること。
リネージュのインストールまで済ませた仮想PCをコピー&ペーストして、起動すれば1つのパソコン上で3PCや4PCなどスペックが許す限り多重起動ができる。
仮想PCのコピーで重要な点が一つある。コンピュータ名の変更が必要なこと。これをしないと仮想PCを同時に複数起動させた時にネットに繋がらない等の障害がでるの要注意。
やり方
- コピー元の仮想PCをシャットダウンする。スリープや休止ではなくシャットダウンすること。
- 仮想PCのファイル(*.vmdkと*.vmxの2ファイルのみでいい)をコピー&ペーストする。
- コピー先の仮想PCを起動して、起動中に「VMware Playerによって移動または、コピーされたことが検出されます」のダイアログが出たら「コピーしました」をクリック。
- 起動できたら、コンピュータ名の変更を行う。
- XPの場合はマイコンピューターを選択→右クリック→プロパティ→コンピュータ名→変更→コンピュータ名に好きな名前を入力(コピー元の仮想PCのコンピュータ名とは必ず違う名前にすること)
- 再起動
これで準備出来たので、あとは仮想PCを何個でも好きにコピペ&起動させてリネージュを動かせばいい。
TAF設定
ググるか以下のHPとか参照
http://haijin-began.blog.jp/archives/53978153.html
VMware Playerのちょっとした便利知識
仮想PCのファイルサイズの圧縮
仮想PCのファイルは最初はOSインストールした状態のファイルサイズだが、仮想PCのHDDを使用していくうちにファイルサイズが大きくなっていく。
仮想PCのファイルは一度ファイルサイズが大きくなると、仮想PC内の使用HDD容量を減らしてもファイルサイズが小さくならない。
ファイルサイズを小さくするには別途操作が必要になる。
- VMware PlayerがVer7の場合
- 仮想PCをシャットダウンする
- 仮想マシン設定の編集
- ハードディスクを選択
- 「ディスクを圧縮して未使用の領域を再利用します」の圧縮ボタンをクリック。
- VMware PlayerがVer6の場合
- 仮想PCを起動。
- コマンドプロンプトを起動。
- 以下の2コマンドを実行(1行ずつコピペしてEnterキー押下)する。(下記はCドライブに対して行う場合だが、普通はCドライブだけしか作らないはず)
- cd C:\Program Files\VMware\VMware Tools
- VMwareToolboxCmd.exe disk shrink C:\
- 参考HP
- http://freesoft.tvbok.com/freesoft/virtual/vmware_player_disk.html
仮想PCの高速化
注意点
この設定は、大量のメモリを積んだホストPCでなければホストPC側にも影響が出る。
ホストOS、ゲストOSでどういう作業を行うかにもよるが、ホストOSには最低でも4GB程度、できれば8G以上のメモリがあるぐらいが目安。
下記のパラメータ設定は、ホストPCのメモリを大量に消費する。(仮想 PC のメモリ設定以上は消費しないので知識がある人はうまく設定すればどうとでもなる)
- 仮想PCをシャットダウンさせる
- 仮想PCを作成したフォルダ内の「*.vmx」ファイルをメモ帳などで開く
- *.vmxファイルの末尾に下記のパラメータを付け加える。
- MemTrimRate = "0"
- mainMem.useNamedFile= "FALSE"
- sched.mem.pshare.enable = "FALSE"
- prefvmx.useRecommendedLockedMemSize = "TRUE"
- MemAllowAutoScaleDown = "FALSE"
参考HP
http://freesoft.tvbok.com/freesoft/virtual/vmware_tuning.html
VMware Toolsの手動インストール
VMware Toolsのインストールが上手くいかない時などに手動でインストールする方法。
- 以下のページから使用しているPlayerのバージョンやゲストOSの種類を選択していって「tools-windows-x.x.x.exe.tar」みたいなファイルをダウンロードする。
http://softwareupdate.vmware.com/cds/vmw-desktop/player/
ディレクトリ構成は以下。
http://softwareupdate.vmware.com/cds/vmw-desktop/player/(バージョン番号)/(ビルド番号)/(ホストOS名)/packages/
- 書庫ファイル(tools-windows-x.x.x.exe.tar)を 7-zip などを使って展開し、実行ファイル(tools-windows-x.x.x.exe)を抽出する。
7-zip のサイト:圧縮・解凍ソフト 7-Zip
- コマンドプロンプトを開き、実行ファイルに /e オプションと出力先フォルダ名を付けて実行し、インストーラーパッケージファイル(tools-windows.msiを抽出する。
実行するコマンドの例
tools-windows-x.x.x.exe /e Temp
- 7-zip などを使ってインストーラーパッケージファイル(tools-windows.msi)の中からディスクイメージファイル(windows.iso)を抽出する。どうも7-zipぐらいしかmsiファイルからisoファイルを取り出せない。
- VMware Toolsをインストールしたい仮想PCの「仮想マシンの設定」を開き、取り出したisoファイルをCDとしてマウントして実行すればいい。
仮想マシンのバージョンアップ(アップデート・アップグレード)
古いVMwarePlayerで仮想マシンを作成して、VMwarePlayerをバージョンアップすると性能が落ちることがある。
これはVMwarePlayerのバージョンと仮想マシンのバージョンが一致してないことによって起きる現象。
仮想マシンのバージョンアップは2種類の方法がある。
- バージョンアップしたVMwarePlayerで最初から仮想マシンを作成し直す。
- OSメディア等が存在する場合は、この方法でも問題ない。ただ1から作成してインストールすると時間はかかる。
- 仮想マシンをバージョンアップさせる。
- 別途VMware vCenter Converter Standaloneが必要になる。
- VMware vCenter Converter Standaloneをインストールして、仮想マシンをバージョンアップさせる。
- VMware vCenter Converter Standalone のダウンロード
- http://pc-solution.seesaa.net/article/284991109.html
- 仮想マシンのバージョンアップ方法
- VMware vCenter Converter Standalone を起動
- 「Convert machine」を選択

- 「Select source type」で「Vmware Workstation or other VMware virtual machine」を選択
- 「Virtual machine file」にバージョンアップさせる仮想マシンのvmxを入力(Browseボタンでファイル選択も可能)
- Nextをクリック

- 「Select destination type」は「「Vmware Workstation or other VMware virtual machine」を選択
- 「Select VMware product」はインストールしてあるVMware Playerのバージョンに合わせる。
- 「Name」は自由に。
- 「Select a location for the virtual machine」はバージョンアップした仮想マシンの格納フォルダなので、自由に設定。
- Nextをクリック

- 「Advanced options」を選択して、「Instrall VMware Tools on the destination virtual machine」にチェックを入れる。
- Nextをクリック

- 最後は変更する箇所がないので、問題なければFinishをクリック。
- これでバージョンアップ完了。